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地方財政ダッシュボード

埼玉県上里町の財政状況(2019年度)

埼玉県上里町の財政状況について、2019年度の主要指標と分析コメントをまとめて確認できるページです。

上里町水道事業末端給水事業下水道事業公共下水道下水道事業特定環境保全公共下水道下水道事業農業集落排水

収録データの年度

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概観

人口の推移
歳入・歳出・差引の推移

普通会計の構造(2019年度)

目的別歳出
歳入の内訳
性質別歳出

財政比較分析表(2019年度)

財政力指数の分析欄

前年度と同じ指数0.79となったが、類似団体中高い順位を維持している。社会保障費や公共施設の維持補修費の増加などにより、需要額が上昇傾向にある中、町税や交付金などの増により、財政力指数は比較的安定した数値となっている。人口減少が見込まれる中、町税の確保や、上昇する社会保障費への対応が課題となっている。引き続き、行政評価等による事務事業の見直しや、指定管理者制度の実施などにより行政の効率化に努め財政の健全化を図る。

経常収支比率の分析欄

県内各自治体の経常収支比率と比較すると、上里町の数値は89.4%と比較的、弾力性が保たれていると考えるが、上昇傾向にあることから楽観視できない。今後の見通しとしては、職員の定期昇給に加え、会計年度任用職員制度の導入による人件費の増加や、扶助費の増加に加え、公共施設の集約化などに伴う大きな起債事業が予定されていることから、比率はさらに悪化していくものと考えられる。減債基金の活用など、財政的リスクを最小限に抑制し、安定した財政運営を行う。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

人口一人当たりの決算額は、類似団体内では1位である。人件費については、他の団体と比べ職員数が少ないことや、ゴミ処理、消防、学校給食業務等を一部事務組合で行っていること。物件費については、行財政改革による物件費抑制の状況を維持していることから、それぞれ低水準を維持してきた。今後、退職者の減少や会計年度任用職員制度の導入に伴う、人件費の増額の懸念がある。今後も適正な職員の定員管理等による人件費の抑制を行うとともに、一部事務組合への負担金なども含めた経費の抑制に努める。

ラスパイレス指数の分析欄

退職職員数の減小や昇給昇格等、職員構成の変動などにより、人件費は増加傾向にある。退職職員の減少や新規採用職員の抑制による上昇分が影響し類似団体平均値や、全国平均を上回るものとなっている。また、少ない職員数の中、一人一人に求めれる能力が高水準であり、職員の能力向上を図る上でも高い指数が維持されている側面もある。職員の新採用を行ったことにより、給与水準が引き下げられ、上昇傾向にある。今後とも、職員の能力向上を図る一方で、給与水準の適性化に努める。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

職員定員管理計画に基づき、定年退職者の不補充を行ってきたことにより、類似団体内順位は上位となっているが、退職者の減少、業務増加による職員採用などにより、指数は上昇傾向となっている。今後は、職員不足による時間外労働の増加や、臨時的任用職員への依存とならないよう、事務の効率化など行財政改革の推進に努めるとともに、本町にとって適切な定員管理を行う。

実質公債費比率の分析欄

前年度に対し0.4ポイント上昇している。元利償還金の額は、902万円程度減少しているが、公営企業に要する経費の財源とする地方債の償還に充てたと認められる額が、5,423万円程度増加したことが主な要因。これは、水道事業において操出基準の見直しを行った事と、下水道事業においてH25企業債の償還が開始された事によるもの。「防災行政無線デジタル化事業」「公立保育所整備事業」などの償還と、公共施設の改修工事等に伴う地方債発行が見込まれる影響で、、実質公債費比率の上昇は避けて通れない見通しであるが、減債基金の活用や計画的な地方債発行により償還額の平準化と経常経費の確保を図る。

将来負担比率の分析欄

前年度に続き改善している。地方債の現在高については319,263千円の増となったが、公営企業債の償還が進んでいることなどにより、将来負担額は9,432千円の減と前年並みとなった。また、公共施設の更新等への備えとして、基金の積立てを積極的に行ったことにより、充当可能財源等が増加したことで、指標なしという結果となった。しかしながら、教育施設整備基金などの特定目的基金は、学校施設の更新など、将来に発生する財政需要への充当が見込まれるため、令和元年度決算における将来負担額への備えと言えない側面もあり、注意が必要である。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2019年度)

人件費の分析欄

昇給、昇格や職員の採用に伴う、職員給全体の底上げがによる146,603千円の増により、0.4ポイントの増となった。類似団体に対し、人件費の割合は低く推移しているのは、職員数が少ないことに加え、消防、学校給食業務を一部事務組合で行っていることが挙げられる。新陳代謝効果の減退により、人件費は上昇傾向であることから、本町にとって適正な職員給与のあり方の検討に取り組む。

物件費の分析欄

類似団体平均と比較すると、低く推移しているが、物件費に係る経常的支出は0.6ポイントの増となった。公共施設への公衆無線LAN環境整備の増や、地域公共交通網形成計画策定支援業務や公共施設再配置計画策定業務に関する委託料などの増額が要因。限られた職員数の中、多様化する業務への対応により、委託料が増加傾向にあるが、委託仕様の見直しや効率化により、経常的支出の抑制に努める。

扶助費の分析欄

認定こども園に移行した保育所への、施設型給付費の増額から急激な上昇となっている。また、障害者自立支援事業の介護給費費や、訓練等給付費も増加しており、経常収支比率に占める扶助費割合は上昇している。子育て、高齢者、障害者支援は町の重点施策であるが、国県の適切な役割分担のもと、単独事業の見直しなどにより、扶助費の上昇の抑制に努める。

その他の分析欄

その他の経常収支比率は、類似団体平均を下回っているが、前年度に続き上昇している。令和元年度の上昇分0.9ポイントは、企業債元金償還金補助金の増に伴う、水道事業会計への繰出し金が38,386千円増となった事や、介護保険特別会計への繰出金が15,480千円の増となった事などが影響している。高齢化の進展で社会保障費は増加傾向にあり、各保険事業への繰出に関しては、加入者数の状況と保険料のバランスについて検討を行い、経費節減と適正な事業促進に努める。

補助費等の分析欄

強い農業づくり交付金の皆増などにより0.4ポイントの増となり、引き続き高い指数を維持している。これは、ごみ処理、消防、学校給食に係る事業を、一部事務組合で担っていることが大きな要因となっている。今後、一部事務組合所有資産の老朽化対策等が予定されているため、補助費の増加が懸念される。

公債費の分析欄

公債費は前年度と比較し、902万円程度の減となった。償還開始額が償還終了額を下回った事と、臨時財政対策債の利率見直しによるもの。しかし、上里中学校改築事業による学校債の償還によりピークを迎えている。ピークは令和5年度まで継続し、緩やかに減少していくと分析しているが、「防災行政無線デジタル化事業」「公立保育所整備事業」など、公共施設の改修工事等に伴う地方債発行を伴う大規模な起債事業も予定していることから、さらなる公債費の上昇が見込まれている。今後、減債基金の適切な運用などにより、償還財源の確保を図る。

公債費以外の分析欄

公債費以外について、すべの項目で増加となったことから、前年度比3.0ポイント上昇した。今後、会計年度任用職員制度の導入による人件費の増加や、高齢化による扶助費の増加、一部事務組合等への補助費の増加などが見込まれ、さらなる財政の硬直化が懸念されることから、全体のバランスに考慮し、計画的な基金への積立てや事業選択により、経常経費の抑制に努める。

目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2019年度)

性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2019年度)

実質収支比率等に係る経年分析(2019年度)

分析欄

財政調整基金は、総合振興計画により「標準財政規模比20%を目標とする」としているが、現在は特定目的金への積立てを重視している。R1においては217,431千円の取崩しと、200,742千円の積立てを行った。実質収支額及び実質単年度収支が減なっているが、町税や地方消費税交付金、地方交付税の減や、繰越事業に係る財源の増による単年度収支の減などが影響している。引き続き、実質収支額が過大とならないよう、具体性のある予算編成に努める。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2019年度)

分析欄

全会計を合わせた標準財政規模に対する連結実質赤字比率は17.39%の黒字となったが、昨年度から4.55ポイント下落している。一般会計については、予算編成の時点で、町税等歳入予算の増額や歳出予算の抑制など全体的なバランスを見直し、実質収支額の圧縮に努めた。国民健康保険特別会計については、社会保険加入促進や後期高齢への移行などにより、給付が抑制されたものと考えられる。介護保険特別会計はサービス利用者の増加に伴い保険給付は増となっているが、介護予防事業などの効果もあり、収支は良好な状況を維持している。水道事業会計については、大口使用者の使用水量減少による減収の影響などにより、経営計画の変革期を迎えている。現在、管路を含めた水道施設の老朽化対策や、営業収益の減少を見据え、長期的視点による経営健全化計画を検討している。下水道事業会計についても、町からの補助や出資が必須となっている状況から、水道事業同様に経営健全化に向け事業計画の見直しを行うこととなっている。その他の特別会計等については、概ね例年並みの比率となっている。

実質公債費比率(分子)の構造(2019年度)

分析欄

元利償還金の減少は、長期債利子の割合が約769万円と大きく、これは平成20年度に借入を行った臨時財政対策債の利率が1.2%から0.001%に見直された事と、過去に高利率で借り入れを行ったものが、元利均等償還の方法により償還が進んだ事などが要因。今後、9億円前後のピークが令和5年度まで継続し、その後は落ち着きを見せるものと予測しているが、防災行政無線デジタル化や公立保育所整備の償還と、公共施設再配置・維持保全計画に基づく改修工事等、大きな地方債発行により、償還のピークはさらに延長される見込みとなっている。町債の発行には、基準財政需要額への算入割合など、より有利な財源を厳選し、後年度の財政負担の減少を図る。

将来負担比率(分子)の構造(2019年度)

分析欄

新たな地方債の償還が借入などにより、地方債現在高が前年度に対し319,263千円の増となり、他の数値はすべて減少しましたが、将来負担額は総額で9,432千円の増額となった。充当可能財源等については、充当可能基金が432,278千円の増となり、基準財政需要額算入見込額は219,939千円の減となったが、前年度に対し、総額で212,347千円の増額となったため、将来負担比率は大きく改善した。しかしながら、充当可能基金の多くは特定目的基金として今後発生する財政需要財源であって、現在の債務への充当財源ではない。将来負担比率の分子がマイナスとなった状況にあっても、財政健全化の取組みを継続し、持続可能な行政運営にむけ、基準財政需要額の確保と地方債の適切な管理運用に努める。

基金残高に係る経年分析(2019年度)

基金全体

(増減理由)健全な財政状況を反映し、基金総額は増加傾向にある。各事業への充当額に対し、積立額が上回ったことにより、基金残高は349百万円の増額となった。(今後の方針)財政調整基金や減債基金については、財源調整や公債費の上昇にあわせ、一定程度の残高を維持する必要がある。また、特定目的基金はアセットマネジメントに基づく公共施設等の維持更新を見据え、計画的な積立てを行う。

財政調整基金

(増減理由)令和元年度においては、当初予算の財源不足による217,431千円の取崩しと、決算見込による余剰分として200,742千円の積立てにより、年度末残高は1,011,739千円となっている。(今後の方針)財政調整基金は、平成24年度決算の1,294,546千円をピークに減少。R1決算後は1,011,739千円となった。上里町総合振興計画により「標準財政規模費20%を目標とする」としているため、12億円程度の積立てが目標となるが、その残高が問題視される側面もあるため、当面は、具体性を持った特定目的基金の活用を重視していく。

減債基金

(増減理由)令和元年度においては、100,000千円の取崩しに対し、今後の公債費の増額への備えとしてほぼ同額の100,378千円の積立てを行った。(今後の方針)減債基金は、平成27年度まで計画的に積立を行ってたが、H28から緊急防災減災事業債の償還が本格的に開始となり、償還ピークを迎えたことから、例年1億円を取り崩している。防災行政無線デジタル化整備事業や公立保育所建設事業など、規模の大きな事業については、交付税算入の見込める有利な地方債を活用していることや、臨時財政対策債の重層的な償還が見込まれることから、減債基金の重要性が高まっている。

その他特定目的基金

(基金の使途)「公共施設等用地取得及び施設整備基金」道路事業や庁舎など公共施設全般の新規取得、更新、維持管理に充当する。「いきいき福祉基金」民間保育所整備への補助や公立保育所の整備、老人福祉センター事業など、福祉の増進を図るために実施する事業に充当する。「教育施設整備基金」小中学校や体育館、公民館整備事業等に充当する。(増減理由)公共施設等用地取得及び施設整備基金は、上里中学校夜間照明設置工事などの費用として45,509千円を取り崩し、今後の用地取得費用や公共施設の再配置地や維持管理の財源として302,041千円の積立てを行った。また、町営上里ゴルフ場用地取得費用として1,349千円の取崩しに対し、20,376千円の積立てを行った。いきいき福祉基金は、公立保育所整備及び備品購入の財源として58,316千円の取崩し、運用利子149千円の積立てを行った。教育施設整備基金は、上里北中学校校舎棟改修工事や神保原小学校校舎棟改修工事、各小中学校の修繕などの財源などとして88,348千円の取崩しを行った。また、小中学校の長寿命化や大規模改修を見据え、255,357千円の積立てを行った。(今後の方針)特定目的基金は公共施設の維持更新や老朽化対策の財源とするものであり、令和2年3月策定の「上里町公共施設再配置・維持保全計画」に基づき、更新等に係る事業計画が開始されている。平成29年3月の「公共施設維持管理等調整プロジェクトチーム」の報告によると「公共施設の多くは設置後40年を経過しているものが多く、今後9年以内に修繕が必要な施設が97.07%、総額は78億6千万円」と試算されている。安定的な行財政運営のためには、各公共施設の適切な維持補修により更新計画の長期化を行い、単年度財政需要の減少と平準化を図るとともに、財源については補助事業を最大限に活用することを基本とし、併せて地方債や基金の有効活用により、一般財源の充当を出来るだけ抑制する必要がある。このような背景から、現在、特定目的金の積立てを強化している。

公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2019年度)

有形固定資産減価償却率の分析欄

前年に引き続き上昇し、類似団体平均とほぼ同数値の償却率となっている。令和元年度中には改修により学校施設が2.2ポイントの減少となった一方で、保育所仮園舎が除却されたことにより【認定こども園・幼稚園・保育所】が89.9%と償却率が上昇したことや各施設の減価償却が進んだことにより全体では1.8ポイントの上昇となった。消防施設が22.0%、庁舎が48.6%と比較的低い償却率となっている一方で、他の施設は概ね50%を超える償却率となっている。特に学校施設が71.7%、体育館が76.2%と高い償却率となっており、教育施設を中心に公共施設の老朽化が進んでいることを示している。

債務償還比率の分析欄

借入額の大きい地方債の償還が開始したことなどにより、地方債現在高が前年度に対し319,263千円の増となるなど、将来負担額は総額で9,432千円の増額となった。また、充当可能基金が432,278千円の増となるなど、充当可能財源等についても、前年度に対し、総額で212,347千円の増額となった。一方で分母となる経常経費充当一般財源が199,150千円の増となったことなどにより分母全体では394,523千円の減となった。結果、将来負担比率は微増となった。充当可能基金の多くは特定目的基金として今後発生する財政需要財源であって、現在の債務への充当財源ではないことや、今後も大規模起債事業が予定されており、将来負担額の増加が見込まれることからも、財政健全化の取組みを継続し、持続可能な行政運営にむけ、基準財政需要額の確保と地方債の適切な管理運用に努める。

分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析

将来負担比率は昨年度に続き算定無しとなったが、これはアセットマネジメントに基く公共施設の更新への備えとして充当可能基金の積立てを強化したことが主な要因となっている。公共施設等総合管理計画や公共施設等個別施設計画(令和元年度策定)に基づき、今後、計画的に公共施設の改修等が予定されている。その財源として、新たな地方債の発行や、充当可能基金の取崩しが見込まれており、これにより将来負担比率が増加するとともに、有形固定資産減価償却率の減少が想定される。

分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析

将来負担比率は平成24年度をピークに順調に減少。実質公債費比率も平成25年度をピークに大きく改善をしているが、平成28年度決算における実質公債費比率の改善は平成25年度に大きく上昇した単年度公債費比率16.7%の影響を受けなくなったことが要因となっていて、上里中学校(屋内運動場)改築事業債の償還が開始されるなど、単年度公債費比率は上昇傾向にある。充当可能基金の積立て強化により将来負担比率は減少しているが、令和元年度においては、水道事業において操出基準の見直しを行った事と、下水道事業においてH25企業債の償還が開始された事による公営企業会計へ繰出す準元利償還金の増加により実質公債費比率は上昇となった。令和2年度以降においても、防災行政無線デジタル化事業(122.5百万円)や公立保育所整備事業(425.9百万円)などによる新たな地方債発行により、両比率とも上昇していくものと想定され、減債基金の適正な運用などにより健全な財政運営を図る必要がある。

施設類型別ストック情報分析表①(2019年度)

施設類型別ストック情報分析表②(2019年度)

一般会計等、全体、連結資金収支計算書内訳表(2019年度)

資金収支計算書(一般会計等・全体・連結)

一般会計等・全体・連結資金収支計算書内訳表を、業務活動・投資活動・財務活動の会計基準に沿って、最新年度の収入・支出構成として可視化しています。上部の数値は期首資金から期末現金預金残高までのつながりです。

財務書類に関する情報①(2019年度)

財務書類に関する情報②(2019年度)

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,

よくある質問

このページで何が分かりますか?

埼玉県上里町の2019年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。

データの出典はどこですか?

総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。

関連する地方公営企業も見られますか?

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