経営の健全性・効率性について
「①収益的収支比率」については167.1%と良好な状態であると考えられる。また、「④企業債残高対給水収益比率」についても、類似団体平均値と比較しても健全であると考えられる。「⑥給水原価」については本町が深井戸方式であり、施設維持・運転費用等が他方式の施設に比べ安価なたため、61.52円と良好であると考えられ、このことにより、「⑤料金回収率」も良好な状態を保てているといえる。今後も状況に応じた経費削減、料金改定を行い健全な経営を維持したい。「⑦施設利用率」については、平成26年度以降上昇しているが、これは老朽化による漏水量の増加による影響が考えられる。今後は、迅速な漏水工事、老朽管布設替等を行い、数値改善に取り組んでいきたい。「⑧有収率」については収益に結びつかない水量が、総配水の26%を占めており漏水被害の影響であると考えられる。今後も継続して漏水調査を実施していきたい。
老朽化の状況について
老朽化の状況については、基幹管路については平成30年度までに国庫補助事業を利用して布設替完了予定であるが、その他本管については、緊急性や重要度の高いところから、道路改良工事との連携もとりながら今後も計画的に更新工事を行っていきたい。
全体総括
施設の効率性、施設利用率向上に努め、また、既存施設の老朽化に伴う新規水源の開発や、漏水の解消による有収水率の向上等の課題について、引き続き対応していく。