生駒市:簡易水道事業(法適用)

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収集されたデータの年度

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経営比較分析表(2021年度)

経営の健全性・効率性について

①令和2年度は新型コロナウイルス感染拡大に伴う水道基本料金の減免を行ったことにより低下しましたが、令和3年度は減免を行わなかったため前年度比で0.72ポイント上昇しました。健全経営の水準とされる100%を上回っています。②累積欠損金は生じていません。③新たな企業債等の借入れはなく、平均値を大きく上回っています。④平成30年度で企業債を完済したため、当該値は0.00です。⑤①に記載した水道基本料金の減免を行ったことにより令和2年度は低下しましたが、令和3年度は減免を行わなかったため前年度比で4.63ポイント上昇しました。事業に必要な費用を給水収益で賄えている状況とされる100%を上回っています。⑥修繕費等の増加により、前年度比で2.15ポイント上昇しました。当市は起伏の激しい地形であり、他団体に比べて動力費の負担が大きいため、平均値を上回っています。引き続き費用の削減に取り組み、現行の料金体系を維持できるよう努めていきます。⑦給水人口の減少等により、前年度比で1.38ポイント低下しましたが、平均値を上回っており、適切な施設規模と考えられます。⑧漏水調査を継続して実施し、水道管の修繕等による施設の維持管理にも努めていることから、前年度比で0.79ポイント上昇しました。平均値を大きく上回っています。

老朽化の状況について

①②とも前年度比で上昇しており、施設の老朽化が進んでいます。大規模な布設工事を実施した年度の管路が法定耐用年数を迎えたこと等により、平均値を上回っています。引き続き事業費の平準化を図り、計画的・効率的な施設の更新に取り組んでいきます。③水道事業単独での工事が増加したことに伴い、前年度比で0.26ポイント上昇しました。平均値を大きく上回っています。また、管路の更新と並行して耐震化を進め、安定した水道水の供給に努めています。

全体総括

1.経営の健全性・効率性については、経常収支比率及び料金回収率が100%を上回っており、現在は安定した経営を行っていますが、徐々に低下傾向です。また、給水原価は徐々に上昇傾向であり、必要なコストが増加していく状況が予想されます。今後、水需要の減少により経営状況が厳しくなることが見込まれることから、健全な事業経営を維持していくため、更なる業務の効率化と収益の確保、費用の削減に努めていきます。2.老朽化の状況については、施設の老朽化が進んでいるものの、管路更新率が上昇しています。今後も計画的、効率的に管路の更新、耐震化を進めるとともに、適宜修繕を実施して延命化にも取り組みます。

類似団体【A3】

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