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近年の比率の変動は、法人市民税の変動や臨時財政対策債の減のため、類似団体のなかでも高い比率となっており、上昇傾向にあったが、平成24年度は、行財政改革の成果もあり、1ポイント減少した。
類似団体の平均に比べて16,308円高くなっているのは、主に物件費が要因で、施設等管理運営委託をはじめとする委託料や管理すべき公共施設の数が他の類似団体に比べ多いことが原因となっている。人件費については、減少している。
類似団体の平均を0.47人上回っているが、第5次厚木市行政改革大綱の実施計画に基づき、平成24年度から平成26年度までの3年間で80人の職員削減を達成すべく、取組を行っているところである。今後も、適正な定員管理に努める。
実質公債費比率は類似団体を5.2ポイント下回り、適正な数値で減少傾向で推移している。公営企業の準元利償還金にあたる繰出金も公共下水道事業、病院事業において減少傾向にあり、順調な推移を見せている。
平成24年度は、標準財政規模が減少しているが、地方債現在高等の将来負担額が減少し、都市計画税等の充当可能財源が増加したため、結果として、4.9ポイント減少した。
本年度は、地域手当の改定(15%→13%)、病院事業会計の地方公営企業法の全部適用等による退職手当の減、非常勤職員の減等により、人件費全体の増減率は、-5.6%となったが、人件費に係る経常収支比率は類似団体平均と比べて4.2%ポイント上回っている。
類似団体と比較して物件費にかかる経常収支比率が5.4ポイント高い要因として、児童館や老人憩いの家など管理すべき公共施設の数や、施設等管理運営委託をはじめてとする委託料が多いことなどが挙げられる。
扶助費に係る経常収支比率が0.6ポイント上昇している要因として、平成24年度は主に子ども手当の減などで児童福祉費が減少しているが、社会福祉費や生活保護費が増加していることなどが挙げられる。
繰出金について、公共下水道事業会計や病院事業会計の公営企業会計に対する繰出金は減少しているが、後期高齢者医療事業や介護保険事業への繰出金が増加しているため、昨年度と比較して0.4ポイントの増となっている。類似団体との比較では、3.4ポイント平均を下回っている。
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