経営の健全性・効率性について
①収益的収支比率は、前年と比べ上昇しているが、依然として100%を下回っており、赤字であることがわかる。⑤経費回収率も前年と比べ上昇し、全国平均、類似団体を上回っているものの、100%を大きく下回り、回収すべき必要な経費を料金で回収できていない状況にある。⑦施設利用率は、昨年と比べ減少しているものの、全国平均、類似団体を上回っている。⑧水洗化率は昨年度と比べ上昇し90%を超えており、全国平均、類似団体を若干上回っている。平成24年度から上昇傾向にあるので、このまま100%に近づけていけるよう計画的な整備を行いたい。
老朽化の状況について
③平成26年度、平成28年度に類似団体平均を下回っている。小規模集合排水処理事業の管渠については、法定耐用年数が経過するまで期間があるため、計画的な更新が必要な時期は未定である。
全体総括
小規模集合排水処理事業単独では全国的にも健全経営が出来ているとはいえない状況である。H23,H24年度に藍野ペンション処理区整備事業を実施したので、償還額が増加した。このため、H25年度以降の各指標に影響が出ている。また、整備から10年以上経過する施設が多いことから統合、再整備を検討する必要がある。計画的な運営を行い、経費削減、施設の適正な更新等、可能な範囲で改善に努めたい。