経営の健全性・効率性について
①施設規模が小さいため、施設の修繕費の増減によって収益的収支比率は増減していると考えられる。また、経営収支比率が100%を下回っており、経営改善に向けた取り組みが必要と考えられる。④供用開始から16年と年数も浅いことから、企業債残高が多く、類似団体と比較して高い数値を推移していると考えられる。⑤⑧類似団体と比較して接続率が高いために、経費回収率が高い数値を推移している考えられるものの、①と同様に100%を下回っていることから経営改善に向けた取り組みが必要と考えられる。⑥類似団体と比較して接続率が高いために、有収水量が多く、低い数値を推移していると考えられる。
老朽化の状況について
2つの処理区を有しており、その中の古い施設は供用開始から17年経過しているが、管渠については法定耐用年数が経過するまで期間はまだある。
全体総括
施設が新しいため投資による企業債負担が影響して、収益的収支比率は100%を下回っている。今後は加入促進策を図ることや、経営状況を考慮しながら料金の適正化に向けた検討を実施し、安定した収入確保に取り組む必要がある。機械等については耐用年数を迎えることから施設の長寿命化に取り組み大規模な改修工事費の抑制を図る必要がある。