湯前町:簡易水道事業(法適用)

地方公共団体

熊本県 >>> 湯前町

地方公営企業の一覧


収集されたデータの年度

2021年度 2020年度 2019年度 2018年度 2017年度 2016年度 2015年度 2014年度

経営比較分析表(2021年度)

経営の健全性・効率性について

①黒字経営が続いており、類似団体・全国平均を上回っている。②累積欠損金は発生していない。③例年、本管工事を3月に竣工し、4月に支払いを行うため、未払金として計上されていたが、令和2年度においては本管工事を繰越したため、未払金が減り、例年以上に流動比率が高まった。ただ、流動比率は100%を上回っており、債務に対しての支払い能力があるといえる。④現在は平均値を下回っているが、今後は管路の耐震化等の更新事業で借入を継続していくため、給水収益の増加に向けた取り組みを行っていきたい。⑤類似団体及び全国平均値を上回っており、給水にかかる費用を給水収益で賄えている。⑥類似団体及び全国平均値を下回っている。⑦類似団体及び全国平均値を上回っており、良好といえる。⑧令和元年度の中ごろに町内全域を対象とした漏水調査を行っており、その後漏水箇所の修繕を行っているので、前年度と比較すると向上した。ただ、80%を下回っているため、今後調査を定期的に入れるなどして、有収率を上げていきたい。

老朽化の状況について

①令和3年度は、令和2年度の繰越による期間延長によって、平均値を下回ったが、おおむね平均値を上回っており、保有資産の更新等の必要性が増してきている。②平成30年度に法定耐用年数を越える管が急激に増加しているが、令和2年度より国の交付金制度を活用して老朽管の更新を計画的に行っていて、令和3年度にはその成果が表れている。③平成28年度より老朽管の更新を実施しており、類似団体及び全国平均値を上回っている。今後も継続して管路更新を実施する予定である。令和2年度においては繰越を行ったため、令和3年度に更新率が大幅に増加している。

全体総括

経営状況は、現時点でおおむね良好であるといえる。しかし、平成28年度より老朽管の更新を実施しており、建設改良費、起債の償還、減価償却費の削減等の経営努力を継続しながら、計画的に事業を行う必要がある。令和元年度に経営戦略を策定し、令和3年度にはアセットマネジメント計画の見直しを行うことで、将来にわたって持続可能な水道事業の運営を行う。

類似団体【A9】

知内町 鹿部町 長万部町 由仁町 沼田町 増毛町 様似町 本別町 浜中町 標茶町 羅臼町 大間町 田子町 九戸村 小坂町 西川町 金山町 舟形町 小国町 天栄村 西会津町 小野町 浪江町 嬬恋村 神崎町 箱根町 大野市 小海町 中川村 木曽町 木島平村 野沢温泉村 井手町 播磨高原広域事務組合(事業会計分) 下市町 高野町 すさみ町 智頭町 三朝町 和気町 太良町 南阿蘇村 湯前町 伊江村