経営の健全性・効率性について
当企業団では、財政計画により、安定供給・経費節減を念頭に収支を均衡させることとしており、暫定供給時からの累積欠損金削減に取り組んできました。施設が比較的新しく、減価償却費が多いため、給水原価が高くなっておりますが、効率的な業務を行い、費用の削減に努めております。また、効率的な運営により、高い施設利用率、有収率となっています。なお、企業債については、繰上償還・借換を行い、債務の削減を行ってまいりましたが、供給開始から年数が経過していないため、債務残高が高い水準となっています。※流動比率のH26年度の減については、会計制度改正にともない、借入資本金の取り扱いが資本から負債になったことによります。
老朽化の状況について
当企業団の管路については、比較的新しく、耐用年数を超過した管路がないため、老朽化についての指標表示はありません。施設については、電気・機械設備の延命化を図りながら更新を行う予定です。※減価償却のH26年度の増については、会計制度の変更に伴い、みなし償却が廃止となり、相当分が加算されたものです。
全体総括
当企業団は、本格供給開始から10年が経過しようととしておりますが、来るべき施設の更新等に備え、事業運営計画・施設更新計画・財政計画を策定し、施設の延命化を図りながら効率的な運営を行ってまいります。