経営の健全性・効率性について
水洗化率は、類似団体の平均値より低い状況からして、下水道整備の遅れが指摘される。また、汚水処理原価は安く、また経費回収率は高いことから、効率的な汚水処理、及び料金水準が適切と考えられるが、類似団体の施設と比較して、まだ老朽化が著しく進んでいない状況とも言える。
老朽化の状況について
管渠改善率は、全国平均より低いが、最も古い施設で経過17年程度で、まだ施設の整備中という考えである。
全体総括
経費回収率は、類似団体平均値より大きく、70%超えではある。現在1地区が漁業集落排水整備事業を継続中であり、今後供用開始に伴い更なる経費回収率・収益的収支比率ともに上昇するものと考える。しかし、他地区の既存施設の老朽化に伴う維持管理費も増える事を考えれば、隣接地区の統合などによる経費削減の検討も必要である。