経営の健全性・効率性について
①収益的収支比率前年と比べ微減し、100%を下回っている。支出の多くを占める起債償還額が主な要因だと考えられる⑤経費回収率前年と比べ上昇し、全国平均・類似団体を大きく上回っているものの、100%は下回り、回収すべき必要な経費を料金で回収できていない状況にある。⑦施設利用率全国平均、類似団体より若干高い数値を示しているが、50%を下回る値で推移している。⑧水洗化率全国平均・類似団体並みである。今後も未水洗化人口の解消に向け啓発を行い、100%に近づけていけるよう努めたい。
老朽化の状況について
③管渠改善率小規模集合排水処理事業の管渠については、現在まで不具合もなく、改善、更新を実施していない。法定耐用年数が経過するまで期間があるため、計画的な更新が必要な時期は未定である。
全体総括
小規模集合排水処理事業単独では全国的にも健全経営が出来ているとはいえない状況であるが、全国平均、類似団体と比較して全体的に良好な値を示している。平成23年、24年度に藍野ペンション処理区整備事業を実施したので、償還額が増加した。このため、平成25年度以降の各指標に影響が出ている。2019年度から処理施設の統廃合を計画実施し、施設利用率の向上、維持管理費の削減を図る予定である。