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地方財政ダッシュボード

香川県土庄町の財政状況(2013年度)

🏠土庄町

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収録データの年度

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総括表

人口の推移

財政比較分析表(2013年度)

財政力指数の分析欄

長引く景気低迷による減収などから、0.36と類似団体の平均を下回っているため、必要な事業を峻別し、投資的経費を抑制するなど、歳出の徹底的な見直しを実施するとともに、税収の徴収率向上対策を中心とする歳入確保に努める。

経常収支比率の分析欄

人件費の削減、地方債の発行額の抑制など、行財政改革への取組を通じて経常経費の削減を図ったことにより、84.9%と類似団体平均を下回っている。今後とも、事務事業の見直しをさらに進めるとともに、全ての事務事業の優先度を厳しく点検し、優先度の低い事務事業について計画的に廃止又は縮小を進め、経常経費の削減を図る。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

類似団体平均に比べ低くなっているのは、主に人件費の削減の効果によるものである。物件費は上昇傾向にあるため、経常経費の削減に努める。

ラスパイレス指数の分析欄

東日本大震災の復興財源として、国家公務員の給与を平均7.8%引き下げる特例措置が講じられたことが影響し、平成24年度のラスパイレス指数は100を超えていたが、特例措置の終了に伴い、平成25年度は93.2と大きく低下している。今後も、地域の民間企業の平均給与の状況を踏まえ、給与の適正化に努める。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

定員適正化計画に基づき、事務事業の見直し、事務処理の簡素化・効率化、し尿処理業務の民間委託を推進した結果、平成23年度以降、類似団体平均を下回っている。今後も、更なる業務の効率化の促進を図り、適切な定員管理に努める。

実質公債費比率の分析欄

地方交付税への算入率の高い地方債を主に発行しているため、基準財政需要額に算入される公債費が増加し、9.0%と類似団体の平均を下回っている。しかし、近年大型の公共事業を集中して実施しているため、平成28年度以降公債費は大幅に増加する見込みであるが、算入公債費等も増加するため、実質公債費比率への影響は少ないと予測される。

将来負担比率の分析欄

地方債現在高は増加しているが、過疎対策事業債、臨時財政対策債等の地方交付税への算入率の高い有利な地方債を主に発行しているため、将来負担比率は増加していない。また財政調整基金及び減債基金の積立てによる充当可能基金の増加も将来負担比率の低下の大きな要因となっている。今後も後世への負担を少しでも軽減するよう、新規事業の実施等について総点検を図り、財政の健全化を図る。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2013年度)

人件費の分析欄

定員適正化計画に基づく定員管理の効果や、し尿収集業務の民間委託化の推進により、23.6%と類似団体平均を下回っている。今後も、事務事業の見直し、事務処理の簡素化・効率化、業務の民間委託を推進するなど、人件費の抑制に努める。

物件費の分析欄

物件費に係る経常収支比率が高くなっているのは、し尿処理収集業務の民間委託等の推進により、人件費から物件費へのシフトが起きているためである。このことは、物件費が上昇しているのに対し、人件費が低下傾向にあるという比率の推進にも現れている。

扶助費の分析欄

類似団体平均を下回っているが、障害福祉サービス提供事業所の増加や、制度の周知に伴う利用者の増加等により、障害者自立支援給付費、障害児通所支援給付費等は増加傾向にある。義務的な性質のため抑制は困難であるが、町単独事業に係る扶助費については、事業の必要性等を再検証する。

その他の分析欄

類似団体平均を下回っているが、高齢化の進展に伴い、介護保険事業の介護給付費に対する繰出金が増加しているため、類似団体は下回っているものの、前年度と比較し、0.9ポイント悪化している。今後も、各種健診、予防接種等の促進による医療費の抑制や、介護予防施策を推進することで、繰出金の抑制を図る。

補助費等の分析欄

広域行政事務組合における人件費等削減の効果により、平成25年度は12.9%と類似団体平均を下回っている。平成26年度以降は、一部事務組合が実施する小豆新病院の建設や消防庁舎の建替えなど、大型の公共事業に対する負担金が増加するため、補助費等の額は増加する見込みである。今後は、各種団体に対する負担金及び補助金について、見直しや廃止等を検討するなど、経費の削減に努める。

公債費の分析欄

地方債の発行を抑制してきた結果、公債費は年々減少しているが、統合小学校や小豆新病院の建設、消防庁舎の建替え、消防救急無線のデジタル化事業など、近年大型の公共事業を集中して実施しているため、平成28年度以降公債費は大幅に増加する見込みである。公債費のピークは平成32年度で、非常に厳しい財政運営となることが予想される。後世への負担を少しでも軽減するよう、新規事業の実施等について総点検を図り、公債費の抑制を図る。

公債費以外の分析欄

人件費及び補助費等の削減により、類似団体平均を下回っている。今後も、経常経費の削減に努める。

実質収支比率等に係る経年分析(2013年度)

分析欄

徹底した歳出の削減効果により、財政調整基金残高は増加を続けており、比率は上昇している。しかし、近年大型の公共事業を集中して実施しているため、平成28年度以降公債費は大幅に増加する見込みであることから、財政調整基金残高は減少に転じ、実質収支等の悪化が予測される。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2013年度)

分析欄

宅地造成事業特別会計は、売地の売却が進まず、以前として赤字会計となっている。広報、ホームページ等を通じた販売の促進や、近隣の相場に応じた売却予定価格の見直しを今後検討する必要がある。宅地造成事業特別会計以外の会計は全て黒字ではあるが、前年度と比較すると、全会計の合計は5.63ポイント低下している。減少の主な要因としては、病院事業会計において、深刻な医師不足により、収益が悪化しているためで、前年度と比較して、6.85ポイント低下している。全国的な医師不足の中で、医師の確保は困難な課題であるが、県、医師会、大学等の関係機関との連携を密にし、医師の確保に努め、経営の改善を図る。

実質公債費比率(分子)の構造(2013年度)

分析欄

過疎対策事業債、臨時財政対策債等の地方交付税の算入率の高い有利な地方債を主に発行しているため、算入公債費等は平成23年度以降増加に転じている。しかし、近年大型の公共事業を集中して実施しているため、平成28年度以降公債費は大幅に増加する見込みであるが、算入公債費等も増加するため、実質公債費比率への影響は少ないと予測される。

将来負担比率(分子)の構造(2013年度)

分析欄

一般会計等に係る地方債の現在高は、平成22年度以降増加しているが、過疎対策事業債、臨時財政対策債等の地方交付税への算入率の高い地方債の割合が増加しているため、基準財政需要額算入見込額は増加し、将来負担比率は低下している。行財政改革の推進による財政調整基金等の充当可能基金の増加も、将来負担比率が改善している大きな要因となっている。

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,