経営の健全性・効率性について
漁業集落排水事業は大島地区が平成10年、斑地区が平成21年に供給を開始している。大島地区は22戸で接続率は100%、斑地区は110戸で接続率は57.3%となっている。「施設利用率」「水洗化率」は低下となり、汚水処理原価は平成26年においては高くなっている。「収益的収支比率」は20%台~40%台であり大変厳しい状況で、このことから一般会計繰入金より補填している状況である。水洗化率の向上、経営改善を図る必要がある。
老朽化の状況について
施設の老朽化度合は異なるが、これから施設や設備の老朽化が進んでいく。「管渠改善率」は0%であり、今後、老朽化が進む中で適切な維持管理を行うとともに、より効率的な更新を行う必要がある。
全体総括
人口減少、高齢化していくなかで、下水道の普及促進は難しいと考える、このことから計画性のある維持管理により、効率的な改築・更新を行う必要が重要な課題と考える。