東総広域水道企業団:簡易水道事業(法適用)

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経営比較分析表(2014年度)

経営の健全性・効率性について

(1)健全性当企業団においては、経営の健全性を示す各指標については概ね良好な状態で推移していると思われるが、今後は、事業収益の大半を占める給水収益が人口の減少等により減収傾向にある中、老朽化施設等の更新事業への多額の資金需要が見込まれており、企業債残高及び減価償却費の増加による各指標の悪化は免れない状況にあると思われる。(2)効率性当企業団においては、施設利用率が全国及び類似団体平均を下回る状況で推移している。これは、社会情勢等の変化により水需要が伸びず、計画水量を下回る状況が続いているためであり、今後も水需要の伸びは期待できない状況である。

老朽化の状況について

(1)管路当企業団においては、基幹管路については、現状法定耐用年数を超えた管路は保有していない。しかしながら、耐震性の観点から更新を必要とする部分があり、多額の資本投下は避けられない状況である。(2)その他施設当企業団が保有する浄水場の主要構造物については、近年耐震化を図り、また、耐用年数からも更新の必要はないが、附属する各設備(機械設備等)については、法定耐用年数を経過し、老朽化が著しい施設については随時更新を予定しており、こちらも多額の資本投下は避けられない状況である。

全体総括

上で述べたように、今後は、事業収益の伸びが期待できない中、老朽化施設等の更新事業に多額の資本投下が見込まれ、各指標は悪化傾向で推移していくと思われる。こういった状況を踏まえ、今後の事業運営においては、中長期的な財政計画等を作成し、随時見直しを図っていくことで合理的・効率的な経営に努めていく必要があると考える。

類似団体【B】

桂沢水道企業団 石狩東部広域水道企業団 北空知広域水道企業団 十勝中部広域水道企業団 石狩西部広域水道企業団 津軽広域水道企業団 奥州金ヶ崎行政事務組合 宮城県 山形県 白河地方広域市町村圏整備組合 会津若松地方広域市町村圏整備組合 福島地方水道用水供給企業団 茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 九十九里地域水道企業団 北千葉広域水道企業団 東総広域水道企業団 君津広域水道企業団 印旛郡市広域市町村圏事務組合(事業会計分) 南房総広域水道企業団 神奈川県内広域水道企業団 上越市 新潟東港地域水道用水供給企業団 三条地域水道用水供給企業団 富山県 砺波広域圏事務組合 石川県 福井県 峡北地域広域水道企業団 峡東地域広域水道企業団 長野県 浅麓水道企業団 長野県上伊那広域水道用水企業団 岐阜県 静岡県 静岡県大井川広域水道企業団 愛知県 三重県 滋賀県 京都府 泉北水道企業団 大阪広域水道企業団 兵庫県 阪神水道企業団 奈良県 島根県 備南水道企業団 岡山県南部水道企業団 岡山県西南水道企業団 岡山県広域水道企業団 広島県 柳井地域広域水道企業団 香川県 小豆地区広域行政事務組合(事業会計分) 南予水道企業団 津島水道企業団 北九州市 山神水道企業団 福岡県南広域水道企業団 福岡地区水道企業団 京築地区水道企業団 佐賀東部水道企業団 佐賀西部広域水道企業団 上天草・宇城水道企業団 沖縄県