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地方財政ダッシュボード

富山県立山町の財政状況(2015年度)

🏠立山町

地方公営企業の一覧

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収録データの年度

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総括表

人口の推移

財政比較分析表(2015年度)

財政力指数の分析欄

3年に一度の固定資産税の評価替えによる既存家屋の減価償却に伴い、固定資産税の家屋分が17,808千円の減(-3.8%)となったが、企業立地の促進に伴う設備投資が進んだことなどにより償却資産分が増となり、固定資産税全体では増となった。また、消費税率の引き上げ分の収入額については100%算入されることによる地方消費税交付金が増(+66.2%)となった他、町主要企業の業績の拡大により、法人税割の増(+55.8%)となったことから、基準財政収入額全体では、前年度に比べ165百万円の増加となった。基準財政需要額もまち・ひと・しごと創生事業費の加算により前年度に比べ166百万円の増加となり、平成27年度の財政力指数は0.45という結果となった。今後は企業誘致や町税の徴収率向上に向けた取り組みを強化し、自主財源の確保に努めるとともに、事務事業の見直しなどによる歳出削減を行うことで財政基盤の強化を図っていく。

経常収支比率の分析欄

歳入については、地方税や臨時財政対策債が減額となったものの、地方交付税や地方消費税交付金が増加し、経常一般財源等(+臨時財政対策債)は前年度比+250百万円となった。一方、歳出については、児童福祉関係の扶助費の増加、特定環境保全公共下水道事業特別会計への繰出金の増加などにより、経常経費充当一般財源が前年度比+206百万円となった。歳入の増が歳出の増を上回ったものの、経常収支比率は0.3%の悪化となった。国の動向(社会保障制度、地方交付税等)や経済情勢次第で大きく変動する財政構造であり、今後も引き続き、自主財源の確保に向けた取組はもちろん、民間委託・指定管理者制度の活用などにより、経常経費の削減に努める。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

人件費については職員数の減等に伴い、前年度比63百万円の減となったが、物件費については、社会保障・税番号制度導入に伴うシステム改修委託料の増などにより、前年度比103百万円の増加になった。また、当町は行政区域面積が広く、保育所・小学校などの施設数が多いといったいわゆるスケールデメリットが働いていることなどから類似団体平均に比べ高くなっている。今後も、引き続き適正な定員管理による人件費の抑制を図り、併せて指定管理者制度の導入をはじめとした行財政改革を一層推進し、コストの低減に努めていく必要がある。

ラスパイレス指数の分析欄

定員適性化計画に基づく定員管理を平成17年度より実施しており、今後も引き続き給与水準の適正化に努めていく。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

定員適正化計画に基づく職員数の削減などを進めているが、平成20年度以降はほぼ同水準で推移している。当町は、行政区域面積が広いうえに南北に長い町であることから、人口に対する保育所・小学校などの施設数が多く、そのため類似団体平均と比べると大きく上回っている状況となっている。今後も更なる民間委託の推進や事務事業の見直しによる効率化を図る。

実質公債費比率の分析欄

平成23年・24年度の国の補正に対応した小学校建設により、平成25年度より元利償還額が大幅に増額したこと、また、平成25年度に公共下水道事業(特環)の増に伴う一部事務組合への繰出金が大幅に増額したことなどにより、平成25年度実質公債費比率(単年度)が前年度比1.2ポイント悪化し、翌年度以降も実質公債費比率(単年度)は微増したため、平成27年度の実質公債費比率(3か年)については、前年度に比べ0.7ポイント悪化した。過去の高利率地方債の償還が順次終了し、実質公債費比率は改善傾向に向かうと思われるが、今後、公共施設等に係る更新費用に伴う地方債借入額の増加などが見込まれ、実質公債費比率の悪化が危惧される。

将来負担比率の分析欄

地方債の現在高が前年度比644百万円の減額となり、また組合負担等見込額が前年度比363百万円の減額となったほか、公営企業債等繰入見込額や債務負担行為に基づく支出予定額、退職手当負担見込額が前年度に比べ減額となり、将来負担額は1250百万円の減額となった。また、充当可能財源等も前年度比196百万円の減額となったことから、将来負担比率は165.4%になり、前年度比23.5%の改善となった。しかし、類似団体の平均と比べ大きく上回る状況であるうえに、今後も介護保険事業といった組合等負担見込額が増加傾向であることから、地方債の借入については、今以上に事業を厳選し、将来負担額の抑制を図る。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2015年度)

人件費の分析欄

人件費については、類似団体の平均に比べやや高い水準にある。これは生活圏が広く、人口に対する保育所・小学校等の施設数が相対的に多いことなどが主な要因となっている。しかし、定員適正化計画による定員管理や指定管理者制度の導入による民間委託といった行財政改革の効果も出てきていることから、比率は平成16年度をピークに低下し続けている。平成27年度については前年度比1.1ポイント改善しているが、これは職員数の減等に伴い人件費が前年度比63百万円の減となったためである。今後も民間委託の推進や事務事業の見直しによる業務の効率化を図ることで、人件費の抑制に努める。

物件費の分析欄

平成27年度は、グリーンパーク吉峰等運営事業の増などで、前年度に比べ103百万円の増額となったが、保育所の公設民営化による保育所運営事業の経常的経費が26百万円の減となったことから、経常収支比率は0.4%減少した。類似団体と比べて、4.5%下回っていることから、今後も、継続的に業務委託や施設管理費等の経常的な物件費の低減に努める。

扶助費の分析欄

障害者支援費や障害者医療費助成などの対象者の増加に伴い年々増加する傾向であり、また保育所の公設民営化や私立幼稚園から認定こども園への変更に伴う保育所運営事業費等で、本町における扶助費の歳出決算額は、前年度に比べ179百万円の増額となり、経常収支比率は8.4%となった。しかし、高齢化社会の進展に伴い、社会保障関係経費の増加が避けられない中、本町においては、全国平均を上回るペースで高齢化が進んでいる(平成28年4月現在高齢化率:約31%)ことから、今後さらに比率が上昇するものと考えられる。

その他の分析欄

農業集落排水事業・下水道事業(公共下水道)への繰出金が増額しているものの、除雪対策費用の減などにより、前年度と同程度となった。類似団体平均や全国平均の比率と比べると、大きく上回っており、下水道事業などへの繰出金がさらに増加する見込みであることから、更なる悪化が危惧される。今後、下水道事業などについては、経費の節減をはじめ、独立採算の原則に立ち返った料金の適正化を図るなどして、普通会計への負担軽減に努める必要がある。

補助費等の分析欄

一部事務組合に対する補助金の増額等により、経常経費充当一般財源は対前年比17百万の増額となり0.1%上昇した。しかしながら、今一度、補助金本来の意義、必要性を再検討し、事業効果を明確に立証できない補助金を廃止するなど、内容の見直しを進める。

公債費の分析欄

過去の高金利地方債の償還が順次終了してきているものの、後年度に100%交付税算入される臨時財政対策債の多額の償還が始まっていること、および、将来負担の軽減を目的に、借入期間の短縮や据置期間を設定しない借入条件での借入を行っているが、平成27年度は減税補填債の償還額減により、公債費は前年度比-5百万円となった。公債費における経常経費充当一般財源も前年度に比べ3百万円の減額となり、経常収支比率も0.6ポイント改善した。今後は、起債の峻別を図り、比率の平準化に努める。

公債費以外の分析欄

公債費以外の経費に係る経常収支比率は前年度と比べ0.9ポイント改善しており、類似団体平均に比べて下回る結果となっている。しかし、財政力の低い当町にとって、この比率は、ここ近年の普通交付税や臨時財政対策債の増額によるところが大きく、国の動向によっては、大きく改悪することも考えられる。今後、自立した財政運営が図られるよう、企業誘致や町税等徴収率の向上などに取り組み、更には行財政改革大綱、同工程表、事務事業評価に基づき、行政のスリム化と効率的なサービス提供体制の構築を図る必要がある。

目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2015年度)

議会費

労働費

消防費

諸支出金

総務費

農林水産業費

教育費

前年度繰上充用金

民生費

商工費

災害復旧費

衛生費

土木費

公債費

目的別歳出の分析欄

目的別歳出の中で割合が大きかったのは、高齢者福祉や児童福祉、障害者福祉などの民生費で、次に総務費、その他公債費、土木費となっている。民生費については、かがやき保育園建設事業の完了に伴い、前年度比17,633円の減となったが、高齢化が進んでいることから、国民健康保険事業や後期高齢者医療事業への繰出金が増加し、今後は比率が上昇するものと考えられる。総務費については、財政調整基金積立金事業や減債基金積立金事業、公有財産整備基金積立金事業の減に伴い前年度比13,325円の減となり、土木費について、暖冬による除雪対策事業費の減などに伴い前年度比10,217円の減となった。その他、類似団体と比較しコストが高いものとしては、商工費や労働費、農林水産業費があげられる。商工費については、企業団地造成に伴う特別会計への繰出金や企業誘致に係る助成金の増、また地域雇用創出基金への積立金の増に伴い前年度比15,560円の増加となっており、継続して企業誘致等の推進による産業集積の形成・活性化と地域経済の基盤強化を図っている。農林水産業費については、農地維持活動や資源向上活動へ支援する多面的機能支払支援事業の増や吉峰パークゴルフ場整備事業の増により、前年度比9,116円の増となった。

性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2015年度)

人件費

補助費等

災害復旧事業費

投資及び出資金

物件費

普通建設事業費

失業対策事業費

貸付金

維持補修費

普通建設事業費(うち新規整備)

公債費

繰出金

普通建設事業費(うち更新整備)

積立金

前年度繰上充用金

性質別歳出の分析欄

性質別歳出の中で割合が大きかったのは、職員給与や議員報酬、退職給付費用などの人件費で、次に一部事務組合などへの繰出金、その他扶助費、公債費となっている。人件費については職員数の減等に伴い、前年度比1,686円の減となったが、当町は行政区域面積が広く、保育所・小学校などの施設数が多いといったいわゆるスケールデメリットが働いていることなどから類似団体平均に比べ高くなっている。繰出金は、農業集落排水事業・下水道事業(公共下水道)への繰出が増加したことなどにより前年度比11,253円の増となった。下水道事業への繰出金がさらに増加する見込みであることから、更なる悪化が危惧される。今後、下水道事業などについては、経費の節減をはじめ、独立採算の原則に立ち返った料金の適正化を図るなどして、普通会計への負担軽減に努める必要がある。扶助費は、障害者支援費や障害者医療費助成などの対象者の増加、保育所の公設民営化、私立幼稚園から認定こども園への変更に伴う保育所運営事業費等で、前年度に比べ7,169円の増額となった。また、高齢化社会の進展に伴い、社会保障関係経費の増加が避けられない中、本町においては、全国平均を上回るペースで高齢化が進んでいることから、今後さらに比率が上昇するものと考えられる。公債費については、平成27年度は減税補填債の償還額減により、前年度比-5百万円となったが、人口の変動に伴い、前年度に比べ286円の増額となった。今後は、起債の峻別を図り、比率の平準化に努める。

実質収支比率等に係る経年分析(2015年度)

分析欄

実質収支については、形式収支が94百万円減少し、翌年度に繰り越すべき財源が22百万円減額となったことにより、実質収支比率は1.09%減少した。実質単年度収支については、除雪経費等の減(-129百万円)もあり、また財政調整基金の取り崩しがないことから、前年度比241百万の増となり、実質単年度収支比率は3.33%増加し、0.37%となった。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2015年度)

分析欄

平成27年度の国民健康保険事業特別会計における歳出については、共同事業拠出金などが増額となったことから、前年度に比べ204百万円の増額となった。一方、歳入総額については、療養給付費交付金や国庫支出金、保険料が減額になったものの、共同事業交付金や前期高齢者交付金などが増額となり、歳入総額としては、前年度に比べ238百万円の増額となり、実質収支としては、前年度に比べ34百万円の増額となった。一般会計については、歳入歳出差引額は336百万円あるものの、年度末近くでの国の補正予算に対応した事業等の繰越に伴い、実質収支は256百万円の黒字となった。町の全会計で見てみると実質赤字はないが、今後も町税の徴収率向上に向けた取組はもちろん、企業誘致や地域活性化施策の推進等、自主財源の確保に努める。

実質公債費比率(分子)の構造(2015年度)

分析欄

元利償還金等については、過去の高利率地方債の償還が順次終了しているものの、年々、臨時財政対策債の償還が始まっていることや、国の補正予算を活用した大型事業完了による借入により、元利償還額は微増している。算入公債費等についても、国の補正予算に伴う大型補助事業実施により、地方債の借入額が増加していることから、全体としても増加傾向にあり、分子の構造で見ると実質公債費比率を改善させる要素となっているが、平成27年度は公共下水道事業償還金の増加により、実質公債費比率が悪化した。

将来負担比率(分子)の構造(2015年度)

分析欄

充当可能財源等については、下水道費に係る地方債の減などにより、理論償還にて算入される基準財政需要額が減額となり、前年度比195百万円の減となった。一方、地方債の現在高は新規発行額を抑えることなどにより平成27年度において前年度比644百万円の減となったほか、組合等負担等見込額の減もあり、将来負担額は前年度に比べて1,251百万円減となった。将来負担比率の分子としては、将来負担額、充当可能財源等ともに減少し、前年度比195百万円の減となった。今後も将来負担の軽減を図るため、事業及び起債の峻別、基金積立の計画的運用を継続していく。

公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2015年度)

有形固定資産減価償却率の分析欄

ここに入力

債務償還可能年数の分析欄

ここに入力

分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析

ここに入力

分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析

平成23年・24年度の国の補正に対応した小学校建設に伴い、地方債の現在高と公債費が増加している。今後は、新規発行債を抑制することで、地方債残高を減らし、将来負担比率の改善を図る。また、小学校建設に係る地方債の償還が平成35年度で完了することから、平成35年度以降に実質公債費比率の改善が見込まれる。

施設類型別ストック情報分析表①(2015年度)

道路

橋りょう・トンネル

公営住宅

港湾・漁港

認定こども園・幼稚園・保育所

学校施設

児童館

公民館

施設情報の分析欄

ここに入力

施設類型別ストック情報分析表②(2015年度)

図書館

体育館・プール

福祉施設

市民会館

一般廃棄物処理施設

保健センター・保健所

消防施設

庁舎

施設情報の分析欄

ここに入力

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,