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地方財政ダッシュボード

静岡県熱海市の財政状況(2020年度)

静岡県熱海市の財政状況について、2020年度の主要指標と分析コメントをまとめて確認できるページです。

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収録データの年度

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概観

人口の推移
歳入・歳出・差引の推移

普通会計の構造(2020年度)

目的別歳出
歳入の内訳
性質別歳出

財政比較分析表(2020年度)

財政力指数の分析欄

R2年度の財政力指数は0.92であり類似団体平均値と比較し0.5ポイント上回っている。R2年度の普通交付税算定において基準財政収入額は、固定資産税、地方消費税交付金が増加したが、市町村民税所得割、法人割が減少している。基準財政需要額は、社会福祉費や65歳以上の介護サービス受給者の増加により高齢者保健福祉費等が増加している。人口減少や高齢化(R3.4.1現在48.3%)の問題を抱えており、大幅な市税収入の増加が期待できないため、収納率の向上のために、コンビニ収納や口座振替の加入勧奨、電子マネーによる支払いを検討する。

経常収支比率の分析欄

R2年度の経常収支比率は89.9%で類似団体内平均値を3.4ポイント下回った。歳出の経常経費一般財源充当額の増加は、物件費が小児医療救急経費の増加、1市2町し尿等共同処理施設の供用開始による処理経費の増加等により前年度と比較し8.7%増加、繰出金が低所得者への介護保険料軽減繰出等により前年度と比較し3.8%増加したものである。経常経費一般財源充当額の減少は、公債費が前年度と比較し1.6%減少している。今後とも、市税等の自主財源の確保及び事務事業の見直しを行い経常経費の削減に努める。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

人口1人当たり人件費・物件費等決算額は、全国平均、静岡県平均、類似団体内平均値を上回っている。人件費は、会計年度任用職員制度が開始したこともあり前年度と比較し増加しているが、消防業務、廃棄物処理施設を単独で運営していることが主な要因である。今後もアウトソーシングの活用、再任用制度の活用を図り、職員数の適正管理を行いながら人件費の抑制に努める。物件費は、小児救急医療業務等の委託料が増加しているが、昨年度行った庁内パソコン購入経費の減少により若干の減少となった。今後も、経費削減のため適正な予算執行に努める。

ラスパイレス指数の分析欄

前年度と比較して0.8ポイント減少したが、引き続き高水準で推移している。これは管理、監督者の若年化、本市職員の経験年数別の在職階層の変動が顕著であり、類似団体内平均、全国平均等を依然として大きく上回っている。今後とも職員配置や給与水準の適正化に努める。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

人口減少の影響により人口千人当たりの職員数は、前年度と比較して0.13ポイント増加し、全国平均、静岡県平均、類似団体平均値を上回っている。数値が高い要因として、観光地特有の行政需要から消防やごみ処理業務に職員を確保する必要があることや、別荘を所有している市外納税者の対応などにより職員数が多くなっている。今後、公共施設等の統廃合を含め、より適切な職員の適正管理に努める。

実質公債費比率の分析欄

償還元金を上回らない額での地方債の借入に努めていることや、過去の大型建設事業の元利償還が終了したこと、投資的事業を抑制してきたことが、類似団体内平均値と比較し5.7ポイント下回っている要因である。今後は、平成30年度からの継続費事業に係る起債償還が始まることや公共施設の老朽化に伴う解体や修繕費が想定されるため、投資的事業を取捨選択し、地方債の新規発行額を計画的に行うように努める。

将来負担比率の分析欄

前年度に比べ4.5ポイント将来負担比率が減少しているのは、地方債残高の減少及び充当可能特定財源の増加により将来負担額が減少したためである。退職手当負担見込額の増加による将来負担額の増加要因はあるが、平成30年度からの継続費事業が完了に向かっていることから地方債発行額が償還額を下回り地方債の現在高が減少した。充当可能財源等の増加要因は財政調整基金等の特定財源充当が増加したためである。今後は、老朽化した公共施設の建替や大規模修繕の財源として起債の借入が見込まれるため、健全な財政運営に努める。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2020年度)

人件費の分析欄

人件費に係る経常収支比率は、前年度と比較して0.9ポイント増加となった。これは、退職者数の増加や会計年度任用職員制度の開始による増加である。また、類似団体内平均値と比較して3.2ポイント上回っている要因は、消防業務が市単独の運営であり職員数が多いためである。今後も、アウトソーシングの活用、再任用制度の活用を図り、職員数の適正管理を行い、人件費の抑制に努める。

物件費の分析欄

全国平均、静岡県平均、類似団体内平均値を上回っている。数値が高い主な要因として、観光地という土地柄、観光プロモーションに係る民間委託が多いことや消防業務、廃棄物処理施設を単独で運営していることが挙げられる。引き続き公共施設の指定管理者制度の導入を推進し、施設の統廃合も含め事務事業の見直しを図る。

扶助費の分析欄

前年度と比較して0.4ポイント増加となったが全国平均、静岡県平均、類似団体内平均値を下回っている。障害者自立支援給付費や公立認定こども園開設による社会保障費の増加が見られた。また、本市の令和3年4月1日現在の高齢化率は48.3%であり、高齢者に要する経費や生活保護費等の上昇が続くことが見込まれる。市民の健康増進による疾病予防の啓発等により上昇の抑制を図り、国の制度を活用し経費節減に努める。

その他の分析欄

前年度と比較して0.9ポイント増加し、令和2年度は類似団体内平均値を上回る結果となった。主な増加要因は前年度同様に繰出金である。繰出金のうち国民健康保険事業特別会計は被保険者数の減少に伴い繰出金が減少しているが、後期高齢者医療事業特別会計は団塊の世代が75歳になり被保険者の数が増加していることや、介護保険事業特別会計においては低所得者軽減分の繰出金が増加したためである。

補助費等の分析欄

前年度と比較して0.3ポイント増加したが、類似団体内平均値と比較し大幅に下回る値で推移している。これは、他団体と比較して一部事務組合等の組織に加入している数が少ないことが要因である。市単独で行う補助金等については、目的、必要性や効果等を精査し、廃止も含め検討する。

公債費の分析欄

前年度と比較して0.1ポイント増加となったが、類似団体内平均値を下回り減少傾向にある。これは、過去の大型公共事業の償還が終了したことや元金償還額を上回らない額の借入れに努めたことによる。しかし、平成30年度からの公共施設建設に係る継続費事業による元金償還がまもなく始まることや公共施設等総合管理計画に基づく投資的経費が増加することが想定されるため、借入れと償還のバランスを考慮し計画的な運用に努める。

公債費以外の分析欄

前年度比では4.7ポイント増加し、類似団体平均値と同水準となった。要因は、人件費、扶助費、補助費等が増加したためである。特に人件費は、観光地特有の行政需要から消防やごみ処理業務に職員を確保する必要があり、別荘を所有している市外納税者の対応経費を計上していることなどが、要因の一つである。今後も職員削減や、業務の委託化等を推進し経常経費の削減に努める。

目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2020年度)

性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2020年度)

実質収支比率等に係る経年分析(2020年度)

分析欄

財政調整基金残高の標準財政規模に対する比率が増加したのは、決算剰余金、下水道貸付金償還等及び寄附金を積立てたことによるものである。実質収支は令和元年度までほぼ横ばいで推移していたが、新型コロナウイルス感染症の影響による市税収入の減少により減少した。実質単年度収支は平成29年度以降赤字となっている。今後も計画的な基金の積立や取崩しを行い健全な財政運営に努める。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2020年度)

分析欄

全ての会計において実質収支は黒字となった。国民健康保険事業特別会計は、平成29年度に前期高齢者交付金歳入により一時的に増加、平成30年度、令和元年度は平年並みの数値となったが、令和2年度に賦課方式について資産割を廃止したことにより国民健康保険税収入が減少し黒字額が減少している。水道事業会計及び温泉事業会計は、平成26年度にマイナスだったが平成27年度以降は黒字となっている。一般会計は、新型コロナウイルス感染症の影響により市税収入が減少したことにより令和2年度の黒字額が減少した。今後も、水道事業会計、下水道事業会計、温泉事業会計については、経営戦略等の計画に基づき、その他の事業会計についても、一般会計の繰出金に依存しないように、健全な財政運営に努める。

実質公債費比率(分子)の構造(2020年度)

分析欄

実質公債費比率(分子)は、前年度より増加している。これは、元利償還金等(A)のうち元利償還金は、学校教育施設等整備事業債、公園緑地事業債等の償還終了及び元金償還額を超えない借り入れに努めたことにより減少したが、算入公債費等(B)について、過去に都市計画事業の財源として発行された地方債残高が減少し、特定財源となる都市計画税の充当額がそれを上回って減少したためである。今後は、老朽化した公共施設の修繕・改築が控えており、借入れに際しては償還能力を考慮し、公債費の平準化に努める。

将来負担比率(分子)の構造(2020年度)

分析欄

将来負担比率(分子)の減少は、将来負担額(A)が減少し、充当可能財源等(B)が増加したことによる。将来負担額(A)は、退職手当負担見込額が増加したものの、元金償還額を超えない借り入れに努めたことによる地方債残高の減少、観光施設用地取得費等の債務負担行為支出予定額の減少により減少した。充当可能財源等(B)は、充当可能特定歳入である都市計画税の充当額が減少したものの、財政調整基金及び環境衛生施設等整備基金等の充当可能基金が増加したためである。今後も財政状況を考慮し、適切な基金運用と計画的な地方債の借入れを行い将来負担の抑制を図る。

基金残高に係る経年分析(2020年度)

基金全体

(増減理由)令和2年度の基金全体残高は前年度と比較し、542百万円の増加となった。これは、観光振興基金で梅園整備のため3百万円、文化振興基金で(仮称)熱海文学館設立等準備のため4百万円の減少があった一方で、財政調整基金で決算剰余金等による積立額が取崩額を上回ったため307百万円、環境衛生施設等整備基金で新清掃工場建設のための積立等により164百万円の積立が増加となったことが主な要因である。(今後の方針)財政調整基金は、決算状況を踏まえ可能な範囲で積み立てを行う。特定目的基金のうち観光振興基金、職員退職手当基金は基準に従い継続的な積立に努め、環境衛生施設等整備基金は今までの継続的な積立に加え、新清掃工場建設に備え積立を進めていく。また、公共施設等総合管理計画に基づく建築物の総量削減のほか、長寿命化、予防保全の導入により基金の取崩しが増加することが予想されるが、将来負担を平準化させるために積立・取崩しのバランスを図りながら基金管理に努める。

財政調整基金

令和2年度は決算剰余金400百万円、下水道事業貸付金の元利償還金及び寄附金等407百万円を積立て、積立が取崩しを上回ったことにより、前年度末残高と比較し307百万円の増加となった。平成19年度以降の行財政改革プランに基づき歳入の確保と歳出の抑制に取り組んだ結果、平成25年度以降は取り崩しを上回る積立ができていることが増加の要因となっている。(今後の方針)行財政改革プランの期間に公共施設に対する維持管理費や施設更新費を削減した結果、公共施設全体の老朽化が進んでしまっているという経過があり、今後の施設修繕、更新に係る経費が増大する見込みとなっていることから、その財源として取り崩しが必要になると見込んでいる。しかし、経済事情の著しい変動等により財源が著しく不足する場合や、災害により生じた経費の財源又は災害により生じた減収を埋めるなどの不測の事態に備えるために一定程度の残高の確保が必要なことから、標準財政規模の20%から30%程度の残高が確保できるよう努めていく。

減債基金

(増減理由)平成27年度以降は、基金運用に伴う利子収入のみで基金残高に大きな増減はなかった。(今後の方針)公共施設等総合管理計画に沿って老朽化した公共施設の更新、改修、解体等を実施する場合には、地方債の借入額も増加し、将来の公債費負担が増加することが想定されるため、他基金とのバランスをとりながら地方債償還額の平準化のために取崩しを行うように努める。

その他特定目的基金

(基金の使途)・環境衛生施設等整備基金:ごみ及びし尿処理施設の整備、下水道施設の整備、管理及び運営・職員退職手当基金:職員が退職した場合に支給する退職手当・文化振興基金:文化の香り高いまちづくりに資するための文化財団の設立並びに文化施設の整備及び維持管理・観光振興基金:観光都市としてふさわしい観光施設の整備及び観光施策の推進・市営住宅敷金管理基金:市営住宅の入居者の共同の利便となる施設の建設又は管理(増減理由)・環境衛生施設等整備基金:ごみ処理手数料等の積立金64百万円に加え、新清掃工場建設のため1億円を積み立てたことにより増加・職員退職手当基金:80百万円の積立を実施したことにより増加・文化振興基金:(仮称)熱海文学館設立等準備経費へ充当するため5百万円取崩したことにより減少・観光振興基金:梅園入園料の12百万円を積立てたが、梅園整備事業へ15百万円充当したことにより減少・市営住宅敷金管理基金:住宅敷金等への充当のため2百万円取崩したため減少(今後の方針)・環境衛生施設等整備基金:ごみ及びし尿処理施設の経費や、エコ・プラント姫の沢ごみ処理施設の更新等に備えて積立を行う。・職員退職手当基金:毎年度、給料に一定の係数を乗じた額の積立を行い将来の退職金支払いに備える。・文化振興基金:(仮称)熱海文学館設立のための金額は確保し、文化施設の維持・更新経費等へ取り崩しを行う。・観光振興基金:観光施設の維持・更新経費等に備えて梅園入園料の一部の積立を継続して行う。

公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2020年度)

有形固定資産減価償却率の分析欄

有形固定資産減価償却率は類似団体より高い水準にある。令和2年度に幼稚園・保育園を認定こども園に統合したことによる減少要因もあったが、それ以上に道路、公営住宅、福祉施設等の老朽化が進んでいることから有形固定資産減価償却率が上昇している。当市では、平成29年12月に公共施設個別施設アクションプランを策定。現在見直し向けた取り組みを進めており、当該計画に基づいた施設の管理を適切に進めていく。

債務償還比率の分析欄

債務償還比率が前年度から上昇した要因としては、分子の構成要素である将来負担額が地方債残高の減少と基金の増加により減少したが、コロナ禍の影響により市税が大きく減少し、分母の構成要素である経常一般財源等がそれ以上に減少したためである。

分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析

償還元金を上回らない額の市債発行に努めたことや基金等の充当可能財源等の増加により将来負担比率が減少した。その一方で、有形固定資産減価償却率は類似団体よりも高い水準で推移している。これは、公営住宅、道路、橋りょう等の多くが、高度経済成長の時期に設置され、耐用年数を経過していることが要因の一つである。また、道路については資産計上に該当しない維持補修工事により管理している部分も多いことから、数値が高くなっている。今後、公共施設等総合管理計画に基づき老朽化対策に取り組んでいく。

分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析

実質公債費比率及び将来負担比率は類似団体と比較して低い水準で推移している。これは、大規模事業の市債の償還が終了し、償還元金を上回らない額の市債発行に努めたことによるものである。また、将来負担比率は、基金等の充当可能財源等の増加により減少、類似団体平均より低位で推移している。今後、公共施設等総合管理計画に基づき、必要な施設修繕・廃止等を実施した場合には、市債借入額の増加や基金取崩しが見込まれるため、公共施設総合管理計画個別計画の見直しにあたり、施設の長寿命化と財政負担の平準化に努め、実質公債費比率及び将来負担比率が適正な範囲内で推移していくよう管理する必要がある。

施設類型別ストック情報分析表①(2020年度)

施設類型別ストック情報分析表②(2020年度)

一般会計等、全体、連結資金収支計算書内訳表(2020年度)

資金収支計算書(一般会計等・全体・連結)

一般会計等・全体・連結資金収支計算書内訳表を、業務活動・投資活動・財務活動の会計基準に沿って、最新年度の収入・支出構成として可視化しています。上部の数値は期首資金から期末現金預金残高までのつながりです。

財務書類に関する情報①(2020年度)

財務書類に関する情報②(2020年度)

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,

よくある質問

このページで何が分かりますか?

静岡県熱海市の2020年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。

データの出典はどこですか?

総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。

関連する地方公営企業も見られますか?

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