経営の健全性・効率性について
●経常収支比率100%を超えており、事業開始以降、黒字を確保しています。今後50年間の施設更新には多額な費用が見込まれるため、将来世代に過度な負担を強いることがないよう、今後も施設整備に必要な資金(内部留保金)を確保していきます。●累積欠損金比率累積欠損は発生していません。●流動比率100%を超えており、短期的な債務に対する支払能力は問題ありません。●企業債残高対給水収益比率年々給水収益が増加しており、企業債の償還も進んでいるため、平均値と比較して5割弱となっています。●料金回収率100%を超えており、給水に係る費用が給水収益で賄えています。●給水原価平均値と比較して低い状況となっています。引き続き、維持管理費の削減等に努めていきます。●施設利用率契約水量、実給水量ともに増加ししたため、施設利用率もわずかに増加しました。平均値と比較するとまだ低い状況となっています。●契約率年々上がっていますが、平均値と比較するとまだ低い状況となっています。
老朽化の状況について
平成10年の供給開始から24年目であることから、管路は老朽化していません。
全体総括
可茂工業用水道事業は、供給開始から24年目であることから、当面は施設の老朽化に伴う大規模更新の予定がありません。また年々契約水量も増加しており、黒字経営を維持していることから、引き続き安定的な経営ができる見通しとなっています。今後も安定的な事業継続を図るため「岐阜県可茂工業用水道事業経営戦略(令和2年3月公表)」をもとに、以下の取組みを推進しています。・契約水量の拡大・経営基盤の強化(施設整備に必要な資金確保)・水需要に応じた施設の段階的整備