経営の健全性・効率性について
水洗化率も53%と平均値を下回っており、汚水処理原価は平均を上回っている。現在は、施設維持費(電気料、維持管理委託料等)を使用料収入で賄えていない状況である。水洗化率と施設利用率を比較して、処理区域内人口に対する施設規模が過大であることが明白であるが、今後水洗化率を向上させても、経費回収率や汚水処理原価の大幅な改善は難しい状況である。
老朽化の状況について
施設の供用開始から16年が経過しており、経年劣化により施設の機械設備、管路の修繕料が今後増加するおそれがある。
全体総括
現状は、施設を一般会計からの繰入金により運営しており、健全な経営とはいえない。今後、下水道全体計画に沿って、特定環境保全公共下水道と統合し、維持管理費の抑制を図っていく。