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地域において担っている役割当町を取り巻く環境として、公共交通機関の便数が少なく、他医療機関を受診するにしても、住民の「足」がない地域である。また、冬期間には吹雪などの交通障害が発生し、「陸の孤島」となる地域である。上記観点から遠方まで治療に行かなくても済むよう人工透析や抗がん剤治療も行っている。当院は、町内唯一の医療機関として、住民の生命、健康を守るという使命を担い救急医療の体制も確保しながら地域医療を支えている。 |
経常収支比率医業収支比率修正医業収支比率累積欠損金比率病床利用率入院患者1人1日当たり収益外来患者1人1日当たり収益職員給与費対医業収益比率材料費対医業収益比率 |
経営の健全性・効率性について①一般会計からの繰入により、経常収支比率98.1%となっている②内科医不在(現在常勤医:整形外科1名)の影響により、入院・外来患者等総数が減となっており、収入が伸び悩んでいる。④病床利用率の伸び悩みは、内科医不在によるものだと考えられ、内科医の招聘が急務であると認識している。⑥コロナワクチン接種件数の減により、前年度に比べ、外来単価が改善された。⑦人事院勧告による人件費の増及び医業収益の減により、当比率が年々増加傾向にある。⑧道補助金(病床確保補助金)により、一般会計補助金を累積欠損金に充当することができ、令和4年度以降、累積欠損金比率が改善傾向にある。 |
有形固定資産減価償却率器械備品減価償却率1床当たり有形固定資産 |
老朽化の状況について医療機器においては、町内唯一の医療機関であり、地域医療を支える上で引き続き計画的な更新をしていく必要がある。建物・設備については、近年設備の故障が相次いでいることから、事案ごとに個別修繕を行いつつ、天塩町立国民健康保険病院長寿命化計画に基づき改修を実施する。 |
全体総括今後の経営改善の方向性として、内科医の招聘が急務である。道内三医育大学病院との連携や道外民間紹介会社も活用しながら内科医の確保に努める。近隣町村の病院が診療所化していく中で、地域住民の受療動向を見据えながら当院の在り方を考え、果たすべき医療機関としての役割を検討していく必要があると考える。 |
出典:
経営比較分析表
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