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地方財政ダッシュボード

福島県二本松市の財政状況(2018年度)

🏠二本松市

地方公営企業の一覧

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収録データの年度

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総括表

人口の推移

財政比較分析表(2018年度)

財政力指数の分析欄

基準財政需要額については、個別算定経費のうち教育費や徴税費が増となったほか、地域の元気創造事業費等が増加したものの地域経済・雇用対策費が算定廃止となり減となったほか、包括算定経費の減が大きく、全体で前年度比約0.2%の増と微増にとどまった。一方で基準財政収入額は固定資産税等の増により、全体で約2.4%の増となった。その結果、財政力指数は前年度対比で横ばいの0.44となり、類似団体平均を下回っている。今後も徴収業務の強化等による歳入の確保、物件費、補助費を中心とした事務事業の見直しによる経常経費の削減、計画的な市債発行により行政基盤の安定確保に努める。

経常収支比率の分析欄

物件費や公債費等一部に増があったものの、補助費や人件費に減があり、経常経費は前年比約0.3%の減となった。経常一般財源は地方税及び地方消費税交付金が増加したものの地方交付税の減により全体で約0.9%の減となり、経常収支比率は前年度を0.6ポイント上回った。今後は、福祉関係経費等を中心とした扶助費、老朽施設の維持管理経費等、経常経費の増加が懸念されることから、限られた財源での効率的で効果的な活用を図るとともに、歳入の安定確保、財政基盤の強化に努める。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

定員適正化計画に基づき人件費は横ばいとなっているものの、平成24年度から本格的に実施されている原発事故による放射性物質の除染事業による物件費の影響により、額自体は減少しているものの類似団体平均値を大きく上回っている。今後、物件費となる除染関連事業は完了が予定されており、物件費はさらに縮減される見込みであるが、加えて事務事業の見直しをおこなうことにより全体的なコスト縮減に努める。

ラスパイレス指数の分析欄

前年の数値を下回った要因は、任期付職員採用等による職員構成や、経験年数別階層の変動と考えられる。今後も、地域の民間企業の状況を踏まえて給与水準を見直し、事務の簡素化・合理化を図るなど、より一層の給与適正化に努めてゆく。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

平成28年3月策定の定員管理計画において、「平成32年4月1日現在の職員数を511人とする」目標を設定した。目標達成に向け、採用者数の抑制、組織の見直し等に取り組んでいるところである(平成31年度当初職員数は507名となっている)。適正な定員管理を継続するとともに、多様化する行政需要への柔軟な対応、サービスの維持・向上のため、事業見直しや組織の簡素・合理化、アウトソーシング等に取り組んでいく。

実質公債費比率の分析欄

組合等が起こした地方債の元利償還金に対する負担金等が減少した一方で、市民税や固定資産税を主とする標準税収入額等が増したことにより、前年度比で0.7ポイント減少したが、類似団体平均を大きく上回っている。元利償還金は近年増加傾向にあるものの、交付税措置の有利な起債を活用してきたこともあり、実質公債費比率は今後も減少していくと見込まれるが、新総合計画による事業の厳選と計画的な財政運営及び債務の削減による更なる財政の健全化に努める。

将来負担比率の分析欄

組合負担等見込額及び債務負担行為の減少、公営企業債等への繰入見込額の減により、前年比で5.3ポイント減少したものの、未だ類似団体平均値を上回っている状況にある。また、地方債の現在高について、当年度は微減となったものの、今後、二本松城跡総合整備事業や二本松駅南地区整備事業等の大型事業が予定されており、増加が見込まれる状況にあることから、効果的な繰上償還を検討し、地方債の残高減少を図るとともに、新総合計画による事業の峻別により、将来負担の抑制に努める。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2018年度)

人件費の分析欄

人件費に係る経常収支比率については、21.4%と全国、県、類似団体平均値を下回った。しかしながら、人件費及び人件費に準ずる経費の人口1人当たりの決算額については、類似団体平均を上回っていることから、引き続き定員管理・職員給与の適正化を図り、人件費関係経費全体の抑制に努める。

物件費の分析欄

物件費に係る経常収支比率については前年度比0.7ポイント増となり、類似団体平均は下回ったものの県及び全国平均は上回っている。今後も引き続き、コストを意識した効率的で効果的な市民サービスの提供方法について検討し、物件費の抑制に努める。

扶助費の分析欄

扶助費に係る経常収支比率は類似団体及び福島県平均、全国平均を下回っているものの、引き続き増加傾向にある。今後も生活保護費をはじめ社会保障の増加が見込まれるため、資格審査の適正化など財政負担が過度にならないよう適正管理に努める。

その他の分析欄

その他に係る経常収支比率は維持補修費が0.4ポイント減少した一方で、繰出金が0.4ポイント増加したことにより、全体で前年度比0.1の増となった。今後は公共施設等管理計画に基づき、効率的な施設管理を図り、維持補修費及び繰出金の抑制に努める。

補助費等の分析欄

補助費等に係る経常収支比率については、類似団体平均を大きく上回っている。これは、一部事務組合に対する負担金や補助金等が多額となっているためである。今後は、経費負担のあり方、事業効果を検証し、減額や廃止等の検討を行うとともに、新たな補助等の抑制に努める。

公債費の分析欄

公債費に係る経常収支比率については前年度比で0.5ポイント増加し、全国平均及び県、類似団体の平均を上回っている。今後も実施予定の大規模事業により増える見込みでがあるが、効果的な繰上償還の検討と新総合計画に基づき新発債の発行の抑制に努める。

公債費以外の分析欄

公債費以外に係る経常収支比率は前年度比0.1ポイント増となり、類似団体平均を上回っている。物件費、補助費等を中心に経費の節減・合理化を図り、効率的な執行に努める。

目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2018年度)

議会費

労働費

消防費

諸支出金

総務費

農林水産業費

教育費

前年度繰上充用金

民生費

商工費

災害復旧費

衛生費

土木費

公債費

目的別歳出の分析欄

主な構成項目である民生費は住民一人当たり201,857円となっており、前年度と比べて73.1%減少しているものの、依然として類似団体平均を大きく上回っている。これは平成24年度から本格的に実施されている原発事故による放射性物質の除染事業によるものである。今後、除染関連事業は完了が予定されており、民生費はさらなる縮減が見込まれている。消防費は住民一人当たり28,425円となっており、前年度と比べて16.9%の増となった。全国平均及び県、類似団体の平均を大きく上回った。これは平成29年度・30年度の継続費で整備している新たな防災行政情報配信システムのためである。今後は新総合計画及び公共施設等総合管理計画に基づき、事業の厳選に努めていく。

性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2018年度)

人件費

補助費等

災害復旧事業費

投資及び出資金

物件費

普通建設事業費

失業対策事業費

貸付金

維持補修費

普通建設事業費(うち新規整備)

公債費

繰出金

普通建設事業費(うち更新整備)

積立金

前年度繰上充用金

性質別歳出の分析欄

主な構成項目である物件費は住民一人当たり111,268円となっており、前年度と比較して112.7%減と大きく縮減されているものの、全国平均及び県、類似団体平均いずれも上回っている。これは平成24年度から本格的に実施されている原発事故による放射性物質の除染事業によるものである。今後、除染関連事業は完了が予定されており、物件費はさらに縮減される見込みである。普通建設事業費は住民一人当たり103,958円となっており、前年度と比較して12.6%減となっている。これは市営住宅建替事業等の大型事業の完了や学校施設整備事業費の減によるものである。今後は、新総合計画及び公共施設等総合管理計画に基づき、事業の取捨選択を徹底するとともに、維持補修費も含めた事業費の減少を目指すこととしている。

実質収支比率等に係る経年分析(2018年度)

分析欄

歳入では県支出金が除染対策交付金の減等により9,444百万円の減となったこと及び地方交付税が386百万円の減となったこと等により、決算額で9,998百万円の大幅減となった一方で、歳出についても人件費、扶助費等の減により10,170百万円の減となった。歳入歳出差引額は172百万円の増となった。実質収支及び実質単年度収支ともに黒字となったが、今後も普通交付税の減が見込まれることから、公債費削減による義務的経費の抑制と市政全般にわたる事業厳選と見直しが必要である。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2018年度)

分析欄

各会計とも赤字額は生じておらず、今後も安定的に推移するものと思われる。今後も収支バランスを意識しながら、更なる経常経費の削減と新総合計画による事業の厳選に努める。

実質公債費比率(分子)の構造(2018年度)

分析欄

元利償還金及び公営企業債の元利償還金に対する繰入金が増加したものの、組合等が起こした地方債の元利償還金に対する負担金等及び債務負担行為に基づく支出額が減少しており、元利償還金等の額全体は減少している。平成30年度では控除される算入公債費等は減少しているが、令和元年度以降は元利償還金とともに増加する見込みであり、実質公債費比率の分子は減少傾向にある。今後は新総合計画による事業の厳選に努めるとともに、効果的な繰上償還を検討していく。

将来負担比率(分子)の構造(2018年度)

分析欄

債務負担行為に基づく支出予定額及び公営企業債等繰入見込額等については、新規要素がなく、支出額が減少した事、また組合等負担等見込額については安達地方広域行政組合が建設した施設の償還額が減少した事等が要因となり、将来負担比率を減少させた。今度は、効果的な繰上償還を検討し地方債の残高の減少を図るとともに、新総合計画による事業の峻別により、将来負担の抑制に努める。

基金残高に係る経年分析(2018年度)

基金全体

(増減理由)決算剰余金により、財政調整基金に515百万円、地域振興整備基金に38百万円積み立てた一方、財政調整基をら600百万円、減債基金を320百万円、地域振興整備基金を246百万円取り崩した事等により、基金全体として654百万円の減となった。(今後の方針)財政調整基金については、決算剰余金の積み立てはあるものの、それ以上に取り崩す予定である。また、その他の特定目的基金については、使途に沿った事業に充当していく予定であり、総額としては減少していく見込み。

財政調整基金

(増減理由)決算剰余金を515百万円積み立てた一方、普通交付税の合併算定替の特例措置の段階的縮減による歳入減等の調整のため600百万円を取り崩した事による減少。(今後の方針)普通交付税の合併算定替の特例措置の終了等による歳入減、社会保障費や公共施設等総合管理計画に基づく維持管理等による歳出増に対応するための調整財源として取り崩すこととし、令和元年以降も減少していく見込み。

減債基金

(増減理由)運用利子約2百万円を積み立てた一方、普通交付税の合併算定替の特例措置の段階的縮減による歳入減等の調整のため320百万円を取り崩した事による減少。(今後の方針)令和4年度に地方債償還のピークを迎える予定であり、それに備えて毎年度計画的に決算剰余金から積み立てを行ってきた。取崩しについては令和元年度で480百万円、令和2年度では590百万円の予定。

その他特定目的基金

(基金の使途)社会福祉基金:社会福祉の増進地域振興整備基金:市勢の振興、地域活性化に向けた施策の推進都市公園施設整備基金:都市公園施設の整備促進広域的減容化事業に伴う地域振興基金:減容化事業の推進国際交流基金:国際交流事業の推進(増減理由)社会福祉基金:運用利子等により4百万円積み立てた一方、社協活動推進事業や福祉施設の管理に8百万円充当したことによる減少。地域振興整備基金:寄附金等により38百万円積み立てた一方、地域の活性化に資する施設の維持管理等に246百万円充当したことによる減少。都市公園施設整備基金:運用利子の積み立てによる増加広域的減容化事業に伴う地域振興基金:減容化施設整備に係る市道整備事業等に63百万円充当した一方、特定原子力施設地域振興事業補助金を100百万円積み立てた事による増。国際交流基金:寄附金により1百万円積み立てた一方、海外派遣事業等に8百万円充当したことによる減少。(今後の方針)広域的減容化事業に伴う地域振興基金については、令和2年度に減容化事業へ全て充当される見込み。その他の特定目的基金についても、使途を踏まえ適切に管理していく。

公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2018年度)

有形固定資産減価償却率の分析欄

債務償還比率の分析欄

当市の債務償還比率は、全国平均及び福島県平均をやや上回る比率である。将来負担額は交付税措置の有利な起債を活用してきたこともあり、減少傾向となっているものの、大幅な改善には至っていない。今後も、毎年長期総合計画の見直し及び財政計画の作成を通して、公債費、繰出金、負担金等の動向等も踏まえて、指標の適正な管理に努めていく。

分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析

分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析

将来負担比率、実質公債比率ともに類似団体平均より上回っているが、近年減少傾向にある。交付税措置の有利な起債を活用してきたこともあり、今後も減少していくことが見込まれるが、新総合計画による事業の厳選及び事業内容の精査等により更なる財政の健全化に努める。

施設類型別ストック情報分析表①(2018年度)

道路

橋りょう・トンネル

公営住宅

港湾・漁港

認定こども園・幼稚園・保育所

学校施設

児童館

公民館

施設情報の分析欄

施設類型別ストック情報分析表②(2018年度)

図書館

体育館・プール

福祉施設

市民会館

一般廃棄物処理施設

保健センター・保健所

消防施設

庁舎

施設情報の分析欄

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,