経営の健全性・効率性について
①収益的収支比率経年で比較すると右肩上がりであるが、さらに維持管理経費の削減に努める必要がある。④企業債残高対事業規模比率類似団体平均値を下回っているが、今後の老朽化対策のため増加する可能性もある。⑤経費回収率類似団体平均値を下回り、一般会計からの繰入に依存しているのが現状である。⑥汚水処理原価類似団体平均値を上回っており、年々増加傾向にある。今後、汚水処理費の節減など効率的な汚水処理に努める必要がある。⑦施設利用率人口減少により利用率が減少傾向である。更新時にスペックダウンを行うなど効率的な方法を先進事例等により検討する必要がある。類似団体平均値を下回っている。⑧水洗化率類似団体平均値を上回っている。年々増加傾向であり、今後も引き続き水洗化率向上に努める必要がある。
老朽化の状況について
供用開始後19年が経過したが大きな修繕はない。すべての浄化槽が平成9年に設置しているものではなく、耐用年数からみて老朽化しているものはない。
全体総括
過疎化も相まって料金収入では維持管理費を賄えず、一般会計からの財源に依存している。今後、経営戦略を策定し、長期的な視野のもとで計画的な経営に取り組み、経営の健全性・効率性の改善に努める必要がある。