公共下水道 特定環境保全公共下水道 簡易水道事業(法適用) 農業集落排水施設
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財政健全化等財源超過首都近畿中部過疎山振低開発指数表選定
財政力指数は、平成18年度から21年度にかけての4年間は連続した伸びをみせていたが、22年度は前年度と同じ数値となった。地方税においては、大型商業施設による法人市民税の増収や軽自動車税・たばこ税が増収となったものの、個人市民税は減収となった。景気の大幅な回復が見込めず、23年度においても新たな増収要因は見られないことから、現在の水準を維持するために、歳出の見直しとともに歳入の確保に努めていく。
経常収支比率は、類似団体平均と比較すると2.8ポイント下回っている。これは、職員の給与カット(特別職10%、管理職手当2%)や定員適正化計画による職員定数の削減等により人件費が抑制されていることが要因と考えられる。本市前年度と比較すると、臨時財政対策債が47.9%増と大きな伸びとなったことが主な要因となり、1.8ポイント低下している。事務事業評価による事業の見直しや財政計画(平成23年度~27年度まで)により、更なる経常経費の削減を行い、経常収支比率の抑制に努めていく。
人口1人当たりの人件費・物件費等の決算額は類似団体中最も少なく、これは人件費が低いことが主な要因である。人口千人当たり職員数が4.24人と、類似団体平均と比較して1.77人下回っているため、人件費は低く抑えられている。また、物件費・維持補修費についても類似団体平均を下回っており、平成17年度から21年度までの期間で実施した財政健全化計画の成果を引き継ぎ、財政計画(平成23年度~27年度)において、コストの削減を図っていく。
ラスパイレス指数は、類似団体平均を2.4ポイント上回っている。本市前年度と比較して1.2ポイント上昇した要因は、職員構成の変更や大量退職に伴う昇格者増加などによるものである。今後は、人事評価システムの活用を図りながら、給与の適正化に努めていく。
人口千人当たりの職員数は、類似団体平均が6.01人のところ、本市4.24人と1.77人下回り、類似団体内順位3位である。これは、定員適正化計画により定数の削減に努めてきたことによるものと考えられる。今後は、年齢構成の是正を図るとともに、国県からの権限委譲の動向も見極めながら、再任用制度の活用を含めた定員管理を行っていく。
実質公債費比率は、平成8年度~13年度に行った大型建設事業に伴う公債費負担や、一部事務組合の起こした地方債に関する負担額が大きなものとなっているため、類似団体と比較すると3.5ポイント上回っている。本市前年度と比較すると、筑紫野・小郡・基山清掃施設組合の施設建設に伴う17年度債、18年度債の元金償還が22年度に開始されたことが主な要因となり、0.3ポイント上昇した。今後、債務負担行為に基づく支出は増加する見込であるが、財政計画(平成23年度~27年度)において、繰上償還を行うことや5年間の臨時財政対策債を除く市債発行総額を50億円以内とすることで、実質公債費比率を15%以内にすることを目標としている。
将来負担比率は、地方債現在高が前年度比で10億円減となったこと、財政調整基金や減債基金の積立により充当可能基金が前年度比で7億円増となったことが主な要因となり、前年度に比べて6.9ポイント改善し、類似団体と比較して27.9ポイント下回っている。財政計画(平成23年度~27年度)において、5年間で地方債現在高を普通会計で43億円以上減少させることを目標としており、今後も財政の健全化に努めていく。
人件費に係る経常収支比率は、類似団体平均25.9%のところ、本市18.7%と7.2ポイント下回っている。人件費及び人件費に準じる費用の人口1人当たり決算額から見ても、類似団体平均(65,949円)と比較して27.0%低い額(48,137円)に抑えられている。これは、人口千人当たり職員数が4.24人と類似団体平均と比較して、1.77人下回っていること、また職員の給与カット(特別職10%、管理職手当2%)を実施していること等によるものと考えられる。今後も、適正な定員管理を継続し、人件費の抑制に努めていく。
物件費決算額は増(前年度比2.2%増)となったものの、物件費に係る経常収支比率は、類似団体平均14.1%のところ、本市13.2%と0.9ポイント下回っている。人口一人当たり決算額から見ると、物件費内では旅費以外の全ての費目(賃金、需用費、委託料等)で類似団体平均を下回っており、一定の効率化が図られているものと考えられる。平成17年度から21年度までの期間で実施した財政健全化計画の成果を引き継ぎ、財政計画(平成23年度~27年度)において、コストの削減を図っていく。
扶助費に係る経常収支比率は、類似団体平均10.7%に対し、本市は10.7%と同じ比率である。ここ5年間は上昇傾向にあり、前年度比1.1ポイント上昇した。その要因は、主に老人保護措置費、要保護児童生徒就学援助費等の増加によるものである。依然として、厳しい経済経済情勢が続く中、今後も扶助費の増加は見込まれるため、経常経費全体の見直し等によるコスト削減に努めていく。
その他(維持補修費、繰出金)に係る経常収支比率は、類似団体平均12.9%のところ、本市9.8%と3.1ポイント下回っている。維持補修費の人口1人当たり決算額から見ると、類似団体平均(2,792円)と比較して54.8%低い額(1,261円)に抑えられており、今後も施設等の維持管理を適切に行い、コスト削減に努めていく。国民健康保険事業特別会計への赤字補填的な繰出金の増加が主な要因となり、繰出金決算額は増(前年度比16.5%増)となっている。高齢化に伴い他特別会計も含めて増加傾向にあるため、財政基盤の強化を図り、一般会計からの繰出金を減らしていくよう努めていく。
補助費等に係る経常収支比率は、類似団体平均11.0%に対し、本市14.1%と3.1ポイント上回っている。これは、ごみ処理事業や消防事業を一部事務組合で行っており、その負担金が大きいためと考えられる。清掃施設組合のごみ処理施設建設に充てた地方債の元利償還金やその維持管理費が増加している。今後は、一部事務組合に対しても経費節減の努力を求めるなど、負担金の抑制を図りたい。
公債費の高さは本市財政の大きな課題となっており、平成17年度から21年度までの期間で実施した財政健全化計画において市債発行の抑制に努めたところである。その結果、公債費に係る経常収支比率は、ここ5年間における類似団体平均比較では、20年度に7.0ポイント上回ったのをピークに、22年度は5.3ポイントと上回りの幅を減少させてきており、本市の比率も低下傾向にある。今後も、財政計画(平成23年度~27年度)において、市債発行の抑制に努めていく。
公債費以外に係る経常収支比率は、補助費等を除き、類似団体平均を下回っている。事務事業評価による事業の見直しや財政計画(平成23年度~27年度まで)に基づき、各費目経常経費の更なる削減に努め、経常収支比率の抑制に努めていく。
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