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財政需要をどの程度自前の財源で賄えているかを表す本指標を他団体と比較すると、全国平均以上の類似団体は12団体であり、全国平均未満の19団体が類似団体平均値を押し下げている。また、広島県内の状況は、本町を含む県北の中山間地域に位置する団体と離島の団体が10団体であり、上位13団体との乖離が大きいことから県平均が全国平均を上回っている。経年で見ると横ばいであることから、今後も身の丈にあった財政運営を行っていく必要がある。
経常一般財源等により経常経費をどの程度賄えているかによって財政構造の弾力性を表す本指標を前年度と比較すると、経常経費が公債費と補助費により-2.1ポイント減少したものの、分母の経常一般財源等の減少により3.7ポイント増加したことで1.6ポイントの悪化となった。経年で見ると平成24を境に減少傾向にあり、今後も分母の減少が見込まれる。平均値と比べ最も乖離している公債費について、今後も財政運営方針を堅持し改善を進めていく必要がある。
当指標を前年度と比較すると11,300円程度増加しており、うち2,600円が分母の人口減少による影響、8,700円が分子の増加による影響である。主に道路の除雪費の影響により維持補修費が増加したことによるものと分析している。類似団体と比較すると物件費・維持補修費が2番目に高く、人件費は前年度と比べ減少しているとはいえ最も高いことから当指標は類似団体内で2番目に高い数値となっている。今後は第3次行政改革大綱に基づく職員定数の適正化に努め、総人件費の削減を図っていく必要がある。
平成24は国家公務員給与削減措置による差異があり100%を超える数値となっていたが、平成25以降は横ばい傾向となっている。類似団体平均と比較すると平成28は1.3ポイント差となり5年間で-3.7ポイント差を縮め順位も19位となった。また、全国町村平均との差は0.1ポイント差であること、広島県内での順位も23市町中9位であり中位に位置していることからも適正な水準と分析している。
当指標は、前年度に比べ0.45ポイント増加し類似団体内最下位となった。増加の主な要因は職員数6人増によるもので、病院事業の指定管理者制度移行に伴い医療職を職種変更により一般会計職員とした事による影響と分析している。県内順位も下位であることから、今後は昨年度策定した第3次行政改革大綱に基づき、組織力強化と人材の育成により、限られた職員数で運営する効率的な組織を実現するため、組織・機構の見直し、職員の適正配置、職員数の適正化に努め組織のスリム化を図る。
前年度と比較すると-0.4ポイント減少した。主な減少要因は、平成5年度頃に国の経済対策を受けて実施した地方単独事業に係る起債の元利償還が完了したことなどによるもので、単年度で-1.3ポイント減少したことによる。他団体と比較すると、類似団体内や広島県内においても最下位であることから身の丈に合わない投資を行って来た結果といえる。経年で見ると、横ばい傾向にあり、近年喫緊の政策課題解消のため多額の借入を行って来たことから今後も暫くこの傾向が続くものと見込まれる。
前年度と比較すると、地方債現在高の減少(約-10.5億円)のほか下水道事業に対する繰出基準の適正化により約-6ポイント減少したものの、財政調整基金の取崩しなどにより充当可能基金が減少(約-5.5億円)し約7ポイント増加したため1.4ポイント増加した。広島県平均は財政規模の大きい団体の影響を受け高い比率となっている。他団体と比較し目標を定めるのであれば財政規模が近い団体の平均値である類似団体平均が相応しいと考えている。
平成28決算経常収支比率の内数である当指標は、前年度に比べ0.3ポイント増加し24.6%となった。類似団体と比較すると常備消防を広域化してないことや本町の面積が中国地方一の町村であり職員数が多いことによる影響等により2.5ポイント高くなっている。横ばい傾向にあることから、今後は第3次行政改革大綱に基づき組織・機構を見直し、職員の適正配置、職員数の適正化に努めていく。
平成28決算の比率は前年度決算と比べ1.2ポイント増加により悪化した。主な要因は、基幹業務をクラウド化したことなどによる総務管理費の増加が影響していると分析している。当比率は県平均・全国平均や類似団体平均と比べても差異の少ない指標であり、経年で見ると横ばいから逓増傾向にある。
本町は福祉事務所設置町であることから生活保護費に係る経費の有無と財源の差異により類似団体と比べ高い比率となっている。平成28決算の比率を前年度と比較すると0.5ポイント増加となった。主な要因は自立支援給付事業などの伸びによる社会福祉費増加の影響と分析している。なお、制度改正により平成29からは生活保護費に係る財源の差異が解消されることから類似団体の比率に近づくものと想定している。
平成28決算の比率は前年度決算と比べ1.9ポイント増加により悪化した。主な要因は、土木費における維持補修費の伸びが大きいことから町が管理する道路の除雪費が例年と比べ増嵩したことによるものと分析している。平成29も降雪が多く除雪費の3月補正を余儀なくされていること、公共施設の老朽化の問題などから今後も維持補修費の増加による逓増傾向が続くものと分析している。
平成28決算の比率は前年度決算と比べ-1.5ポイント減少により良化した。主な要因は、指定管理者制度の導入により病院企業会計への補助金が減少したことによるものと分析している。当比率は県平均・全国平均や類似団体平均と比べ経常的に低い比率となっており、類似団体内順位も2位となっているが、これは本町の常備消防が広域化されてないことによる影響と分析している。
平成28決算の比率は前年度と比べプライマリーバランスの黒字化を目標とする事業の進度調整による起債借入抑制により-0.8ポイント下がり良化した。類似団体との比較においては、最下位は変わらなかったものの比較対象団体が変わったため平均値との差が開いた。また、普通交付税の合併特例加算縮減により、今後更に一般財源の減少が見込まれることから、現在の財政運営方針を堅持していく必要がある。
平成28決算の比率は前年度決算と比べ2.4ポイント増加により悪化した。分子側の影響は-0.3ポイント減少とほぼ変わらず、普通交付税の合併特例加算の段階的縮減などにより経常一般財源等が減少したことで2.7ポイント増加した。普通交付税の合併特例加算の段階的縮減は始まったばかりで、広島県平均が1.5ポイントの増加に踏みとどまっていることから、クラウド導入の効果を発揮し総合的に経費の節減に努めていく必要がある。
本町は町としては中四国地方で2番目の面積を持つことから、それに比例し道路資産は1千億円を超え総資産の75%を占めている。よって、有形固定資産減価償却率は道路資産の影響を強く受けている。固定資産台帳整備済みの団体は全国でも187団体しかないため、全国で比較すると本町の順位は高い方から18番目であり、他の上位団体を見るとその過半数が町・村で、本町同様、道路、橋りょう・トンネル又はその両方の影響が大きい事が要因と分析される。
本町の将来負担比率が全国平均(38.9)や類似団体平均と比較し高いことは折り込み済みであったが、有形固定資産減価償却率(いわゆる資産老朽化比率)までもがH27時点で全国平均(55.6)や類似団体平均と比べ高い状況である。現在本町では、身の丈(財政規模)にあった予算・決算を目指す取組を行っているが、これから先、この取組を継続していくこととすると将来負担比率は全国平均や類似団体平均に近づいていくことが予想されるが、所有する全ての資産を維持していくこととしたならば、資産老朽化比率の差はますます広がっていくものと思われる。持続可能な町政運営のため、H27に策定した北広島町公共施設等総合管理計画に基き、本町の身の丈にあった資産規模に資産を縮減していくことは勿論、民間活力の活用等により事業費や一般財源を圧縮するとともに、国・県の補助制度の動向を注視し、特定財源を確保するなど将来の町民負担の圧縮に努めていく必要がある。
類似団体の平均と比較すると将来負担比率の差はH23以降H26まで縮小傾向にあったがH27においてはH23水準まで拡大した。実質公債費比率の差もH23からH24に減少したもののH25以降拡大している、近年喫緊の施策の実施に伴い財政目標の発行制限額を超えて地方債を借入れている事が要因と分析している。今後は、プライマリーバランスの黒字と起債発行額年15億円の上限目標を堅持し、目標達成のため事業の進度調整を行うとともに近年目標超過した額の調整を図る。
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