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地方財政ダッシュボード

埼玉県上里町の財政状況(2021年度)

埼玉県上里町の財政状況について、2021年度の主要指標と分析コメントをまとめて確認できるページです。

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収録データの年度

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概観

人口の推移
歳入・歳出・差引の推移

普通会計の構造(2021年度)

目的別歳出
歳入の内訳
性質別歳出

財政比較分析表(2021年度)

財政力指数の分析欄

前年度に対し0.3ポイント減少しているが、類似団体中高い順位を維持している。社会保障費や公共施設の維持補修費の増加などにより、基準財政需要額は上昇傾向にあり、基準財政収入額である町税などの減により財政力指数は減少となったが、比較的安定した数値となっている。人口減少が見込まれる中、町税の確保や、上昇する社会保障費への対応が課題となっている。引き続き、行政評価等による事務事業の見直しや、指定管理者制度の実施などにより行政の効率化に努め財政の健全化を図る。

経常収支比率の分析欄

県内各自治体の経常収支比率と比較すると、上里町の数値は84.2%と比較的、弾力性が保たれていると考える。上昇傾向にあったが、普通交付税の増額などにより減少となった。今後の見通しとしては、職員の定期昇給に加え、会計年度任用職員制度の導入による人件費の増加や、扶助費の増加に加え、公共施設の集約化などに伴う大きな起債事業が予定されていることから、比率は悪化していくものと考えられる。減債基金の活用など、財政的リスクを最小限に抑制し、安定した財政運営を行う。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

人口一人当たりの決算額は、類似団体内では1位である。人件費については、他の団体と比べ職員数が少ないことや、ゴミ処理、消防、学校給食業務等を一部事務組合で行っている事と、物件費については、行財政改革による物件費抑制の状況を維持していることから、それぞれ低水準を維持してきた。今後、退職者の減少や会計年度任用職員制度の導入に伴う、人件費の増額の懸念がある。今後も適正な職員の定員管理等による人件費の抑制を行うとともに、一部事務組合への負担金なども含めた経費の抑制に努める。

ラスパイレス指数の分析欄

退職職員数の減小や昇給昇格等、職員構成の変動などにより、人件費は増加傾向にある。退職職員の減少による上昇分が影響し、全国町村平均を上回るものとなっている。また、少ない職員数の中、一人一人に求めれる能力が高水準であり、職員の能力向上を図る上でも高い指数が維持されている側面もある。職員の新採用を行うことにより給与水準が引き下げられ、減少傾向にある。今後とも、職員の能力向上を図る一方で、給与水準の適性化に努める。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

職員定員管理計画に基づき、定年退職者の不補充を行ってきたことにより、類似団体内順位は上位となっているが、退職者の減少、業務増加による職員採用などにより、指数は上昇傾向となっている。今後は、職員不足による時間外労働の増加や、会計年度任用職員への依存とならないよう、事務の効率化など行財政改革の推進に努めるとともに、本町にとって適切な定員管理を行う。

実質公債費比率の分析欄

前年度に対し0.1ポイント上昇している。元利償還金の額が、14,746千円増加したことが主な要因。これは、防災行政無線デジタル化整備事業に係る災害対策事業債の償還額増加によるもの。総合文化センター運営事業債、小学校管理運営事業債などの償還と、公共施設の改修工事等に伴う地方債発行が見込まれる影響で、実質公債費比率の上昇は避けて通れない見通しであるが、減債基金の活用や計画的な地方債発行により償還額の平準化と経常経費の確保を図る。

将来負担比率の分析欄

前年度に続き改善している。組合や退職手当の負担等見込額は減となったが、地方債の現在高が169,850千円の増などにより、将来負担額は103,446千円の増額となった。公共施設の更新等への備えとして、基金の積立てを積極的に行ったことにより、充当可能財源等が増加したことで、指標なしという結果となった。しかしながら、教育施設整備基金などの特定目的基金は、学校施設の更新など、将来に発生する財政需要への充当が見込まれるため、令和3年度決算における将来負担額への備えと言えない側面もあり、注意が必要である。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2021年度)

人件費の分析欄

昇給・昇格や、職員・会計年度任用職員の採用に伴う、職員給全体の底上げにより46,430千円の増となったが、比率は人件費の増を経常一般財源の増が上回ったため、1.4ポイントの減となった。類似団体に対し、人件費の割合は低く推移しているのは、職員数が少ないことに加え、消防、学校給食業務を一部事務組合で行っていることが挙げられる。人件費は上昇傾向であることから、本町にとって適正な職員給与のあり方の検討に取り組む。

物件費の分析欄

類似団体平均と比較すると低く推移しており、物件費に係る経常的支出は1.5ポイントの減となった。休館に伴う老人福祉センター指定管理委託料の皆減や、道路維持管理業務委託料、地域子育て支援拠点事業委託料などの減額が要因。限られた職員数の中、多様化する業務への対応により、委託料が増加傾向にあるが、委託仕様の見直しや効率化により、経常的支出の抑制に努める。

扶助費の分析欄

障害児通所給付費、障害児通所給付費、こども医療費が増となったことなどにより47,110千円の増となったが、比率は扶助費の増を経常一般財源の増が上回ったため、0.6ポイントの減となった。子育て、高齢者、障害者支援は町の重点施策であるが、国県の適切な役割分担のもと、単独事業の見直しなどにより、扶助費の上昇の抑制に努める。

その他の分析欄

その他の経常収支比率は、類似団体平均を下回っているが、前年度から0.3ポイント上昇している。これは、国民健康保険特別会計をはじめ、すべての特別会計繰出金が増額となった事などが影響している。高齢化率の上昇より社会保障費は増加傾向にあり、各保険事業への繰出に関しては、加入者数の状況と保険料のバランスについて検討を行い、経費節減と適正な事業促進に努める。

補助費等の分析欄

コミュニティ助成事業助成金や、上里土地改良区補助金が増額となったが、分子の増を上回る分母の増となったため、1.5ポイントの減となった。しかし、引き続き高い指数を維持している。これは、ごみ処理、消防、学校給食に係る事業を、一部事務組合で担っていることが大きな要因となっている。今後、一部事務組合所有資産の老朽化対策等が予定されているため、補助費の増加が懸念される。

公債費の分析欄

公債費は「防災行政無線デジタル改修化事業」や、R2借入分の「臨時財政対策債」などの償還開始により22,817千円の増となった。比率は公債費の増を経常一般財源の増が上回ったため、1.2ポイントの減となった。現在、償還ピークを迎えており、各種計画に基づく改修工事など、地方債発行を伴う大規模な起債事業も予定していることから、さらなる公債費の上昇が見込まれている。今後、減債基金の適切な運用などにより、償還財源の確保を図る。

公債費以外の分析欄

公債費以外については、その他以外の項目で減となったことから、前年度比4.7ポイント減少し、類似団体平均を下回っている。今後、会計年度任用職員制度の導入による人件費の増加や、高齢化率の上昇による扶助費の増加、一部事務組合等への補助費の増加などが見込まれ、さらなる財政の硬直化が懸念されることから、全体のバランスに考慮し、計画的な基金への積立てや事業選択により、経常経費の抑制に努める。

目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2021年度)

性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2021年度)

実質収支比率等に係る経年分析(2021年度)

分析欄

財政調整基金は、総合振興計画により「標準財政規模比20%を目標とする」としている。R3においては45,083千円の取崩しと、110,535千円の積立てを行った。実質収支額は増となっているが、町税、地方消費税交付金、地方交付税の増や、繰越事業に伴う不要額の増が影響している。実質単年度収支は、前年度と同額程度となっている。引き続き、実質収支額が過大とならないよう、具体性のある予算編成に努める。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2021年度)

分析欄

全会計を合わせた標準財政規模に対する連結実質赤字比率は21.72%の黒字となり、昨年度から5.86ポイント上昇している。一般会計については、予算編成の時点で、町税等歳入予算の増額や歳出予算の抑制など全体的なバランスを見直し、実質収支額の圧縮に努めた。国民健康保険特別会計については、社会保険加入促進や後期高齢への移行などにより、給付が抑制されたものと考えられる。介護保険特別会計はサービス利用者の増加に伴い保険給付は増となっているが、介護予防事業などの効果もあり、収支は良好な状況を維持している。水道事業会計については、大口使用者の使用水量減少による減収の影響などにより、経営計画の変革期を迎えている。現在、管路を含めた水道施設の老朽化対策や、営業収益の減少を見据え、長期的視点による経営健全化計画を検討している。下水道事業会計についても、町からの補助や出資が必須となっている状況から、水道事業同様に経営健全化に向け事業計画の見直しを行うこととなっている。その他の特別会計等については、概ね例年並みの比率となっている。

実質公債費比率(分子)の構造(2021年度)

分析欄

元利償還金の上昇は、大規模起債事業や、R2借入分の「臨時財政対策債」の償還開始によるもの。元利償還金の増に合わせ、地方債残高も増加している。R3における公債費は、前年度に対し14,746千円の増加。今後、9億円前後のピークが数年間継続し、その後は落ち着きを見せるものと予測しているが、各種計画に基づく改修工事等、大きな地方債発行により、償還ピークはさらに延長される見込みである。町債の発行には、基準財政需要額への算入割合など、より有利な財源を厳選し、後年度の財政負担の軽減を図る。

将来負担比率(分子)の構造(2021年度)

分析欄

新たな地方債の借入などにより、地方債現在高が前年度に対し169,850千円の増となり、他の数値は同程度か減少したが、将来負担額は総額で103,446千円の増額となった。さらに、充当可能基金が364,162千円の増となるなど、充当可能財源等についても前年度に対し、総額で364,162千円の増額となったため、将来負担比率は大きく改善した。しかしながら、充当可能基金の多くは特定目的基金として今後発生する財政需要財源であって、現在の債務への充当財源ではない。将来負担比率の分子がマイナスとなった状況にあっても、財政健全化の取組みを継続し、持続可能な行政運営にむけ、基準財政需要額の確保と地方債の適切な管理運用に努める。

基金残高に係る経年分析(2021年度)

基金全体

(増減理由)健全な財政状況を反映し、基金総額は増加傾向にある。各事業への充当額に対し、積立額が上回ったことにより、基金残高は364,671千円の増額となった。(今後の方針)財政調整基金や減債基金については、財源調整や公債費の上昇にあわせ、一定程度の残高を維持する必要がある。また、特定目的基金は公共施設再配置・維持保全計画に基づく公共施設等の維持更新を見据え、計画的な積立てを行う。

財政調整基金

(増減理由)令和3年度においては、当初予算の財源不足などによる45,083千円の取崩しと、第5次上里町総合振興計画に掲げる目標値に向け、決算見込による余剰分として110,535千円の積立てにより、年度末残高は1,503,569千円となっている。(今後の方針)財政調整基金はR3決算後、過去最高額の1,503,569千円となった。これは、新型コロナウイルス感染症の影響を考慮した一時的な増額である。上里町総合振興計画により「標準財政規模費20%を目標とする」としているため、12億円程度の積立てが目標額となるが、その残高が問題視される側面もあるため、当面は、具体性を持った特定目的基金の活用を重視していく。

減債基金

(増減理由)令和3年度においては、防災行政無線デジタル化改修事業などの起債償還財源として150,000千円の取崩しに対し、今後の公債費の増額への備えとして312,758千円の積立てを行った。(今後の方針)減債基金は、R2からの公共施設等適正管理推進事業債や、災害対策事業債の償還開始によりピークを迎えていることから、令和3年度は前年度に引き続き150,000千円の取り崩しを行った。災害対策事業や中学校管理運営事業など、規模の大きな事業については、交付税算入の見込める有利な地方債を活用していることや、臨時財政対策債の重層的な償還が見込まれることから、減債基金の重要性が高まっている。

その他特定目的基金

(基金の使途)「公共施設等用地取得及び施設整備基金」道路事業や庁舎など公共施設全般の新規取得、更新、維持管理に充当する。「いきいき福祉基金」保育所や保健センターの整備など、福祉の増進や健康づくり・生きがいづくりの推進を図るために実施する事業に充当する。「教育施設整備基金」小中学校や体育館、公民館整備事業等に充当する。(増減理由)公共施設等用地取得及び施設整備基金は、リバーサイドロード事業や、図書館常設展示室改修工事などの費用として162,605千円を取り崩し、今後の用地取得費用や公共施設の再配置や維持管理の財源として229,797千円の積立てを行った。また、町営上里ゴルフ場用地取得費用として、21,167千円の積立てを行い、取崩しは行わなかった。教育施設整備基金は、長幡小学校校舎棟改修工事や、上里東小学校体育館トイレ改修工事などの財源として30,772千円の取崩しを行い、小中学校の長寿命化や大規模改修を見据え、100,028千円の積立てを行った。いきいき福祉基金は、運用利子113千円の積立てを行い、取崩しは行わなかった。(今後の方針)特定目的基金は公共施設の維持更新や老朽化対策の財源とするものであり、令和2年3月策定の「上里町公共施設再配置・維持保全計画」に基づき、更新等に係る事業計画が開始されている。平成29年3月の「公共施設維持管理等調整プロジェクトチーム」の報告によると「公共施設の多くは設置後40年を経過しているものが多く、今後9年以内に修繕が必要な施設が97.07%、総額は78億6千万円」と試算されている。安定的な行財政運営のためには、各公共施設の適切な維持補修により更新計画の長期化を行い、単年度財政需要の減少と平準化を図るとともに、財源については補助事業を最大限に活用することを基本とし、併せて地方債や基金の有効活用により、一般財源の充当を出来るだけ抑制する必要がある。このような背景から、特定目的基金の積立てを強化していく。

公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2021年度)

有形固定資産減価償却率の分析欄

前年に引き続き上昇し、類似団体平均と比べ1.4ポイント下回る償却率となっている。令和3年度中には上里町総合文化センターの安全改修工事により市民会館が減少となったものの、他の各施設の減価償却が進んだことにより全体では0.7ポイントの上昇となった。保育所が9.2%、消防施設が27.3%と低い償却率となっている一方で、他の施設は概ね50%を超える償却率となっている。特に学校施設が72.9%、体育館が78.6%と高い償却率となっており、教育施設を中心に公共施設の老朽化が進んでいることを示している。

債務償還比率の分析欄

小中学校管理運営事業や臨時財政対策債の発行に伴う地方債現在高の増などにより、将来負担額は総額で103,446千円の増額となった一方で、充当可能財源については、充当可能基金の増により前年度に対し364,162千円の増額となり、分子全体では260,716千円の減額となった。分母については、臨時財政対策債発行可能額の増などに伴い経常一般財源等(歳入)等が655,756千円の増となったことが影響し、全体では462,906千円の増となった。結果、債務償還比率は減少となった。充当可能基金の多くは特定目的基金として今後発生する財政需要財源であって、現在の債務への充当財源ではないことや、今後も神流リバーサイドロード事業や公共施設の維持保全に係る改修工事などの大規模起債事業が予定されており、将来負担額の増加が見込まれることからも、財政健全化の取組みを継続し、持続可能な行政運営にむけ、基準財政需要額の確保と地方債の適切な管理運用に努める。

分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析

将来負担比率は昨年度に続き算定無しとなったが、これは退職手当負担見込額の減などにより、将来負担額が5,073万5千円の減、また、財政調整基金や減債基金への積立てを強化したことから、充当可能財源等が前年度に対し3億308万3千円の増となったためである。公共施設等総合管理計画や公共施設再配置・維持保全計画(令和元年度策定)に基づき、今後、計画的に公共施設の改修等が予定されている。その財源として、新たな地方債の発行や、充当可能基金の取崩しが見込まれており、これにより将来負担比率が増加するとともに、有形固定資産減価償却率の減少が想定される。

分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析

将来負担比率は平成24年度をピークに減少し、平成30年度より算定無しとなっている。実質公債費比率も平成25年度をピークに大きく改善をしているが、平成28年度決算における実質公債費比率の改善は平成25年度に大きく上昇した単年度公債費比率16.7%の影響を受けなくなったことが要因となっていて、上里中学校(屋内運動場)改築事業債の償還が開始されるなど、単年度公債費比率は上昇傾向にある。充当可能基金の積立て強化により将来負担比率は減少しているが、令和元年度においては、水道事業において操出基準の見直しを行った事と、下水道事業においてH25企業債の償還が開始された事による公営企業会計へ繰出す準元利償還金の増加により実質公債費比率は上昇となり、令和2年度においては、防災行政無線デジタル化事業(122.5百万円)や公立保育所整備事業(425.9百万円)などの償還開始により、実質公債費比率は上昇している。令和3年度については、災害対策事業など令和3年度に償還開始となった額が、令和2年度に償還終了となった額を上回った事により、0.1ポイントの増となった。令和4年度以降も公共施設の維持保全などに係る地方債の発行により公債費は高い水準で推移することが見込まれる中、引き続き減債基金の適正な運用などにより健全な財政運営を図る必要がある。

施設類型別ストック情報分析表①(2021年度)

施設類型別ストック情報分析表②(2021年度)

一般会計等、全体、連結資金収支計算書内訳表(2021年度)

資金収支計算書(一般会計等・全体・連結)

一般会計等・全体・連結資金収支計算書内訳表を、業務活動・投資活動・財務活動の会計基準に沿って、最新年度の収入・支出構成として可視化しています。上部の数値は期首資金から期末現金預金残高までのつながりです。

財務書類に関する情報①(2021年度)

財務書類に関する情報②(2021年度)

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,

よくある質問

このページで何が分かりますか?

埼玉県上里町の2021年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。

データの出典はどこですか?

総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。

関連する地方公営企業も見られますか?

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