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地方財政ダッシュボード

東京都国立市の財政状況(2020年度)

東京都国立市の財政状況について、2020年度の主要指標と分析コメントをまとめて確認できるページです。

国立市下水道事業公共下水道

収録データの年度

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概観

人口の推移
歳入・歳出・差引の推移

普通会計の構造(2020年度)

目的別歳出
歳入の内訳
性質別歳出

財政比較分析表(2020年度)

財政力指数の分析欄

令和2年度の財政力指数は3か年平均で1.001、単年度では1.002となり、単年度数値が1を上回ったため、普通交付税不交付団体となった。社会福祉費の増等により基準財政需要額は増となったが、市民税所得割の納税義務者数の増等により基準財政収入額も増となったことで、全体では基準財政収入額が基準財政需要額を上回る結果となった。類似団体平均より高い値になっているのは、市民の所得水準が高いこと等の理由により類似団体を上回る税収があることが主な要因である。しかし、東京都内の他の区市との均衡等もあり、求められるサービス水準は高く、財政力指数に反して財政は逼迫している。

経常収支比率の分析欄

経常収支比率は98.3%と昨年度より1.9ポイント改善した。改善した理由は、分子である歳出面では、会計年度任用職員報酬の増や市債償還金の増等があり増となった。一方、分母である歳入面では、前年度に比べ給与所得の増等により市税が増となったことや、地方消費税交付金の増等により増となった結果、経常収支比率は改善する結果となった。改善はあったものの、類似団体平均と比べても財政構造の弾力性に乏しく、依然として財政の硬直化した状態が続いていることから、財政健全化に向けた取り組みを着実に実施し経常経費の削減を図る必要がある。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

令和2年度は、全国平均、東京都平均ともに下回る126,535円となったが、類似団体平均を上回る結果となった。数値自体はほぼ横ばいだったが、平成28年度から国立市の属する類似団体区分が変わったことにより平均を上回ることになった。個別に見た場合、人口1人当たり物件費及び維持補修費は類似団体平均とほぼ同じか下回るのに対し、人件費は類似団体平均を上回っている。その他非常勤職員について、当市では会計年度任用職員がこれにあたるが、類似団体平均に対してと非常に高い水準にある。この間、正規職員の定員管理には努めてきたが、非常勤職員の管理についても早急に検討・改善を図っていく必要がある。

ラスパイレス指数の分析欄

ラスパイレス指数が100を超えているが、平成24年度より東京都の給料表に移行し、これまでも東京都人事委員会勧告に基づき、給与水準の見直しを実施している。ただし、都表移行時に激変緩和措置として現給保障を実施したことや比較的若い職員の管理職登用等により、ラスパイレス指数が高くなる傾向にあるが、将来的には職員構成の変更により改善していくものと見込んでいる。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

毎年度見直しを行っている定員管理計画に基づいて職員数を管理してきた結果、類似団体平均、東京都平均を下回る結果となっている。行政需要の増減に対応した柔軟な定員管理計画により、引き続き適正な水準を維持していく。

実質公債費比率の分析欄

令和2年度の実質公債費比率は0.0%と前年度より0.4ポイント悪化した。個人市民税及び固定資産税の増等により、標準財政規模が増となった一方、制度上普通交付税で措置されるため控除される基準財政需要額算入公債費の減がそれを上回ったことなどにより、単年度ベースの指標が前年に比べ悪化したことから、3ヵ年平均も悪化した。また、国立駅周辺のまちづくりや、老朽化した公共施設の耐震化や建て替えなど、今後も多額の財政需要が見込まれている。適切に管理することを通じて、指数がこれ以上悪化しないようにしていく。

将来負担比率の分析欄

令和2年度は、前年度に引き続き0%となった。前年度に比べ地方債残高の減少などがあり将来負担額の減少があったことや、財政調整基金及び都市計画事業基金の積立等による充当可能基金の増などにより、算定上の比率(マイナス値)は若干改善した。今後も将来負担比率を算定する際の項目ごとに債務残高を適切に管理し、後世への負担を少しでも軽減するよう新規事業の実施等についても精査を行い、財政の健全化を図っていく。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2020年度)

人件費の分析欄

比率は昨年度に比べ1.5ポイント上がり、依然として類似団体平均・全国平均・都平均を上回る水準となっている。令和2年度は、会計年度任用職員制度の移行や退職手当の増などが主な要因となっている。また、標準財政規模に対する人件費の比率の比較において、類似団体と比べて会計年度任用職員の報酬が占める割合が高く、この部分に対しての対処が喫緊の課題となっている。

物件費の分析欄

令和2年度は、前年度に比べて1.1ポイント低い16.6%となり、依然として類似団体平均よりも高い比率となっており、引き続き経費削減に努める必要がある。

扶助費の分析欄

類似団体平均と比べると、社会福祉費が著しく高く、老人福祉費・児童福祉費も高い位置にある。特に障害者自立支援費や保育所運営委託料が高い伸び率を示している。サービス水準の他市との均衡や子育て支援の社会的要請があり、今後も増加が見込まれる経費ではあるが、施策の成果向上を目指しつつ、経費を抑制していく必要がある。

その他の分析欄

令和2年度は、前年度に比べて6.0ポイント低い11.3%となり、類似団体平均や東京都平均を下回った。改善理由としては、下水道事業が公営企業会計に移行したことに伴って、令和元年度まで下水道事業への繰出金としていた経費に相当するものを補助費等と分類するようになったことによる減などが挙げられる。しかし、支出科目の変更による改善にすぎず、依然として国民健康保険特別会計への赤字繰出が大きく、実態として改善傾向にあるとは言えない。独立採算の原則からも、保険税の適正化を図り税収を主な財源とする一般財源の負担を減らしていかなければならない。

補助費等の分析欄

令和2年度は、前年度に比べて6.0ポイント高い15.1%となり、類似団体平均や東京都平均を上回った。悪化理由としては、下水道事業が公営企業会計に移行したことに伴って、令和元年度まで下水道事業への繰出金としていた経費に相当するものを補助費等と分類するようになったことによる増などが挙げられる。また、各種補助金等に関しては、今後もそのあり方を常に問い直していく必要がある。

公債費の分析欄

令和2年度は臨時財政対策債を発行せず、また過去の市債の元利償還が進んだが、新たに借り入れた起債の償還が始まったため、公債費は9.8%と前年度に比べて0.1ポイント増加した。今後も適正な地方債残高の管理及び赤字地方債の発行に頼らない財政を目指さなくてはならない。

公債費以外の分析欄

公債費以外の経常収支比率は88.5%と類似団体平均に比べ高止まりをしている。公債費の占める割合自体が低いこともあるが、類似団体と比較する中で見えてくる国立市の特徴として、扶助費と他会計への繰出金等に係る経常収支比率が高いことが挙げられる。扶助費の中でも社会福祉費が特に高い水準にあり、障害者福祉に係る経費が主な内容である。また繰出金等については、国民健康保険特別会計等への赤字繰出しや、下水道事業会計への公債費にかかる補助費等の高止まりが主な要因となっている。

目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2020年度)

性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2020年度)

実質収支比率等に係る経年分析(2020年度)

分析欄

平成20年度は実質単年度収支が赤字であったが、21年度からは実質単年度収支が黒字となり、平成22年度からは財政調整基金残高と実質収支額の合計が標準財政規模比で10%を超える水準となった。平成26年度は実質単年度収支が赤字となったが、これは臨時財政対策債の借入を行わず、財政調整基金を取り崩したことによるものである。令和2年度は普通会計の単年度収支が増加したこと、財政調整基金の取崩しがなかったことなどが影響し、数値はプラスに転じた。財政調整基金残高、実質収支額には常に留意した財政運営を行っていく必要がある。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2020年度)

分析欄

令和2年度はすべての会計が黒字であった。国民健康保険特別会計については、使用料・保険税で賄わなければならない部分を一般会計が赤字繰出しを行うことにより補てんしている状況にある。独立採算の原則からも使用料・保険税の適正化を実施し、税収を主な財源とする一般会計の負担を減らしていかなくてはならない。

実質公債費比率(分子)の構造(2020年度)

分析欄

元利償還金の推移を見ると、過去に借り入れた市債の償還が進んだことにより減少傾向にあったが、令和2年度は新規償還案件が多かったことから増加に転じた。今後も、公共施設の更新等で多額の起債が見込まれるため、元利償還金の推移については適正に管理を図る必要がある。また、下水道事業会計において資本費平準化債を借入れたことで、一般会計からの補助費等が減少したことや、多摩川衛生組合等の一部事務組合の起債の償還が進んでいることから、準元利償還金も長期的に見ると減少傾向にある。交付税算入公債費等については、公害防止事業債等の償還が進んでいることから近年は減少傾向にある。

将来負担比率(分子)の構造(2020年度)

分析欄

一般会計等に係る地方債の現在高は、減少傾向にある。しかし、今後も国立駅周辺のまちづくりや老朽化した公共施設の耐震化や建て替えなどの大規模事業のために多額の起債が必要となってくるため、適正に管理していかなくてはならない。退職手当負担見込額は若干の増となったが、年齢・給料の高い職員が退職し、若い職員が入職することによる職員の入れ替えが今後も続くことが見込まれるため、中長期的に見れば減少傾向にある。充当可能財源等は、過去の市債の償還が進む一方で、臨時財政対策債の借入れを近年行っていないことから、基準財政需要額算入見込額は減少傾向にある。

基金残高に係る経年分析(2020年度)

基金全体

(増減理由)財政調整基金において取崩しを行わなかったことや、新型コロナウイルス感染症対策基金を新設し1億8,722万円を積み立てたことなどにより、全体として5億3,211万円の増となった。(今後の方針)老朽化した公共施設の耐震化や建て替えなど、今後見込まれる多額の財政需要に耐えうる財政運営のため、財政調整基金及び特定目的基金ともに適切な管理に努めていく。

財政調整基金

(増減理由)積立を行い、取崩を行わなかったため、残高は増加した。(今後の方針)現段階では財政調整基金の残高について具体的な目標額や運用指針を定めていないが、短期的にも中長期的にも適切な規模について見定めていく必要がある。

減債基金

(増減理由)(今後の方針)

その他特定目的基金

(基金の使途)・公共施設整備基金:老朽化した公共施設の保全や更新の財源として活用していく・国立駅周辺整備基金:旧国立駅舎再築をはじめとする国立駅周辺の整備を行っていく(増減理由)・公共施設整備基金:子ども家庭支援センター電気設備更新工事などに充当するため取崩したことによる減・国立駅周辺整備基金:国立駅南口複合施設用地貸付収入などを積み立てたことによる増(今後の方針)・大規模事業等の実施にあわせ、将来負担を減らすために各種基金について積極的に活用を図っていく。

公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2020年度)

有形固定資産減価償却率の分析欄

令和2年度の有形固定資産減価償却率は、65.5%と類似団体平均に比べて高く、公共施設の老朽化が進んだ状態にあると言える。

債務償還比率の分析欄

令和2年度の債務償還比率は、291.9%と類似団体平均に比べて低いが、中長期的には将来負担額が増えていく可能性もあり、基金の積み立てなどを考慮していく必要がある。

分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析

令和2年度の数値について、類似団体平均との比較を行うと、将来負担比率は低く(算定上数値が存在しない)、一方で有形固定資産減価償却率は高い状態となっている。このことから、更新を必要とする資産が多くあるが、将来負担の観点からはまだ若干の余力があると言えるため、計画的な更新を推進していく必要がある。

分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析

平成25年度以降、将来負担比率は算定上数値が存在せず、実質公債費比率はマイナスの数値を推移している。類似団体平均の数値と比較すると、両比率とも健全な状態にあると言えるが、実質公債費比率は悪化傾向にある。当市の今後を見据えると、多くの公共施設が老朽化し、また新規の投資事業を行っていく必要もあることから将来の公債費の増加が見込まれるため、両比率とも現在の水準を維持できるような財政運営に留意していかなければならない。

施設類型別ストック情報分析表①(2020年度)

施設類型別ストック情報分析表②(2020年度)

一般会計等、全体、連結資金収支計算書内訳表(2020年度)

資金収支計算書(一般会計等・全体・連結)

一般会計等・全体・連結資金収支計算書内訳表を、業務活動・投資活動・財務活動の会計基準に沿って、最新年度の収入・支出構成として可視化しています。上部の数値は期首資金から期末現金預金残高までのつながりです。

財務書類に関する情報①(2020年度)

財務書類に関する情報②(2020年度)

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,

よくある質問

このページで何が分かりますか?

東京都国立市の2020年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。

データの出典はどこですか?

総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。

関連する地方公営企業も見られますか?

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