我孫子市：簡易水道事業（法適用）

経営の健全性・効率性について

・経常利益は黒字で、経常収支率も100％を超えているが、給水収益が下がっている影響もあり営業収支に限ると赤字である。・企業債残高対給水収益比率が低いが、必要な更新を先送りにしているため企業債残高が少額となっているに過ぎない。（平成25年9月特定被災地方公共団体に係る補償金免除繰上償還を実施）・有収率は高水準を維持しているが、施設利用率が低いため施設効率を改善する必要がある。

老朽化の状況について

有形固定資産減価償却率も管路経年化率も高い水準となっているため、施設や管路の更新等の必要性が高くなっている。

全体総括

施設や管路等の老朽化が進んでいる一方で、給水収益は毎年下がっているため、施設の更新投資の財源を十分に賄えていない。将来の事業継続に向けて、水道サービスの持続性を確保していくためには、経営基盤をさらに強化する必要がある。経営基盤を強化するために、平成27年度より包括業務委託等による外部委託の拡大によって業務の効率化に伴う運営コストの削減を図っている。また、平成30年度に「我孫子市水道事業中期計画」（長期財政収支計画含む）の更新および「経営戦略」の策定を検討予定である。