事業・施設概要
| 都道府県 | 北海道 | 経営主体 | 羅臼町 |
|---|---|---|---|
| 事業区分 | 末端給水事業 | 会計適用区分 | 法適用 |
| 類似団体区分 | A9 | 行政区域内人口 | 4,188人 |
| 現在給水人口 | 4,154人 | 給水区域面積 | 580ha |
注:人口・面積は当該年度値。
経営の健全性・効率性について
経常収支比率については、100%を上回り単年度収支が黒字となっているが、経常収益が給水収益以外の収入に依存している状況であり、また、必要な施設等の更新が先送りになっているために経費が削減となっているためである。累積欠損金については、令和6年度に解消した。流動比率については、企業債償還金の減少により平均値に近づいている。企業債残高対給水収益比率については、類似団体平均値を大きく下回っているが、必要な施設等の更新を先送りしているために企業債残高が少額となっている状況である。料金回収率は100%を上回っているが、今後施設整備を進めていくことにより、大きく下回る可能性が高いと考える。給水原価については、平均値を若干上回ってはいるが、当町は給水区域面積が広く維持管理施設や管路が多いことから高い状況となっている。有収率については、断続して漏水調査を実施しているが、数値は平均値を大きく下回っており、抜本的な対策を進める必要がある。
老朽化の状況について
管路については、耐用年数を超えた老朽管も多く断続的に更新を行う必要があるが、技術系職員が1人しかいないため、日常の運用管理を行いながら、老朽化した水道管の点検や更新作業を適切に進めることが困難となっている。そのため、管路台帳が整備されておらず、管路更新も進めていくことができない状況である。老朽管が起因する漏水も発生しており、有収率向上のためにも、管路の状態を見える化し、適切な点検・維持管理を行いながら整備を進めていく必要がある。浄水場施設については、老朽化している施設や耐用年数を超えた機器も多いことから、浄水場機能を維持するために計画的な更新を進めていく必要がある。
全体総括
給水人口の減少や節水機器の普及や高性能化、節水意識の向上による、給水収益の増加が見込めない状況下で、老朽化した水道施設や水道管の更新時期が過ぎており、一定程度の投資が必要な状況となってきている。このような状況下において、経費の削減、老朽施設更新の先送りも限界を迎えており、今後も安定的に安全安心な水道水を供給していくためには、水道料金改定の検討も進めていかなければならない。また、令和7年度に中長期的な経営の取り組みや財政状況の見直しを明らかにするため、水道ビジョンの作成及び経営戦略の改定を行うこととしている。
経営状況
収支構造
総額6.1億円
総額6.1億円