経営の健全性・効率性について
①収益的収支比率90%半ばの高い水準にあるので、継続できるよう施設の適正な管理を努力したい。④企業債残高対事業規模比率平均値より低く、右肩下がりになっている。今後も継続して数値が下がるよう、新たな起債が発生しないよう施設の適正な維持に努力したい。⑤経費回収率⑥汚水処理原価⑦施設利用率⑧水洗化率各数値とも平均値を上回る数値であり、問題のない数値であると評価できる。⑤経費回収率や、⑥汚水処理原価は収入が一定化するなかで、昨年は機器更新費が減少したことで増加したが、事業規模が小さいなかで機器更新により値が大きく変化するため一定の評価ができない。施設利用率は年間平均で63%だが、商業施設の繁忙期には100%に近い流量もあることから、経費回収率、汚水処理原価の更なる改善には料金の見直しが必要である。
老朽化の状況について
施設共用開始から約20年経過しているが、管渠の耐用年数まではまだ期間がある。今後、適切な維持管理を行い適切な時期に更新を検討する必要がある。
全体総括
各種数値上は大きな問題はないと評価できるが、他会計からの繰入に依存している。他施設への統合も難しいなか、料金体系の見直しを含め、安定した経営を検討する必要がある。