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人口の推移
財政比較分析表(2019年度)
財政力
財政力指数の分析欄
財政力指数は、昨年度と比べると0.02ポイント増加していますが、グループ内平均値と比べると低い値となっています。平成28年度以降は横ばいとなっていましたが、税率引上げによる地方消費税の増加など県税収入の増等に伴い上昇しています。引き続き一層の歳入確保に取り組むとともに、経常的支出の抑制に取り組みます。
財政構造の弾力性
経常収支比率の分析欄
経常収支比率は、昨年度から0.7ポイント増加していますが、グループ内平均値を下回っています。令和元年度において増加した主な要因は、人件費や公債費の支出は減少していますが、それ以上に法人二税の減収等により収入が減少したことによるものです。依然として一般財源総額の大部分が経常的な経費に費やされており、財政が硬直化した状態にあるため、公債費の負担の平準化や事務事業の見直しによる経常経費の抑制に努めることにより、経常収支比率の改善を図ります。
人件費・物件費等の状況
人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄
本県は、グループ内の類似団体に比べ人口が少なく(21府県中19位。1位神奈川県:9,126,214人。19位三重県:1,815,865人)、政令指定都市もないため、グループ内順位も相対的に低くなっています。グループ内平均値よりも高くなっている主な要因である総人件費の抑制については、平成25~27年度にかけて段階的に退職手当の支給水準の引下げを実施し、さらに、平成29年度からは管理職員を対象とした給与抑制措置等を実施したことにより、数値が改善しています。今後も、徹底した業務見直し等による職員数の見直しや働き方の見直し等により総人件費の抑制に努めます。
給与水準(国との比較)
ラスパイレス指数の分析欄
令和元年度は、給料表の改定がなかったことから、指数は低下しています。今後も引き続き給与制度の運用の適正化に努めます。なお、本年度の数値については前年度数値を引用しており、本分析においても前年度数値の分析となっております。
定員管理の状況
人口10万人当たり職員数の分析欄
平成23年度以降、「三重県行財政改革取組」により、総職員数の抑制に取り組み、1,154人(5.1%)の職員数を削減したところであり、過去5年間の人口10万人あたり職員数は微減となっています。ただし、本県では、グループ内の他団体に比べ人口が少なく、政令指定都市も無いことから、グループ内の順位が低くなっているものと思われます。今後も、「第三次三重県行財政改革取組」の中で、一層簡素で効率的・効果的な組織体制の構築を進め、適切な定員管理に取り組んでいきます。
公債費負担の状況
実質公債費比率の分析欄
令和元年度決算は、元利償還金の額の減等により前年度に比べ0.8ポイント低下し、平成27年度以降減少傾向で推移しています。しかしながら、グループ内平均値を上回っており、引き続き投資的経費の抑制などによる県債発行の抑制に取り組んでいきます。
将来負担の状況
将来負担比率の分析欄
令和元年度決算は、標準税収入額等の増により標準財政規模が増加したことなどにより昨年度に比べ1.5ポイント低下し、2年連続で減少しています。引き続き、歳入歳出の両面における取組を進め、財政の健全化に努めていきます。
経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2019年度)
人件費
人件費の分析欄
人件費にかかる経常収支比率は、昨年度と比べ0.3ポイント増加しており、グループ内平均値と比べて高い値となっています。平成25~27年度にかけて段階的に退職手当の支給水準の引下げを実施し、さらに、平成29年度からは管理職員を対象とした給与抑制措置等を実施していることに伴い、改善傾向となっています。今後も引き続き、人件費の抑制に努めます。
物件費
物件費の分析欄
物件費にかかる経常収支比率は、昨年度より0.2ポイント増加しましたが、グループ内平均値と同じ値となっています。平成29年度以降、「三重県財政の健全化に向けた集中取組」に基づき、事業の選択と集中を図るとともに、徹底した事務事業の見直しを行ってきたことにより、改善傾向となっています。今後も、引き続き経常経費の抑制に努めます。
扶助費
扶助費の分析欄
扶助費にかかる経常収支比率は、昨年度と同じ値であり、グループ内平均値と比べると低い値となっています。平成27年度以降は、1.4ポイント前後を推移していますが、今後も社会保障関係経費の増加が見込まれることから、その動向を注視するとともに、引き続き裁量の余地がある事業を中心に、給付の水準と範囲が適正であるかなどを検討したうえで、必要な見直しを行います。
その他
その他の分析欄
その他にかかる経常収支比率は、昨年度と比べ0.2ポイント増加しましたが、グループ内平均値と比べると低い値となっています。今後も公共施設の老朽化に伴う維持補修費の増加が見込まれることから、平成27年3月に策定した「みえ公共施設等総合管理基本方針」を基に長期的な視点に立って、公共施設等の総合管理を行うほか、事業の選択と集中を図るとともに、事務事業の見直しを行うなど、経常経費の抑制に努めます。
補助費等
補助費等の分析欄
補助費等にかかる経常収支比率は、昨年度と比べ0.7ポイント増加しましたが、グル―プ内平均値と比べると低い値となっています。今後も、介護給付費県負担金や、後期高齢者医療費県負担金などの社会保障関係経費の増加が懸念されます。このため、事業の選択と集中を図るとともに、徹底した事務事業の見直しを行うなど、経常経費の抑制に努めます。
公債費
公債費の分析欄
公債費にかかる経常収支比率は、昨年度と比べ0.7ポイント改善しましたが、グループ内平均値に比べると高い値となっています。県民の安全・安心を守るために真に必要な投資は十分に行えるよう配慮しつつ、公債費負担の平準化に努めることで、県債残高の減少傾向を維持していきます。
公債費以外
公債費以外の分析欄
公債費以外にかかる経常収支比率は、昨年度と比べ1.4ポイント増加していますが、グループ内平均値と比べると低い値となっています。社会保障関係経費の増等により支出が増加するとともに、法人二税の減収等により収入が減少したため、比率が増加しています。扶助費や扶助費的な補助費等は縮減が容易でない面はありますが、徹底した事務事業の見直しや総人件費の抑制とともに、多様な財源確保などの取組により歳入を確保することで、機動的な財政運営を目指します。
目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2019年度)
目的別歳出の分析欄
歳出決算総額は、住民一人当たり364千円となっています。なお、グループ内の類似団体に比べ人口が少なく(21府県中19位。1位神奈川県:9,126,214人。19位三重県:1,815,865人)、政令指定都市もないため、住民一人当たり換算の歳出は他府県と比べて相対的に高くなる傾向にあります。土木費は住民一人当たり44千円となっており、グループ内平均値を上回っています。これは、グループ内類似団体に比べて、人口が少なく県内に政令指定都市もないこと、住民一人当たり換算の県管理道路延長(グループ内順位6位)、河川延長(グループ内順位8位)、海岸延長(グループ内順位1位)が長いことから、住民一人当たり換算の歳出が相対的に高くなっているためです。また、前年度と比較して増加している主な要因は、河川海岸費の増等によるものです。教育費は、住民一人当たり93千円となっており、グループ内平均値を上回っていますが、前年度より減少しています。これは、教職員数の減等による人件費の減、平成30年度全国高等学校総合体育大会終了に伴う補助費等の減などによるものです。公債費は、住民一人当たり64千円となっており、グループ内平均値を上回っていますが、前年度より減少しています。これは、過去の県債(公共事業等債、一般単独事業債等)の元利償還額が減少したことが主な要因です。諸支出金は、住民一人当たり276円となっており、グループ内順位1位となっています。これは、平成28年度の企業会計からの借入金に対する返済金であり、平成29年度から令和6年度まで返済していきます。
性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2019年度)
性質別歳出の分析欄
歳出決算総額は、住民一人当たり364千円となっています。なお、グループ内の類似団体に比べ人口が少なく(21府県中19位。1位神奈川県:9,126,214人。19位三重県:1,815,865人)、政令指定都市もないため、住民一人当たり換算の歳出は他府県と比べて相対的に高くなる傾向にあります。人件費は、住民一人当たり119千円となっており、平成29年度に管理職を対象とした給与抑制措置等を実施したことにより、当該数値は改善傾向となっています。なお、グループ内平均値を上回っていますが、これは、高齢層職員の割合が高い本県の職員構成によるものと考えられます。普通建設事業費は住民一人当たり54千円となっており、グループ内平均値を上回っています。これは、グループ内類似団体に比べて人口が少なく、県内に政令指定都市もないことから、一人当たりコストが相対的に高い状況となることに加え、必要な社会基盤整備が道半ばであることから、公共事業において継続的な投資を行っているためです。また、前年度決算と比較して増加している主な要因は、河川海岸費の増等によるものです。公債費は、住民一人当たり64千円となっており、平成30年度比では減少しています。これは、過去の県債(公共事業等債、一般単独事業債等)の元利償還額が減少したことが主な要因です。
実質収支比率等に係る経年分析(2019年度)
分析欄財政調整基金残高は、平成28年度以降、標準財政規模の2%前後で推移しています。実質収支額は、歳出不用額の増加等により令和元年度は前年度と比べ約0.59%増加しています。実質単年度収支は、平成30年度から黒字へ転換しているものの、令和元年度は法人二税の減収等により、財政調整基金の取崩額が増加したことにより、前年度と比べ1.33%減少しています。
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連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2019年度)
分析欄令和元年度決算は、工業用水道事業会計において、建設改良費の支出に伴う現金預金の減などにより資金剰余金が減収したものの、一般会計において、歳出不用額の増などにより、実質収支額が増加し、連結実質黒字額は増加しています。
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実質公債費比率(分子)の構造(2019年度)
分析欄令和元年度決算は、「元利償還金」が減少したことなどから、分子の額が減少しています。実質公債費比率は前年度より減少したものの、依然として全国平均を上回っていることから、引き続き投資的経費の抑制などによる県債発行の抑制に取り組んでいきます。
分析欄:減債基金当県では減債基金を利用していません。
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将来負担比率(分子)の構造(2019年度)
分析欄令和元年度決算は、対象職員数の減に伴い「退職手当負担見込額」が減少したものの、減収補てん債の増などにより「地方債の現在高」が増加したため、分子全体としては前年度より増加しています。一方、将来負担比率の分母である「標準財政規模」も増加し、分子の増加額を上回ったことから、将来負担比率は前年度より減少しました。引き続き、歳入歳出両面における取組を進め、財政の健全化に努めていきます。
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基金残高に係る経年分析(2019年度)
基金残高合計
基金全体
(増減理由)・財政調整基金が19億円増加したほか、地域医療介護総合確保基金が4億円増加したことなどにより、基金全体として19億円の増となった。(今後の方針)・今後も公債費が高水準で推移するとともに、社会保障関係経費についても医療・介護等の自然増に伴い増加する見込みであることなどから、中長期的には減少傾向で推移する方向。
財政調整基金
財政調整基金
(増減理由)・前年度の決算剰余金が増加したことに伴う財政調整基金への積み立て額の増(前年度比22億円)等により増加した。(今後の方針)・災害への備え等のため、過去の実績等を踏まえ、概ね10億円程度の残高を確保することとしている。今以上に積み増せるよう、歳入歳出両面から財政健全化に取り組んでいく。
減債基金
その他特定目的基金
その他特定目的基金
(基金の使途)・三重県高等学校等修学奨学基金:学校教育法に規定する高等学校または高等専門学校における、経済的な理由で修学が困難な者に対する高等学校等修学奨学金貸付事業の実施。・国民体育大会運営基金:第76回国民体育大会の運営。(増減理由)・国民健康保険財政安定化基金:市町への保険給付費等交付金の財源としての充当実績がなかった一方、国民健康保険財政の安定化に資するよう年度間調整の財源に充てるため平成30年度の決算に係る剰余金12億円を積み立てたことにより増加。・地域医療介護総合確保基金:地域における医療及び介護の総合的な確保の促進に関する事業の財源として20億円を充当した一方、同事業に要する経費の財源に充てるため国の補助金及び一般財源24億円を積み立てたことにより増加。・国民体育大会運営基金:競技力向上対策事業の財源として、4百万円程度を充当した一方、県費及び募金等を積立てたことにより増加。(今後の方針)・地域医療介護総合確保基金:団塊の世代が75歳以上を迎える2025年(令和7年)を視野に、「地域医療構想の達成に向けた医療機関の施設又は設備の整備に関する事業」、「居宅等における医療の提供に関する事業」、「介護施設等の整備に関する事業」、「介護従事者の確保に関する事業」、「医療従事者の確保に関する事業」、「勤務医の労働時間短縮に向けた体制の整備に関する事業」を実施するため、令和3年度から国の補助金(2/3)及び一般財源(1/3)を積立予定。
公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2019年度)
有形固定資産減価償却率
有形固定資産減価償却率の分析欄
本県の有形固定資産減価償却率はグループ内平均値と比較し低い数値となっています。これは、道路、橋りょう、トンネルなどのインフラ施設の整備を行った時期が、他県に比べるとやや遅かったことによるものであり、いずれ上昇してくるものと考えられます。
(参考)債務償還比率
債務償還比率の分析欄
令和元年度の債務償還比率はグループ内平均値と比較し低い数値となっています。これは、県債残高の抑制の取組により、将来負担額を抑制しているためと考えられます。また、退職手当負担見込額の減等による将来負担額の抑制も要因となっています。
分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析
分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析
将来負担比率は、昨年度から1.5ポイント減少し、グループ内平均値と比較し低い数値となっています。これは退職手当負担見込額の減等によるものと考えられます。有形固定資産減価償却率についても、グループ内平均値と比較し低い数値となっています。両指標の組み合わせでみると、本県はグループ内平均値と比較し、左下に位置しており、将来的な公共施設及びインフラ施設の取替更新にあたって、将来の財政負担の余力は相対的に高いものと考えられます。
分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析
分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析
実質公債費率については、県債発行の抑制などにより、平成27年度から減少傾向で推移していますが、グループ内平均値と比較し高い数値となっています。両指標の組み合わせでみると、本県はグループ内平均値と比較し、右下に位置しており、過去からの財政負担は大きいものの、将来の財政負担は小さくなっており、実際に将来負担比率は減少傾向にあります。これにより、本県は健全化の方向に着実に進んでいると考えられます。
施設類型別ストック情報分析表①(2019年度)
施設情報の分析欄
・グループ内平均値と比較すると、公営住宅、学校施設において有形固定資産減価償却率が高い数値である一方、道路、橋りょう・トンネル、図書館などは低い数値となっています。・本県では博物館の有形固定資産減価償却率が低い数値となっています。これは総合博物館が平成26年度に開館し、資産の償却が進んでいないことによると考えられます。
施設類型別ストック情報分析表②(2019年度)
施設情報の分析欄
グループ内平均値と比較し、陸上競技場・野球場・球技場や保健所、試験研究機関、庁舎において有形固定資産減価償却率が高くなっています。個別施設計画に従い、老朽化した施設の適切な維持管理に努めています。
財務書類に関する情報①(2019年度)
1.資産・負債の状況
・一般会計等は、資産償却が新たな資産の形成を上回ったこと等により、有形固定資産が110億円減少した。また、投資その他の資産は、地方債の満期一括償還に備えて積み立てている県債管理基金が増加したこと等により、36億円増加した。流動資産は、現金預金や財政調整基金の増等により56億円増加した。その結果、資産は前年度末から15億円減少(△0.1%)し、1兆8,852億円となった。負債においては、固定負債は退職手当引当金が減少したこと等により、23億円減少した。流動負債は1年内償還予定地方債が増加したこと等により、93億円増加した。その結果、負債は前年度末から71億円増加(+0.4%)し、1兆6,430億円となった。・全体では、水道事業会計や工業用水道事業会計等を加えたことにより、一般会計等と比較して資産で47億円増、負債で61億円の増となった。・連結では、四日市港管理組合等を加えたことにより、全体と比較して資産で17億円増、負債で33億円の増となった。
2.行政コストの状況
・一般会計等については、幼児教育・保育の無償化に伴う増等による補助金等が増加したことにより経常費用が前年度から117億円増加(+1.9%)し6,161億円となった。また、経常収益は使用料及び手数料が増加したことにより222億円となった。これにより純経常行政コストは前年度から102億円増加(+1.7%)5,939億円となった。また、臨時損失は災害復旧事業費の減少したこと等により79億円、臨時利益は51億円となった。これを含んだ純行政コストは5,968億円となった。・全体では、経常費用が7,825億円、経常収益が995億円であり、純経常行政コストは6,829億円となった。また、臨時損失が82億円、臨時利益が52億円であることから、純行政コストは6,859億円となった。・連結では、経常費用が8,104億円、経常収益が1,274億円であり、純経常行政コストは6,830億円となった。また、臨時損失が86億円、臨時利益が52億円であることから、純行政コストは6,864億円となった。
3.純資産変動の状況
・一般会計等について、純行政コスト5,968億円に対して、税収等で4,879億円、国等補助金で763億円の財源で賄っており、本年度差額は△325億円である。これに資産評価差額等240億円を加え、本年度純資産変動額は△85億円となった。この結果、本年度末純資産残高は2,422億円となっている。・全体では、純行政コスト6,859億円に対して、税収等で5,379億円、国補助金等で1,227億円の財源で賄っており、本年度差額は△253億円である。これに資産評価差額等2,397億円を加え、本年度純資産変動額は△14億円となった。この結果、本年度末純資産残高は3,043億円となっている。・連結では、純行政コスト6,864億円に対して、税収等で5,380億円、国補助金等で1,229億円の財源で賄っており、本年度差額は△255億円である。これに資産評価差額等2,387億円を加え、本年度純資産変動額は△16億円となった。この結果、本年度末純資産残高は3,940億円となっている。
4.資金収支の状況
・一般会計等では、業務活動収支は企業業績の低迷による税収等の減少により、前年度より114億円減少し△93億円となっている。投資活動収支は、貸付金元金回収収入の減少により、前年度より63億円減少し16億円となっている。財務活動収支は減収補てん債特例分や防災・減災、国土強靱化緊急対策事業債の皆増等による地方債発行収入等の増加により、前年度より187億円増加し138億円となっている。結果として本年度資金収支は61億円となり、本年度末資金残高は240億円となった。・全体では、業務活動収支は税収等の減少により、前年度より131億円減少し△18億円となった。投資活動収支は、国等補助金収入の増加により、前年度より19億円増加し4億円となった。財務活動収支は地方債発行収入等の増加により、前年度より160億円増加し113億円となっている。本年度資金収支は99億円となり、本年度資金残高は310億円となった。・連結では、業務活動収支が税収等の減少により、前年度より55億円減少し40億円となった。投資活動収支は、公共施設等整備費支出の増加により、前年度より76億円減少し5億円となった。財務活動収支は地方債発行収入等の増加により、前年度より172億円増加し44億円となっている。本年度資金収支は89億円となり、本年度資金残高は664億円となった。
財務書類に関する情報②(2019年度)
1.資産の状況
・住民一人当たりの資産額は類似団体平均を上回り、歳入額対資産比率は類似団体平均を下回っている。今後も、将来の人口減少に備えた適正な規模の公共投資に努める。有形固定資産減価償却率については、道路、橋りょう、トンネルなどのインフラ施設の整備を行った時期が他県に比べるとやや遅かったことにより、類似団体より低い水準となっている。今後は公共施設の老朽化に備え、みえ公共施設等総合管理基本方針に基づき、公共施設等の適正管理に努める。
2.資産と負債の比率
・純資産比率は類似団体平均値を下回っており、将来世代負担比率は類似団体平均値を下回っている。今後も引き続き、新規に発行する地方債の抑制を行い、地方債残高を圧縮し、将来世代の負担の減少に努める。
3.行政コストの状況
・住民一人当たり行政コストは類似団体平均値を上回っているが、要因としては、他県に比べて退職手当をはじめとした人件費が高い水準で推移しているといった財政構造から、行政コストを押し上げていることが考えられる。今後も引き続き経常的な支出の抑制などに努める。
4.負債の状況
・住民一人当たり負債額は類似団体平均値を上回っている。これは負債の大部分を占める地方債において、建設地方債は全国的に本県より早い時期からピークアウトしている方、本県
5.受益者負担の状況
受益者負担比率は類似団体平均値を下回っており、行政サービス提供に対する直接的な負担比率は比較的低くなっている。要因としては、本県では人件費が比較的高い水準で推移していることが経常費用を押し上げていることから、受益者負担比率が低くなったものと考えられる。今後も引き続き経常的な経費の抑制などに努める。
類似団体【B】
宮城県
福島県
茨城県
栃木県
群馬県
埼玉県
千葉県
神奈川県
石川県
長野県
岐阜県
静岡県
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大阪府
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