那須塩原市:簡易水道事業(法適用)

地方公共団体

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経営比較分析表(2016年度)

経営の健全性・効率性について

⑴健全性について経常収支比率は、類似団体平均を下回っているが、100%以上を保っています。また、料金回収率についても100%以上を保っており、これらのことから、経営状況はおおむね健全であるといえます。流動比率は197%を計上しているため短期的な債務に対する支払能力は確保しているといえます。しかし、平成26年度から類似団体平均を大きく下回っていることから、今後は現金及び預金等の確保を図るべく、費用の見直しをする必要があります。⑵効率性について施設利用率は類似団体に比べ高い割合を保つことができていますが、64%の利用となっています。季節によって配水量に差があるため、一概には低いとはいえませんが、今後の人口減少を考慮すると、適切な施設規模での運営となるよう統廃合を実施していく必要があります。有収率はやや改善がみられましたが、未だ低い数値となっており、給水収益につながっていない水量が多量となっています。老朽管の更新だけでなく、毎年度の漏水調査の実施による漏水箇所の対応を行い、有収率の改善を図っていく必要があります。

老朽化の状況について

有形固定資産減価償却率は類似団体平均を下回っていますが、数値は横ばいであることから、今後も施設の更新や管路の更新を継続する必要があります。しかし、更新には多額の投資が必要であるため、人口減少による収益の減少を勘案し、施設の統廃合や費用対効果を考慮して更新していく必要があります。

全体総括

本市の水道事業は、現在は経営の健全性を確保できています。しかし、今後の人口減少による収益の減少を考慮すると、健全かつ効率的な運営を行うために、収益の確保だけでなく、費用の削減、漏水対策の実施による有収率の改善及び施設の統廃合による施設利用率の向上が必要です。また、更新需要も将来的に見込まれていることから、財政収支との整合性を図りながら計画的に投資を行っていく必要があります。

類似団体【A3】

小樽市 北見市 江別市 奥州市 大崎市 鶴岡市 酒田市 会津若松市 土浦市 古河市 足利市 栃木市 佐野市 那須塩原市 桐生市 加須市 鴻巣市 深谷市 戸田市 入間市 朝霞市 富士見市 三郷市 ふじみ野市 桶川北本水道企業団 秩父広域市町村圏組合 木更津市 習志野市 我孫子市 長生郡市広域市町村圏組合(事業会計分) 武蔵野市 昭島市 座間市 高岡市 小松市 上田市 飯田市 佐久水道企業団 多治見市 各務原市 可児市 三島市 富士宮市 焼津市 掛川市 藤枝市 瀬戸市 半田市 刈谷市 稲沢市 東海市 伊勢市 桑名市 彦根市 草津市 長浜水道企業団 池田市 守口市 泉佐野市 富田林市 河内長野市 松原市 大東市 箕面市 羽曳野市 門真市 三田市 淡路広域水道企業団 橿原市 生駒市 出雲市 尾道市 廿日市市 防府市 岩国市 周南市 丸亀市 新居浜市 大牟田市 飯塚市 宗像地区事務組合 唐津市 佐賀東部水道企業団 諫早市 別府市 延岡市 霧島市 浦添市 沖縄市 うるま市