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財政力指数の分析欄人口減少や全国平均を上回る高齢化率(平成28年末35.1%)に加え、自主財源が乏しいこともあり、0.27と類似団体を大きく下回っている。町の主要産業である農業の振興及び企業誘致や若者定住対策等を推進することにより、町税収の増収を図る。また、「会津美里町税等滞納金収納対策本部会議」における全庁的取組みにより、課税客体の把握について一層の適正化を図り、税の滞納額の圧縮に努める。 | 経常収支比率の分析欄高利率の地方債の繰上償還等による利子償還額の抑制を図るとともに、「会津美里町行財政改革推進計画(集中改革プラン)」及び「会津美里町定員適正化計画」に基づく職員数の削減など、合併効果を生かした経費削減の結果、類似団体平均を2.4ポイント下回っている。しかし一方で、旧町村体制における事業を継続しながら新規事業に取り組んでいること、公共施設の統廃合が進んでいないことなどから、経常的経費が増加傾向となっており、町村合併のメリットが十分に図られていないことから、今後も行財政改革への取組みを通じて、更なる経常経費の削減に努める。 | 人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄町村合併により同類の公共施設を複数抱えていることに加え、施設の老朽化に伴う管理経費の増加などにより、類似団体より29,534円、前年度対比5,819円高くなっている。今後は、施設の集約化、事務事業の見直しなどにより経費の抑制に努める。 | ラスパイレス指数の分析欄ラスパイレス指数は97.1と類似団体平均を0.1ポイント上回ったが、同程度の数値であり、今後も県人事委員会勧告を踏まえた適正な給与水準を維持する。 | 人口1,000人当たり職員数の分析欄町村合併以後、職員数の削減に取り組んでいるが、類似団体平均を上回っている。引き続き「会津美里町定員適正化計画」に基いて職員数の削減を図る | 実質公債費比率の分析欄新規発行債の抑制や繰上償還の実施により実質公債比率は下がってきているが、今後、公共施設整備や施設の老朽化に伴い普通建設事業費にかかる新規発行に対応できるよう繰上償還を含め計画的な償還に努める。 | 将来負担比率の分析欄新規発行債の抑制、繰上償還による地方債残高の減、財政調整基金及び公共施設等整備再生基金への積立などによる充当可能基金の増加により、将来負担額を充当可能財源が上回っているため将来負担比率は発生しなかった。しかし、今後は公共施設整備や施設の老朽化に伴う普通建設事業費にかかる新規発行による地方債残高の増加が想定されるため、計画的な償還及び充当可能基金への積立を行い将来世代への負担をできる限り抑制し財政の健全化を図る。 |
人件費の分析欄町村合併により、職員数は類似団体と比較して多いが、「会津美里町定員適正化計画」による定員管理等により、人件費に係る経常収支比率は、類似団体平均より0.5ポイント低い21.9%となっている。 | 物件費の分析欄物件費に係る経常収支比率は、町村合併により類似の公共施設を複数抱えているため老朽化等による管理経費の増加により上昇傾向にある。今後は事務事業の見直しや公共施設の集約化等を図り経費の抑制に努める。 | 扶助費の分析欄扶助費に係る経常収支比率は、類似団体の中でも特に低い比率となっているが、児童福祉、高齢者福祉及び障がい者福祉は年々増加傾向にあり、今後も増加することが予想される。町独自のサービスについて範囲や内容が適正なものであるかを検証し、事業の集約化や見直しに努めできる限り増加幅の抑制を図る。 | その他の分析欄その他にかかる経常収支比率は、類似団体平均より0.3ポイント高い14.4%となっている。今後は各会計の財政健全化に向けた取組みを実施し繰出金等の抑制に努める。 | 補助費等の分析欄補助費に係る経常収支比率は、類似団体平均を1.6ポイント低い11.3%となっている。今後は「会津美里町補助金等検討第三者委員会」からの提言書に基づき事業の見直しを行うとともに、社会経済情勢の変化に応じ多様化、高度化する住民ニーズにも対応できるよう努める。 | 公債費の分析欄新規発行債を標準財政規模の10%以内に抑制することや繰上償還による地方債残高の減少により公債費に係る経常収支比率は、下がっているものの類似団体平均と比較して2.8ポイント高い16.2%となっている。今後は公債費に係る経常収支比率の上昇を抑えつつ、公共施設整備及び公共施設の老朽化、集約化に伴う普通建設事業費に係る新規発行に対応できるように、繰上償還を含め計画的な償還により地方債償還金の縮減を図る。 | 公債費以外の分析欄公債費以外の経常収支比率は、類似団体平均より5.2ポイント低い67.7%となっている。今後は、公共施設の整理・統合等によるコストの抑制を図るとともに事務事業の見直しを行い経費の抑制に努める。 |
議会費労働費消防費諸支出金総務費農林水産業費教育費前年度繰上充用金民生費商工費災害復旧費衛生費土木費公債費 |
目的別歳出の分析欄総務費の住民一人当たりコストが175,530円と類似団体平均の約2.7倍となっている。これについては、今後の公共施設整備及び老朽化に伴う大規模改修のため、公共施設等整備再生基金に積立していることが主な要因となっている。また、農林水産業費及び商工費が類似団体平均と比較して伸びている主な要因は、農林水産業費については、町の基幹産業である農業振興事業、商工費については、企業誘致促進事業及び町の活性化のための商工振興事業に重点的に取り組んできたことによるものである。 |
人件費補助費等災害復旧事業費投資及び出資金物件費普通建設事業費失業対策事業費貸付金維持補修費普通建設事業費(うち新規整備)公債費繰出金普通建設事業費(うち更新整備)積立金前年度繰上充用金 |
性質別歳出の分析欄歳出決算総額は、住民一人当たり583,081円となっている。主な構成項目である人件費は、住民一人当たり80,976円となっており、平成23年度から80,000円程度で推移してきているが、類似団体平均と比べて高い水準にある。今後も「会津美里町定員適正化計画」に基づき人件費の抑制に努める。また、普通建設事業費は住民一人当たり102,782円となっており、類似団体平均の約1.8倍なっている。これについては、庁舎及び複合文化施設の建設が要因であるが、今後についても、公共施設の統廃合による施設の解体及び老朽化に伴う大規模改修などで増加することが見込まれるため、事務事業の見直しを行い経費の抑制に努める。 |
有形固定資産減価償却率の分析欄 | 債務償還可能年数の分析欄 |
分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析 |
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分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析将来負担比率及び実質公債費比率のいずれの数値も類似団体平均値を下回っているが、平成30年度完成予定の庁舎及び複合文化施設の建設や、公共施設の最適化を図るための解体や大規模改修などの大型事業が控えており、今後は将来負担比率の上昇が見込まれる。繰上償還を含め計画的な償還に努めるとともに、充当可能基金への計画的な積み立てを行い、将来世代への負担をできる限り抑制する。 |
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道路橋りょう・トンネル公営住宅港湾・漁港認定こども園・幼稚園・保育所学校施設児童館公民館 |
施設情報の分析欄
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図書館体育館・プール福祉施設市民会館一般廃棄物処理施設保健センター・保健所消防施設庁舎 |
施設情報の分析欄
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資産合計負債合計 |
1.資産・負債の状況一般会計等においては、資産が455百万円の減少、負債が492百円の増加となった。資産の減少は主に固定資産の減価償却によるものである。負債の増加は主に地方債の増加によるものである。全体会計においては、資産が3,692百万円の増加、負債が2,945百万円の増加となった。連結会計においては、資産が5,866百万円の増加、負債が3,670百万円の増加となった。 |
純経常行政コスト純行政コスト |
2.行政コストの状況一般会計等においては、経常費用は10,953百万円となり、その内訳は業務費用が61.7%、移転費用が38.3%、さらに業務費用を細分化すると、人件費が16.0%、物件費等に44.6%、その他の業務費用が1.1%となっている。全体会計においては、経常費用は16,277百万円となり、その内訳は業務費用が45.5%、移転費用が54.5%、さらに業務費用を細分化すると、人件費が25.0%、物件費等に72.6%、その他の業務費用が2.5%となっている。連結会計においては、経常費用は19,020百万円となり、その内訳は業務費用が42.5%、移転費用が57.5%、さらに業務費用を細分化すると、人件費が26.9%、物件費等に69.8%、その他の業務費用が1.6%となっている。 |
本年度差額本年度末純資産残高本年度純資産変動額 |
3.純資産変動の状況一般会計等においては、税収等の財源(9,745百万円)が純行政コスト(10,691百万円)を下回っており、本年度差額は▲946百万円となり、純資産残高は946百万円の減少となった。全体会計においては、純資産残高は930百万円の増加となった。連結会計においては、純資産残高は1,147百万円の増加となった |
業務活動収支投資活動収支財務活動収支 |
4.資金収支の状況一般会計等においては、業務活動収支は286百万円であったが、投資活動収支については、公共施設整備費支出や基金積立金支出により▲983百万円となっている。財務活動収支については、地方債の発行額が地方債償還支出を上回ったことから、601百万円となっている。本年度末資金残高は前年度から96百万円減少し、275百万円となった。全体会計においては、業務活動収支は592百万円であったが、投資活動収支については、▲997百万円となっている。財務活動収支については、436百万円となっている。本年度末資金残高は前年度から30百万円増加し、847百万円となった。連結会計においては、業務活動収支は728百万円であったが、投資活動収支については、▲1,096百万円となっている。財務活動収支については、396百万円となっている。本年度末資金残高は前年度から29百万円増加し、1,190百万円となった。 |
①住民一人当たり資産額(万円)②歳入額対資産比率(年)③有形固定資産減価償却率(%) |
1.資産の状況住民一人当たり資産額(歳入額対資産比率)は、合併前に旧市町毎に整備した公共施設があるため、保有する施設数が非合併団体よりも多く、類似団体平均を上回っている。しかし、老朽化した施設が多いため、公共施設等総合管理計画に基づき、施設保有量の適正化に取り組む。 |
④純資産比率(%)⑤将来世代負担比率(%) |
2.資産と負債の比率純資産比率は、類似団体平均と同程度であるが、純行政コストが税収等の財源を上回ったことから純資産が946百万円減少している。純資産の減少は、将来世代が利用可能な資源を過去及び現世代が費消して便益を享受したことを意味するため、行政コストの削減に努める。 |
⑥住民一人当たり行政コスト(万円) |
3.行政コストの状況住民一人当たり行政コストは類似団体平均を上回っており、特に、純行政コストのうち物件費が、類似団体と比べて住民一人当たり行政コストが高くなる要因となっていると考えられる。物件費の削減に努める。 |
⑦住民一人当たり負債額(万円)⑧基礎的財政収支(百万円) |
4.負債の状況住民一人当たり負債額は類似団体平均を上回っている。公共施設整備等に係る地方債発行により、負債の額が前年より増加している。 |
⑨受益者負担比率(%) |
5.受益者負担の状況受益者負担比率は類似団体平均を下回っている。現状の維持管理にかかる費用や業務内容を分析し、維持管理費用や施設利用料等の適正化を図る。 |
出典:
財政状況資料集
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統一的な基準による財務書類に関する情報
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