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平成21年度から市税収入の減収を背景に下降しており、平成28年度は前年度と同水準の0.95ポイントで、前年度と比べ0.1ポイント改善した。その主な要因としては、平成24年度の税制改正に伴う個人市民税増収などにより、市税全体としては増収であったが、生活保護費等の扶助費も増となっていることが挙げられる。今後も少子高齢化により扶助費の伸びが見込まれるため、市税徴収率向上等の歳入確保対策に努める。
平成28年度は、人件費が約3億1千万円、扶助費が約7億9千万円の増となったことより、前年度と比べ0.7ポイント悪化し98.3%となった。今後も、少子高齢化により扶助費の伸びが見込まれるため、市税徴収率向上等の歳入確保対策に努めるとともに事務事業の見直しを行い、経常経費の削減に引き続き取り組んでいく。
平成28年度の人口一人あたりの決算額は、97,370円で類似団体平均値を下回った。これは人件費の総額抑制に取り組んでいることや、物件費、維持補修費の抑制に努めていることによる。今後も人件費の抑制に努めながら、経常的経費の見直し等で歳出削減を徹底し、適制度を維持していく。
職員構成の変動によるものや、昇給について、全職員の昇給時期を4月1日から1月1日に変更したことによる昇給号級数抑制により、前年より数値が下がった。今後も引き続き給与の適正化に努める。
喫緊の行政課題や多様なニーズに対応するため、職員数は増加しているものの、類似団体平均値とほぼ同等となっている。引き続き適正な定員管理に努める。
平成28年度は前年度の0.3%から0.1ポイント悪化し0.4%となったが、早期健全化基準の25%を大きく下回った。その主な要因としては、公債費に準ずる債務負担行為に係るものの増などによる単年度の実質公債費比率の増加が挙げられる。今後は、老朽化する公共施設の整備・再編にあたり、基金の取崩しや地方債の発行が増加することが見込まれるが、各財政指標に留意しつつ、財政の健全性を維持していく。
平成28年度は前年度の44.1%から0.4ポイント悪化し44.5%となったが、早期健全化基準の350%を大幅に下回った。その主な要因としては地方債現在高の増が挙げられる。今後は、引き続き老朽化する公共施設の整備・再編にあたり、基金の取崩しや地方債の発行が増加することが見込まれるが、各財政指標に留意しつつ、財政の健全性を維持していく。
人件費に係る経常収支比率は、職員給与費増により前年度と比べ1.4ポイント悪化しており、類似団体平均値と比べ8.3ポイント上回り32.9%となった。今後も人件費の抑制に努めながら、公営企業に対する繰出金の精査・見直しを進める。
物件費にかかる経常収支比率は、平成21年度までは類似団体平均値と同水準で推移してきたが、平成22年度より悪化してきた。平成28年度においては、1.8ポイント改善し16.2%となり、類似団体平均値を0.2ポイント下回った。その主な要因としては、放課後児童健全育成事業費や庁舎維持管理経費が減となったことなどが挙げられる。
扶助費に係る経常収支比率は、類似団体平均値を0.4ポイント上回る13.9%となった。その主な要因としては、民間保育所等運営事業費や生活保護費の増により、扶助費全体が増となっているためである。今後も資格審査等の適正化や自立を促すための支援事業などの充実を図り、財政の健全化に努めていく。
その他にかかる経常収支比率は、類似団体を1.6ポイント下回っているが、前年度と比べ0.5ポイント悪化している。その主な要因としては、神奈川県後期高齢者医療広域連合関係経費等の繰出金が増となっており、繰出金全体として344,867千円の増となっていることが挙げられる。
補助費等にかかる経常収支比率は、前年度と比べ0.2ポイント悪化しており、類似団体平均値と比べ3.5ポイント上回っている。その主な要因としては、分子である経常経費充当一般財源のうち耐震改修促進計画事業費や中小企業金融対策事業費が減となっているが、分母である経常一般財源の減のため全体として増となった。各補助金についても、公共性、公益性、有効性を精査し、過去に見直しを行ったが、今後も補助金の必要性を検証していく。
公債費にかかる経常収支比率は、臨時財政対策債の減により、前年度と比べ0.1ポイント改善しており、類似団体平均値と比べ4.8ポイント下回った。今後は、老朽化する公共施設の整備・再編等により、地方債の発行が一時的に増加するため、財政の健全化を保ちながら、計画的な地方債の発行に努める。
公債費以外にかかる経常収支比率は、前年度と比べ0.8ポイント悪化しており、類似団体平均値を10.4ポイント上回っている。今後も扶助費等における資格審査等の適正化や自立を促すための支援事業などの充実を図り、財政の健全化に努めていく。
平成27年度の本市の将来負担比率は44.1%で、前年度の21.2%から22.9ポイント悪化した。悪化した主な要因は、標準財政規模の増以上に将来負担額の増が大きく、将来負担比率を押し上げたためである。将来負担額の増は、一般関係及び公共用地先行取得事業における地方債現在高の増によるものである。また、平成27年度の本市の実質公債費比率(3カ年平均)は0.3%で、前年度の0.4%から0.1ポイント改善し、早期健全化基準を大きく下回った。改善した主な要因は、平成24年度単年度の実質公債費比率が高かったことから、3カ年平均の比率を昨年度まで押し上げていたことによる影響が挙げられる。なお、実質公債費比率の経年推移は、減少傾向にある。これらの指標の相関として、将来負担比率の上昇要因となっている地方債の償還が平成29年度から始まるため、今後実質公債費比率が上昇していく可能性があると分析する。今後は老朽化する公共施設の整備・再編にあたり、基金の取り崩しや地方債の発行が増加することが見込まれるが、各財政指標に留意しつつ、財政の健全性を維持していく。
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