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昭和39年度から不交付団体であり、類似団体と比較すると0.27ポイントの差で高い指数となっているが、平成22年度以降、基準財政収入額の主である市税が減少していることと、基準財政需要額の社会保障関係経費が増加していることから、連続して低下している。
近年の比率の変動は、法人市民税の変動や臨時財政対策債の減など歳入の減少によることが大きな要因であり、類似団体のなかでも高い比率となっているが、歳出面での経常経費の減少と経常的一般財源の増加に努めたことにより、低下傾向に転じている。
類似団体の平均に比べて15,893円高くなっているのは、主に物件費が要因で、公共施設の数が他の類似団体と比較して多いことから、施設等の管理委託料が多いことや、給食費の公会計化の実施によるものである。人件費については、独自削減や、職員数の削減により減少している。
類似団体の平均を0.38人上回っているが、第5次厚木市行政改革大綱の実施計画に基づき、平成24年度から平成26年度までの3年間で80人の職員削減を達成すべく、取組を行っているところである。今後も、適正な定員管理に努める。
平成25年度は、充当可能財源等は減少しているが、市債発行の抑制や市債の計画的な償還により地方債現在高等の将来負担額が大幅に減少し、さらに標準財政規模も増加したため、結果として、2.8ポイント減少した。
本年度は、地域手当の再改定(12%→10%)、管理職手当削減、職員数の減等により、人件費全体の増減率は、-3.4%となったが、人件費に係る経常収支比率は類似団体平均と比べて4.3%ポイント上回っている。
類似団体と比較して物件費にかかる経常収支比率が4.6ポイント高い要因として、公民館、児童館、老人憩いの家など管理すべき公共施設の数により、施設等管理運営委託をはじめてとする委託料が多いことなどが挙げられる。
繰出金については、、病院事業会計及び公共下水道事業会計への繰出金は減少しているが、国民健康保険事業会計や介護保険事業会計などに対する繰出金が年々増加しており、対前年度比で1.0ポイント増加している。類似団体との比較では、3.2ポイント平均を下回っている。
公債費に係る経常収支比率は、前年度比で0.8ポイント増加しているが、元金償還を超えないよう市債の借入抑制に努めた結果、類似団体平均では1.7ポイント下回っている。
公債費以外では、前述したもののほか、扶助費及び物件費については、市が政策的に実施している経常的な事業を数多く実施しており、これらの増加も比率に大きな影響を与えている。
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