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平成22年度以降、類似団体内平均値と同水準で推移している。今後とも税の徴収強化等による財源の確保に努めるとともに、定員管理等適正化の取組を通して、財政基盤の強化に努める。
平成23年度以降、類似団体内平均値を下回っている。歳入面においては、普通交付税等は減少したものの、市税や地方消費税交付金が増加したため、前年度に比べ増加している。歳出面では、人件費と扶助費は増加しているが、その他の経費が減少したため、平成26年度の指数は改善した。今後も、定員適正化の取組による職員数の削減や、事務事業の見直しに取り組むとともに、健全財政計画に基づき、事業を選択しながら市債発行の抑制を図る。
市町村合併により消防業務を組合消防から直轄したことや、ごみ処理業務や観光施設の運営等により、人件費が増加しているため、類似団体内平均値を上回っており、さらに昨年度より増加している。定員適正化の取組による職員数の削減や事務事業の見直しなどにより、コストの低減を図っていく。
本市では、平成18年4月に国、県に準じて給与構造改革を実施し、職務・職責に応じた給料表構造へ変更するとともに、高齢者層の昇給抑制制度も導入したことから、平均給料額は確実に下がっており、ラスパイレス指数は、類似団体内でもほぼ平均的なものとなっている。
本市は、平成8年度から現在まで継続して定員適正化計画を策定し運用しており、平成18年2月1日の市町村合併以降は、当時2,694人であった職員数を平成27年4月1日現在2,332人の-12.7%まで適正化した。平成22年4月1日から平成27年4月1日を計画期間とし、-4.1%の適正化を目標とした「第3次福井市定員適正化計画」においても、組織や事務の効率化を図りながら、目標を超えるスピードで職員数の適正化に取り組んでいる。
実質公債費比率は、近年の土地区画整理事業や福井駅西口中央地区市街地再開発事業等の大規模事業の財源としての市債発行に伴う元利償還金の増や、交付税措置のない起債に係る元利償還金の増により、悪化が進んでいる。今後は、健全財政計画のもと、健全で持続可能な財政構造の構築に取り組んでおり、市税など一般財源の確保に努めるとともに、建設事業の取捨選択により計画的な市債の発行に取り組み、実質公債費比率の上昇率を抑制する。
地方債現在高が大きく増加したことから、臨時財政対策債等に係る基準財政需要額算入見込額も増加しているものの、将来負担比率は増となった。今後、新規の市債発行額や、退職者の勤続年数構成等によって将来負担比率は上下すると考えられるが、基金残高や都市計画税等の充当可能財源に大きな変動がない限り、将来負担比率も変動幅は大きくないと考えられる。健全財政計画等の着実な推進により、将来負担となる各種債務の圧縮に努め、同比率の上昇を抑制する。
前年と同様、充当財源の減少により、類似団体内平均値を上回った。市町村合併により消防業務を組合消防から直轄としたことや、ゴミ処理業務等により人件費割合が高い傾向にあるため、定員適正化計画に基づき退職者の30%を不補充とするなど、職員数の抑制を行っている。今後も更なる職員数の適正化に取り組むとともに、事業量に見合った適正な人員配置に努めることで人件費の抑制に努める。
民間委託や指定管理者制度の推進により、平成21年度以降、類似団体内平均値を下回っている。今後は、従来にも増して行政サービス全般において見直しを行い、行政運営の効率化を図ることで更なる削減に努める。
類似団体内平均値を下回っているものの、毎年、その負担については上昇傾向となっている。子どもや高齢者、障害者に対する福祉施策の充実などに伴い、扶助費を抑制することは困難な状況であるが、資格審査の適正化や細かな生活指導等を行い、適正な支出により、上昇に歯止めをかけるよう努める。
その他に係る経費は、大部分が繰出金で構成されており、類似団体を下回る状況で推移している。しかし、国民健康保険や介護保険、後期高齢者医療等、他の特別会計への繰出金について増額傾向である。予防関係事業の充実や、料金の適正化などの検討を通して普通会計の負担減に努める。
事業の終了等により、類似団体内平均値を下回ったが、下水道事業会計に対する補助金が依然として経常的補助費等の半分近くを占めており、経常収支悪化の要因となっている。下水道事業の公債費負担を抑制するため経営健全化計画を策定し、公的資金の繰上償還を行ったきたところであり、今後もコスト縮減や料金適正化を図っていく。
平成20年度以降、類似団体内平均値を上回る数値となっている。これは、近年、土地区画整理事業や福井駅西口中央地区市街地再開発事業等、各種大型事業の財源となる市債発行が増加したこと等によるもので、今後も増加傾向が見込まれる。市債は社会基盤の整備をはじめとした多様な市民ニーズに応える事業を展開するうえで必要不可欠な財源であるものの、一方で後年度の償還額の増大により財政を圧迫するため、事業の取捨選択を行い後年度の財政負担が過重にならないよう抑制を図る。
平成20年度までは、類似団体と同水準で推移していたが、平成21年度からは類似団体を下回っている。公債費の伸びを吸収するため人件費等その他の経費を圧縮した結果、公債費以外について類似団体の水準を下回ったためである。
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