木更津市:簡易水道事業(法適用)

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収集されたデータの年度

2018年度 2017年度 2016年度 2015年度 2014年度

経営比較分析表(2017年度)

経営の健全性・効率性について

経営収支比率が前年度から0.92ポイントの増加となりました。これは、水道事業収益が1.2ポイント増加し、水道事業費用の0.4ポイント増加と比べ収益の増加ポイントが高いためです。営業収益の増加の要因は、前年度と比較すると給水件数の増により0.6ポイント増加、給水装置工事負担金が1.4ポイント増加によるものです。流動比率が7.08ポイントの増加したのは、水道事業費用の現金流出が抑えられたことによるものです。主に井戸の取水ポンプを更新したため効率がよくなったことと、老朽化した取水ポンプを廃止したことで、全体の使用電力量が減少し、動力費が抑えられたことや、漏水修繕の件数が減少したことが、費用を抑えることにつながりました。また、固定資産の増加に伴う減価償却費の額が大幅な増額でなかったことも、給水原価の0.12円の減少となっています。企業債残高対給水収益比率が減少しているのは、企業債の借入額を抑えたことによるもので、類似団体の平均値を若干下回りました。施設利用率は漏水等無効水量が減り、それに伴い配水量が減ったので、良い方向で下がっています。また、配水量の減少により有収率が1.55ポイント上昇しました。

老朽化の状況について

有形固定資産減価償却率については、前年よりも1.07ポイント増加しました。類似団体平均値よりも低い値となっていますが、当該地との差が前年よりも縮小していることから、更新スピードの鈍化が認められます。管路経年化率については、0.58ポイントの増加となりました。過去の区画整理等により布設した管路が耐用年数を超えたため、類似団体よりも高く、上昇傾向が続いていましたが、一旦落ち着いたと思われます。管路更新率については、0.06ポイントの減少となっていますが、統合広域化を進め、平成31年度以降は新たな計画に基づき更新を行う予定です。

全体総括

経常収支比率については類似団体平均値よりも低いものの、単年度収支が黒字である100%を超え前年度から微増しています。管路経年化率の伸びよりも有形固定資産減価償却率が増加しているのは、浄水場施設の更新が遅れているためと考えられます。給水収益については、基本料金は増加しているものの、従量料金の減少が見られる料金区分もあることから、今後の動向を見ながら計画的に借入と更新を行いたいと考えています。

類似団体【A3】

小樽市 北見市 江別市 一関市 奥州市 大崎市 鶴岡市 酒田市 会津若松市 土浦市 古河市 足利市 栃木市 佐野市 小山市 那須塩原市 桐生市 加須市 鴻巣市 深谷市 戸田市 入間市 朝霞市 富士見市 三郷市 ふじみ野市 桶川北本水道企業団 木更津市 習志野市 我孫子市 長生郡市広域市町村圏組合(事業会計分) 武蔵野市 昭島市 座間市 小松市 上田市 飯田市 佐久水道企業団 多治見市 各務原市 可児市 三島市 富士宮市 焼津市 掛川市 藤枝市 瀬戸市 半田市 稲沢市 東海市 伊勢市 桑名市 彦根市 草津市 長浜水道企業団 池田市 守口市 泉佐野市 富田林市 河内長野市 松原市 大東市 箕面市 羽曳野市 門真市 三田市 淡路広域水道企業団 橿原市 生駒市 出雲市 津山市 尾道市 廿日市市 防府市 岩国市 周南市 丸亀市 新居浜市 大牟田市 飯塚市 宗像地区事務組合 唐津市 佐賀東部水道企業団 諫早市 別府市 延岡市 霧島市 浦添市 沖縄市 うるま市