経営の健全性・効率性について
当企業団では、財政計画により、安定供給・経費節減を念頭に収支を均衡させることとしており、黒字となる年度については、暫定供給時からの累積欠損金に補填して、欠損金の削減に取り組んできました。施設が新しく、減価償却費が多いため、給水原価が高くなっておりますが、効率的な業務を行い、費用の削減に努めております。企業債については、繰上償還・借換等で債務の削減に取り組んできましたが、供給開始から年数が経過していないため、債務残高が高い水準となっています。
老朽化の状況について
当企業団の管路については比較的新しく、耐用年数を超過している管路がないため、老朽化についての指標の表示はありません。施設については、電気・機械設備等の更新を迎えますことから、施設更新計画に基づき施設の延命化を図りながら更新を行う予定です。
全体総括
当企業団は本格供給開始から10年が経過したところですが、来るべき施設の更新等に備え、事業運営計画、施設更新計画・財政計画により、施設等の延命化を図りながら、効率的な運営を行ってまいります。