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地方財政ダッシュボード

福岡県苅田町の財政状況(2019年度)

福岡県苅田町の財政状況について、2019年度の主要指標と分析コメントをまとめて確認できるページです。

苅田町水道事業末端給水事業下水道事業公共下水道下水道事業農業集落排水

収録データの年度

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概観

人口の推移
歳入・歳出・差引の推移

普通会計の構造(2019年度)

目的別歳出
歳入の内訳
性質別歳出

財政比較分析表(2019年度)

財政力指数の分析欄

大型事業所の集中等により類似団体平均を上回る税収があるため、1.25となっており、3年連続の増加となった。本町の歳入の核となる地方税のうち、景気の緩やかな回復を受けて町民税が前年度より増収となったことに加え、企業の設備投資により固定資産税が増加したことが要因である。しかし、地方税は景気動向に大きく影響を受けやすく、需要額においては少子高齢化等の要因から今後も増加が見込まれるため、歳入歳出のバランスに留意し、健全な財政運営を行っていくとともに、企業誘致や債権回収の強化に取り組み、財政基盤の強化に努める。

経常収支比率の分析欄

経常収支比率は、前年度から2.5%減少し、類似団体を4.3%下回る84.1%となった。これは、地方債の新規借り入れを抑制し、地方債残高の削減を図っていることにより経常経費充当一般財源等の公債費が111百万円減少したことに加え、歳入において景気の緩やかな回復を受けて地方税が前年度に比べ300百万円増加したことが要因である。今後は、公共施設の維持管理費等の増加も見込まれることから、公共施設の適正な管理や事務事業評価による事業の見直しを引き続き行い、現在の水準を維持するよう努める。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

人口1人当たりの金額は2年連続で類似団体を上回る結果となった。令和元年度においては、学校や庁舎内で使用するシステムの更新事業が複数あり、物件費が110百万円増加したことが要因である。また、本町はごみ処理や消防、給食等の業務を単独で行っているため、職員数削減が現状の体制では難しく、今後老朽化の進んだ公共施設の維持管理費も増加することが見込まれるため、施設の統廃合及び業務の民間委託や広域化等の検討を行っていく。

ラスパイレス指数の分析欄

ラスパイレス指数は前年度に比べて0.7上昇している。上昇の要因は、若年層職員が多く、給与表改定の影響を大きく受けたこと等によるものである。今後も類似団体の状況等に注視しながら、適正化に努めていく。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

平成25年度から実施していた行財政改革により、新規採用者の抑制や町費負担教職員の廃止により、平成27年度以降は類似団体平均を下回っているが2年連続で増加している。これは、ごみ処理や消防等の町単独で行っている事業に加え、区画整理事業などの大型事業を実施していることや今後の公共施設の適正な維持管理のための技術職の確保が必要となっているためである。現状の体制では、職員数をこれ以上大幅に削減することは難しい状況であるが、図書館等の指定管理制度導入の検討やごみ処理や消防事業等の広域化を検討し、適切な職員数の維持に努める。

実質公債費比率の分析欄

実質公債費比率は、前年度に比べ1.0%改善し、10.2%となったが、類似団体平均を上回っており、これは将来負担比率と同様に、過去に実施した大規模なインフラ整備や公共施設の建設の財源に地方債を充てており元利償還金が類似団体に比べ大きいことが要因である。改善した主な要因は、前年度末で保健センター建設事業等の大型事業の償還が終了し、元利償還金等の元利償還金が112百万円減少したことである。また、本町の場合は景気動向により税収が大きく変動し、標準財政規模に影響を与え数値が大きく変わることから今後も過度に地方債に依存しない財政運営に努めていく。

将来負担比率の分析欄

将来負担比率は、前年度に比べ19.2%改善し、43.3%となったが類似団体平均を大きく上回っている。これは、過去に実施した大規模なインフラ整備や公共施設建設の財源に地方債を充てており、地方債残高が類似団体に比べて大きいためである。改善した主な要因は、地方債の借り入れを抑制し地方債残高が999百万円減少したことに加え、財政調整基金等に積立を行い充当可能基金が695百万円増加したことである。今後も地方債残高の減少と計画的な基金の積立てを行い、将来世代への負担を少しでも軽減するよう財政の健全化を図る。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2019年度)

人件費の分析欄

人件費に係る経常収支比率は、退職手当組合納付金の納付率の減少により前年度に比べ1.1%減少している。しかし、これは制度による減少であり、現状の組織体制では大幅な人件費の削減は難しい状況である。今後、会計年度任用職員制度により人件費が大幅に増加する見込みであるため、図書館等の指定管理制度導入の検討や、業務の広域化の検討を行い、組織体制の見直しを行っていく必要がある。

物件費の分析欄

システム機器の更新により物件費の歳出額は増加したが、歳入の経常一般財源等の増加により、経常収支比率は前年度に比べ0.3%減少している。類似団体平均に比べ高止まりしているのは、本町はごみ処理や給食、消防業務を単独実施しているため施設の維持管理や賃金等の物件費が多く、行政サービスの提供方法の差異によるものと言える。今後、業務の民間委託や広域化を検討し、業務の効率化、コスト削減に努めていく。

扶助費の分析欄

扶助費に係る経常収支比率は、自立支援給付費の増加(+32百万円)や幼稚園施設型給付費、施設等利用費給付金の増加(+54百万円)により、前年度に比べ1.0%増加している。障がい者福祉サービス等の社会保障関係経費は毎年増加しており、今後も増加していくことが見込まれる。そのため、所期の目的を達成した単独事業の見直しや受益者負担の適正化に努めていく。

その他の分析欄

介護保険特別会計や後期高齢者医療特別会計等への繰出金が53百万円増加したことにより、その他に係る経常収支比率は前年度に比べ0.3%増加している。類似団体平均を下回っているのは、本町は下水道事業が法適用企業であるため、下水道事業への繰出金が補助費等に分類されるためと思われる。今後も、介護保険サービス利用増加により繰出金の増加が見込まれることから介護予防事業の実施や保険料の適正化に努めていく。

補助費等の分析欄

幼保無償化制度を受けて幼稚園就園奨励費補助金が21百万円減少したこと等により、補助費等に係る経常収支比率は0.8%減少し、類似団体平均を大きく下回っている。これはごみ処理や給食、消防業務を単独実施しており、一部事務組合への負担金が少ないためであり、行政サービスの提供方法の差異によるものと言える。

公債費の分析欄

公債費に係る経常収支比率は、保健センター建設事業等の大型事業の償還が終了し、経常経費充当一般財源等の公債費が111百万円減少したことにより、1.6%減少している。今後は、令和元年度に町民プール建設事業分の繰上償還を行ったことや、新規借り入れの抑制により減少していく見込みであるが、公共施設の更新や大規模改修等の地方債が必要な事業も予定されており、歳入歳出のバランスに注視し、過度に地方債に依存しない財政運営に努めていく。

公債費以外の分析欄

公債費以外の歳出額は増加したが、歳入の経常一般財源等の増加により公債費以外に係る経常収支比率は0.9%減少し、類似団体平均を下回っている。本町は景気動向により歳入の経常一般財源等が大きく変動するため、平成29年度以降は景気の緩やかな回復を受けて経常収支比率は改善しているが、社会保障関係経費が毎年増加していることや公共施設に係る維持補修費や物件費の増加も見込まれることから、経費削減と歳入確保の強化に努める。

目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2019年度)

性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2019年度)

実質収支比率等に係る経年分析(2019年度)

分析欄

平成25年度から行った行財政改革の効果と景気回復による税収の増加により平成28年度以降は財政調整基金の取り崩しを行うことなく実質収支は黒字を確保しており、実質単年度収支も黒字となっている。令和元年度は、地方税の増収により歳入決算額は増加したが、それ以上に介護保険特別会計や後期高齢者医療特別会計への繰出金の増加等により歳出決算額が増加したため実質収支比率は0.77%減少となった。財政調整基金残高は、前年度決算余剰金の積立に伴い増加し、標準財政規模比は42.86%となっている。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2019年度)

分析欄

国民健康保険特別会計において、平成30年度の歳入不足を補うため令和元年度より321百万円の繰上充用を行ったことが赤字の主な原因である。令和元年度の実質収支赤字額は前年度に比べ134百万円減少し、主な要因は一般会計から赤字補填の繰り出し50百万円を行ったことに加え、国保税率の改定や収納率が上昇(+2.7%)したことによるものである。平成30年度からは福岡県主体のもと国民健康保険運営が行われており、安定的な財政運営、効率的な事業の確保等制度の安定化がされているが、過去の累積赤字の解消といった課題も残っている。累積赤字の解消のため、一般会計から赤字補填繰り出しや収納率の向上、医療費抑制に向けた予防事業の取組みを強化し、健全な運営に取り組むよう努める。国民健康保険特別会計以外の会計は黒字となっており、今後も健全な財政運営に努めていく。

実質公債費比率(分子)の構造(2019年度)

分析欄

実質公債費比率の分子が前年度に比べ減少した要因は、保健センター建設事業等の大型事業の償還が終了し、元利償還金等の元利償還金が112百万円減少したためである。一方、分子の減少要素である算入公債費等は、平成9年度債の算入終了により42百万円減少し、最終的な実質公債費比率の分子は前年度より62百万円減少となった。今後は公共施設の更新や大規模改修の財源として地方債借入額が増加することが見込まれるため、過度に地方債に依存することなく健全な財政運営に努めていく。

将来負担比率(分子)の構造(2019年度)

分析欄

一般会計等に係る地方債の現在高が、地方債の新規借り入れ抑制により前年度に比べ999百万円減少となった。公営企業債においても、水道事業、下水道事業ともに対象地方債の償還が進んでおり繰入見込額が400百万円減少となった。また、財政調整基金等へ計画的に積立を行っているため、充当可能財源等の充当可能基金が695百万円増加した。これら要因により将来負担比率の分子は前年度に比べ1,661百万円減少となり、過去5年間で最も低い3,740百万円となった。本町の財政は地方税の動向に大きく影響を受けやすいため、今後も過度に地方債に依存することなく、基金の取り崩しに頼ることのない健全な財政運営に取り組んでいく。

基金残高に係る経年分析(2019年度)

基金全体

(増減理由)固定資産税等の増収による決算余剰金を財政調整基金に230百万円の積立を行い、今後の公共施設の更新や大規模改修に備えるため公共施設整備基金に500百万円の積立を行った。一方で、町民プール建設に係る地方債の繰上償還を行うにあたり減債基金より150百万円の取り崩しを行い、基金全体では590百万円の増となった。(今後の方針)本町は普通交付税不交付団体であり、地方税の動向が財政状況や各種指標に大きく影響を与えるため、今後も健全な財政運営を継続するために、計画的に財政調整基金と減債基金へ積立を行っていく予定である。公共施設整備基金は、財政調整基金とバランスを取りながら毎年積立を行っていき短期的には増加予定であるが、今後の公共施設の更新や大規模改修に着手する中長期的には一時的に減少する見込みである。また、企業誘致への取組みも強化しており、町内進出企業へ奨励金を交付していることから、企業誘致に係る土地の売却益等は基金へ積立を行っていく予定である。

財政調整基金

(増減理由)前年度の決算余剰金の1/2を財政調整基金へ積立を行い、これを取り崩すことなく令和元年決算ができたため平成30年度に比べて230百万円の増加となった。(今後の方針)歳入歳出のバランスを考慮し、今後も計画的に積立を行っていく予定である。

減債基金

(増減理由)平成23年度借入町民プール建設に係る地方債の繰上償還を行うにあたり150百万円取り崩しを行ったため減少となった。(今後の方針)今後の公共施設の更新や大規模改修等の大型事業実施に伴って地方債借入額が増加することが見込まれるため、財政調整基金、その他特定目的基金とバランスを取りながら計画的に積立を行っていく予定である。

その他特定目的基金

(基金の使途)苅田町公共施設整備基金:公共施設の老朽化対策のため、施設の新築や改修、設備の更新等の財源に充当する。苅田町企業立地奨励金基金:苅田町企業立地促進条例に基づく奨励金の財源に充当する。苅田町まちづくり基金:ふるさと寄附金やまちづくり自販機の売上を積み立て、本町の発展やまちづくりの推進を図る事業の財源に充当する。(増減理由)苅田町公共施設整備基金は地方税が前年度に引き続き8,000百万円を超えたことを受け、一般財源から500百万円の積立を行ったことにより増加となった。苅田町まちづくり基金は、ふるさと寄附金の受入による22百万円の積立とふるさと寄附金返戻品等の経費に充てるため14百万円の取り崩しを行ったため7百万円の増加となった。(今後の方針)苅田町公共施設整備基金は、町内の多くの公共施設が老朽化していることから、今後改修費用等に多くの財源が必要となることが見込まれる。そのため、地方税の増収や歳出の削減により捻出した一般財源を計画的に積み立てることを目標としている。苅田町企業立地奨励金基金は、今後の町内への企業進出の状況を踏まえながら、奨励金支出予定額まで積立てを行う予定である。苅田町まちづくり基金は、今後もふるさと寄附金やまちづくり自販機の売上を積み立てる予定にしている。

公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2019年度)

有形固定資産減価償却率の分析欄

類似団体に比べて0.9%低くなっている。これは、平成23年度の町民温水プール建設、平成26年度の消防本部事務所棟建替え及び土地区画整理事業等による道路新設整備等により、比較的新しい固定資産を保有しているためである。しかし、個別施設ごとにみると、多くの公共施設等で老朽化が進み、これから一斉に大規模改修や建替えの時期を迎えようとしている。令和3年3月に策定した公共施設個別施設計画に基づき、公共施設の修繕や更新等を計画的に実施することで、コストの分散、縮減や財政負担の軽減につなげる。

債務償還比率の分析欄

類似団体に比べ179.8%低くなっている。これは、地方債の新規借入を抑制し、地方債現在高が約10億円減少したことに加え、基金積立金現在高が約5.9億円増加し、地方債償還に充当可能な財源が増加したためである。引き続き地方債の借入抑制を行う方針であるが、老朽化した公共施設等の大規模改修や建替えの際に地方債現在高が増加することが見込まれる。本町の経常一般財源等歳入は景気の影響を受けやすいため、債務償還比率が景気動向に大きく左右されないよう地方債の償還と借入のバランスを注視し、老朽化の進んだ施設の大規模改修等の大型事業を計画的に行っていく。

分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析

将来負担比率は地方債の新規借入抑制、基金積立による充当可能財源の増加により年々減少しているが、類似団体と比べて高い水準で推移している。有形固定資産減価償却率は類似団体に比べて低くなっているが、4年間で6.6%上昇しており公共施設等の老朽化が進んでいる状態である。今後、公共施設等の長寿命化で地方債の活用を予定していることに加え、他事業の地方債借入もあることから、計画的な老朽化対策や過度に地方債に依存することがないようにバランスを図りながら財政運営を行っていく。

分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析

将来負担比率と実質公債費比率は類似団体と比べて、高い水準で推移している。地方債償還のピークは平成29年度であり、平成30年度以降は、福祉施設建設や町民プール建設等の大型事業に係る地方債の償還が終了するため、今後、実質公債費比率は一定期間減少が見込まれる。また、将来負担比率についても、地方債の借入抑制や基金残高の増加により減少が見込まれる。しかし、現在進行中の与原地区区画整理事業等の大型事業に加え、公共施設の老朽化対策が必要であるため、現在積立を行っている公共施設整備基金等も活用しながら計画的な地方債借入を行い、各指標のバランスに留意しながら健全な財政運営に努めていく。

施設類型別ストック情報分析表①(2019年度)

施設類型別ストック情報分析表②(2019年度)

一般会計等、全体、連結資金収支計算書内訳表(2019年度)

資金収支計算書(一般会計等・全体・連結)

一般会計等・全体・連結資金収支計算書内訳表を、業務活動・投資活動・財務活動の会計基準に沿って、最新年度の収入・支出構成として可視化しています。上部の数値は期首資金から期末現金預金残高までのつながりです。

財務書類に関する情報①(2019年度)

財務書類に関する情報②(2019年度)

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,

よくある質問

このページで何が分かりますか?

福岡県苅田町の2019年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。

データの出典はどこですか?

総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。

関連する地方公営企業も見られますか?

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