🗾18:福井県 >>> 🌆永平寺町
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財政力指数の分析欄令和5年度の財政力指数は単年度で0.38となり令和4単年度0.37より0.01ポイント改善したが、3か年平均値は0.37と前年度と同値である。収入額が増加した要因は、法人事業税額の増による法人事業税交付金や株式譲渡益の増による株式等譲渡所得割交付金の増額が挙げられる。需要額が減少した要因は、幼児園・幼稚園の閉園に伴い人員配置などを見直すことで人件費が減、また、計画的な起債償還により公債費が減少したなどが挙げられる。今後も移住定住や企業誘致を推進し税収の増加や地域活性化を図りたい。 | |
経常収支比率の分析欄本町は依存財源比率が高く、平成27年度までは85%前後であった経常収支比率は段々と上昇し、令和4年度において97.4%となったが、令和5年度は96.8%となり0.6ポイントの減となった。経常収支比率の分母である経常一般財源等において、地方税・地方譲与税は横ばいであったが地方交付税は減少し、全体では減であった。分子となる経常経費充当一般財源等は、幼児園・幼稚園の閉園に伴い人員配置などを見直すことで人件費が減、計画的な起債償還により公債費も減となり、全体で減であった。経常経費充当一般財源等の方が経常一般財源等より減少したことから、結果的として令和4年度より経常収支比率が減となった。 | |
人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄幼児園・幼稚園の閉園に伴い人員配置などを見直すことで人件費が減である。物件費においては新型コロナワクチン接種委託料の減、及び吉峰寺キャンプ場解体完了に伴う皆減など、物件費も減である。また、維持補修費も地区要望に伴い道路補修が増となったものの除雪費用の減などにより維持補修費全体では減となっている。 | |
ラスパイレス指数の分析欄今年度は93.8と0.2ポイントの改善ではあるが、依然として全国平均値を下回っている。今後とも全庁体制により組織機構の合理化やDXの活用等に取り組む。 | |
人口1,000人当たり職員数の分析欄類似団体内順位が低く、また平均値を上回る状況が続いているが、主な要因としては住民ニーズに応えるため、積極的な子育て支援策(0歳児保育、延長保育等)の実施に伴い保育関係職員が多いこと、また、消防本部を町単独で備えていることなどが挙げられる。町村合併時より計画的に職員数の整理を行ってきており、また、幼児園・幼稚園の閉園に伴い人事配置を見直すなど適正な定員管理に努めてきたが、多様化する住民ニーズ等に対応するため、DXの活用なども検討する。 | |
実質公債費比率の分析欄実質公債費比率は、前年度から0.4ポイント減少し7.5%であった。公営企業債の元利償還金に対する繰入金において着実に償還が進んでおり前年度から51百万円の減となった。一般会計においては令和4年度が公債費のピークであり令和5年度は前年度から32百万円の減となり、結果として実質公債費率が減少することとなった。 | |
将来負担比率の分析欄将来負担比率は、平成29年度の22.1%から毎年改善を続けており、令和3年度以降はマイナス(将来負担が生じない)となった。将来負担額である一般会計等に係る地方債の残高も前年度より237百万円の減となった。また、公営企業債等繰入見込額も前年度より180百万円の減となっており順調に減少傾向が続いている。将来負担額、充当可能財源等がともに減であったが、結果として充当可能財源の額の方が大きいため将来負担比率は今年度もマイナス値となった。将来負担比率が低い水準となるのは、財政運営において安心できるものではあるが、費用の平準化に留意しながら今後も資金調達を実施する。 |
人件費の分析欄人件費は前年度と同値の29.9%である。依然として類似団体内順位は低く、全国・福井県平均値を超える状況である。令和5年度において認定こども園開設に伴い幼児園・幼稚園を閉園し人員配置を見直ししたことから34,987千円の減となった。令和6年度は会計年度任用職員の勤勉手当の支給も始まることから、改めて行政組織の機構改革や計画的な定員管理に努める。 | |
物件費の分析欄物件費は0.8ポイント減少し16.1%となった。新型コロナワクチン接種委託料の減額や吉峰寺キャンプ場解体工事の完了などにより減となった。近年の人件費・物価の高騰の影響により今後も指定管理料や委託料などは上昇すると見込んでいる。 | |
扶助費の分析欄扶助費は前年度から0.6ポイント上昇し4.4%となった。扶助費においては新型コロナウイルス対策に係る非課税世帯等への臨時特別給付金事業の完了や児童手当事業が減少していることなどが影響している。 | |
その他の分析欄前年度より0.4ポイント減少し20.2%となった。当該項目の内訳として、80%以上を占める繰出金においては下水道事業への繰出金は減となったものの、後期高齢者の医療費や介護保険のサービスの増に伴い、全体的に増となった。 | |
補助費等の分析欄補助費は0.3ポイント上昇し12.5%となった。輸出向けHACCP等対応施設整備事業補助金や認定こども園への運営補助等により増となっている。また、国が実施する非課税世帯への給付金事業も影響する。 | |
公債費の分析欄公債費は0.3ポイント減少し13.7%となった。借入残高における起債種別は、普通交付税算入に有利な合併特例債および臨時財政対策債が全体の95%を占めており、国からの財政措置が期待できるものの、今後も施設や設備の長寿命化などへの投資は行われることから、財政の硬直性を高める懸念は否定できない。計画的な起債管理に努めていくことが重要と認識している。 | |
公債費以外の分析欄公債費以外について、0.3ポイント減少し83.1%となっており、近年変わらず類似団体に比べ高い比率を示している。主な要因は人件費や繰出金である。当然ながら硬直性の高い人件費を抑制することは容易ではないことから、繰出金や物件費・補助費等の適正な事業推進を図りたい。 |
目的別にみた歳出額において、類似団体平均を上回っている項目は、民生費、労働費、農林水産業費、災害復旧費となっている。民生費においては認定こども園開設に係る運営補助金が皆増となったこと等によるものである。労働費においてはシルバー人材センターへの助成金のほか、町内のサラリーマン等勤労者向け「勤労者生活安定資金貸付金」等に対する預託事業である。農林水産費においては輸出向けHACCP等対応施設整備事業補助金などによるものであり、災害復旧費は令和5年7月13日の豪雨による林道災害復旧である。一方、類似団体平均を下回っている主な項目は議会費、総務費、衛生費等となっている。議会費においては議場のマイクロフォン整備事業が皆減となったこと、総務費においては基金再編に伴う積立金の減やコロナ感染症対策消耗などの購入の減、衛生費においてはコロナワクチン接種の減などが要因である。
歳出決算総額は、住民一人当たり559,640円となっている。住民1人当たりのコストにおいて、類似団体平均を上回った項目は、人件費、補助費等、維持補修費、災害復旧事業費、繰出金となっている。人件費は、認定こども園の開設に伴い幼児園・幼稚園を閉園し保育士関連職員の配置等を見直すことで人件費の抑制を図ったが、消防機能を町単独で維持し続けているため消防関連職員の人件費が必要なことと認識している。補助費等においては認定こども園への運営補助金が皆増となったこと、維持補修費においては地域がら除排雪経費が必要であること、災害復旧事業費において令和5年7月13日の豪雨による林道災害復旧によるものである。また、繰出金については、後期高齢者医療において被保険者の増加などが要因である。その他類似団体平均を下回っている主な項目は扶助費、積立金となっている。扶助費においては新型コロナウイルス対策に係る非課税世帯等への臨時特別給付金事業の完了や子ども数の減少により児童手当なども減少していることなどが影響している。積立金においては令和4年度決算剰余金の基金計上を翌々年度に当たる令和6年度に計上したためである。
分析欄財政調整基金において、令和4年度決算剰余金の1/2分を翌々年度にあたる令和6年度に積み立てること、また、適切な財源の確保と歳出の精査により基金取崩しを回避していることから、令和5年度の財政調整基金残高は横ばいである。実質収支額及び実質単年度収支においては認定こども園完成に伴う事業費の減、また、上記同様、剰余金を基金積立てしないことから増となっている。 |
分析欄一般会計及び特別会計の実質収支は、全ての会計において黒字であり財政健全化の基準内の数値である。指標分母となる標準財政規模は、前年度と比較すると71百万円減の6,395百万円となっている。令和5年度の一般会計では、歳入総額10,403,854千円(対前年度比8.9%減)、歳出総額9,888,476千円(対前年度比10.9%減)となり歳入歳出とも前年度を下回る決算規模となった。この主な要因としては、歳入については、新型コロナウイルス感染症対応関連の国庫支出金の減、歳出については、認定こども園施設整備事業の完成に伴う減などが挙げられる。国民健康保険事業特別会計の歳入は1,706,783千円で、前年度より25,213千円の減であった。主な要因は、被保険者数の減少による普通交付金の減などが挙げられる。また、歳出は1,562,406千円で前年度より9,024千円の減となった。平均被保険者数が減少したことにより保険給付費が22,189千円減となったことが大きな要因である。介護保険特別会計の歳入は2,275,177千円で前年度より50,059千円の増となった。コロナ感染症が5類に移行し介護サービス利用が戻ったことにより介護給付費負担金(国庫・県費)が増となったこと、それに伴い一般会計からの繰入金(介護給付費繰入金・地域支援事業繰入金等)が増となったことが要因として挙げられる。また、歳出はの2,154,412千円で、前年度より46,163千円の増となった。こちらもコロナ感染症が5類に移行したことに伴い、居宅介護サービスや施設介護サービスの利用増に伴い給付費は大きく増額となった。また、過年度分の介護給付費負担金返還金等(国・県・支払基金)もあり昨年度を上回る結果となった。下水道事業特別会計歳入は、723,469千円で前年度より11,701千円の減となった。主な要因として下水道事業特別会計は公営企業会計化のため令和5本年度3月末日をもって打ち切り決算を行っており、17,189千円が下水道事業会計への特例未収額となることによるものである。また、歳出は454,902千円で前年度より278,712千円の減となった。主な要因として歳入同様、打ち切り決算により、264,616千円が下水道事業会計への特例未払額となることによるものである。その他の特別会計においては特段変動が少なく横ばいに推移しており今後とも適正な運用を行い財政の健全化に努める。 |
分析欄元利償還金等において、これまでに借り入れた大型事業の償還などにより令和4年度にピークを迎えた。令和5年度は前年度比32百万円減の895百万円となり今後は減少を見込んでいる。また、公営企業債も順調に減少している。一般会計と公営企業における元利償還額の合計は全体の約91パーセントを占めており、当該比率に対する影響が非常に大きい。一般会計における令和6年度借り入れ見込額は、昨年度に引き続き、当該年度の公債費元金を下回る予定である。一般会計における起債については交付税算定に有利な合併特例債を活用しているものの、起債残高を増加させないためにも当該比率及び将来負担比率を注視しながら財政健全化に努めていく。分析欄:減債基金満期一括償還地方債の利用なし |
分析欄将来負担額について、一般会計等に係る地方債残高は主に大型建設事業に伴う合併特例債と臨時財政対策債の借り入れによるものとなっているが、借入額を公債費以下とするなどの計画的な借り入れを行っていることで順調に減少している。その他、公営企業債等繰入見込額は、順調に償還が進んだことにより減少傾向にある。組合等負担等見込額については長寿命化等工事により令和4年度は増となったが令和5年度は前年度比73百万円減の1,162百万円となった。また、充当可能財源等では、令和4年度の決算剰余金を翌々年度に当たる令和6年度に積み立てるため令和5年度財政調整基金はほぼ横ばいであった。一方で新型コロナウイルス感染症対策利子補給基金を事業の財源として取崩したことから、令和5年度においては全体で減となった。令和5年度は、将来負担額及び充当可能財源等ともに減となり、将来負担額が充当可能財源等より小さいため将来負担比率はマイナス値となり、平成28年度で14.6ポイントであったものが令和5年度では-24.0ポイントと順調に減少し続けている。今後も後世への負担を少しでも軽減するように、さらに起債残高を縮減するため借入と公債費とのバランスに注視しながら財政健全化に努める。 |
基金全体(増減理由)平成28年度には、合併した町村に設置されていた目的が類似する基金や活用実績のなかった基金の統廃合を実施し再編を行った。平成29年度には総合振興計画実施計画、財政計画等を踏まえながら基金の使用目的と規模を明確にし財政調整基金から特定目的基金への振替えを実施した。平成30年度は金融機関での定期預金や国債、県債での運用により利子収入及び売却差益を得て23百万円の積み立てを行っている。令和元年度においては町内に建設する在宅訪問診療所の財源として83百万円、町内事業所の建設する施設整備補助の財源として10百万円を地域福祉基金から取り崩し活用している。令和2年度には幼児園リフレッシュ工財源として150百万円をすこやか子育て支援基金から取崩すとともに、今後の改修等に備え98百万円の積立を行っている。また、コロナ禍での事業者支援として「新型コロナウイルス感染症対策利子補給基金」を設置し、45百万円の積立を行い、令和3年度には当該年度の利子補給補助に充てるため4.8百万円を取崩した。また、令和3年度には、ふるさと納税寄附者の思い実現のための事業費の財源に充てるため、「ふるさと応援基金」を設置し、48百万円の積立を行った。令和4年度において、これからの公共施設適正化の取り組みによる教育、子育て、福祉、まちづくり関連施設の更新、大規模改修等の財源として活用するために財政調整基金を再編した。令和5年度においては令和4年度決算剰余金を積むことなく令和6年度に積むこととした。(今後の方針)基金には利子収入等や地方財政法第7条第1項の規定による積み立てを実施していく。 | |
財政調整基金(増減理由)令和4年度決算剰余金の財政調整基金への積み立てについて、翌々年度に当たる令和6年度に予算化することとしたため、令和5年度の財政調整基金の増減は利子収入等分のみであるため微増である。(今後の方針)決算剰余金の積み立てについて、決算が議会の承認を得た際は速やかに当該年度内にて基金に積み立てることとし、翌々年度まで伸ばすことのないようにする。 | |
減債基金(増減理由)令和5年度の増額分は、普通交付税追加交付分のうち臨時財政対策債の発行上限額の引き上げに伴う後年度の償還分の財源として積立を行ったものである。(今後の方針)起債償還の補てん財源として活用する基金であるが、既借入債については利率も低いことから繰上償還等は現在のところ予定していない。施設更新の実施や現状サービス水準維持を前提として、単年度が実質赤字になる見通しとなった場合は基金組替えにより減債積立金での充当も視野に入れていくことも必要と考えている。 | |
その他特定目的基金(基金の使途)平成28年度に特定目的基金の再編を実施。平成29年度には財政調整基金から特定目的基金への振り替えを行った。令和1年度には林業の担い手育成や木材利用の促進のための事業財源とするため森林環境譲与税を原資とする「森林環境譲与税基金」を設置した。令和2年度にはコロナ禍における事業者支援の財源確保として、「新型コロナウイルス感染症対策利子補給金基金」を設置した。令和3年度にはふるさと納税寄附者の思い実現のための事業費の財源に充てるため、「ふるさと応援基金」を設置した。令和4年度において、これからの施設の更新・大規模改修等の財源として活用するために財政調整基金を再編した。令和5年度において、利子収入等を積み立てた。(増減理由)利子収入等を積み立てたことから増減は横ばいである。(今後の方針)総合振興計画や財政計画等を踏まえながら、まちづくり、教育、子育て、福祉関連施設の最適化に向けた更新・大規模改修等の財源として基金を活用していく。 |
有形固定資産減価償却率の分析欄前年度と比較して1.6ポイント上昇し、57.2%となった。施設類型の中で特に減価償却率の高い施設は、学校施設、幼稚園・保育所、庁舎、減価償却率の低い施設は、道路、消防施設、橋りょう・トンネルであった。減価償却率の高い施設においては、築30年を超える施設が多数あり、個別の施設保全計画をもとに順次改修予定である。減価償却率の低い施設においては、平成26年度移管譲渡を受けた旧県道や平成27年度竣工の消防本部庁舎などの固定資産の取得、橋りょうの計画的な長寿命化修繕によって償却率を引き下げる結果となっている。令和4年度全体としては、既存施設における経年劣化の進捗により増加となった。 | |
債務償還比率の分析欄将来負担額は、地方債の新規借入が前年度と比較し22百万円減少し、松岡小学校や松岡公民館改修など大型事業の元金償還が始まったことにより、地方債の現在高が408百万円の減少となり将来負担額全体で635百万円の減少となった。一方、経常一般財源等は、臨時財政対策債発行可能額が219百万円減額となったこと等により経常一般財源等全体で148百万円の減少となった。また、人件費や物件費等の増加により経常経費充当財源等全体で118百万円の減少となったため、債務償還比率は18.1ポイント増加した。今後も計画的な地方債の借入を実施し、事業の見直し等により経費の抑制に努める。 | |
分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析計画的な地方債の新規発行に努めてきた結果、将来負担比率が低下している。一方で、有形固定資産減価償却率については、平成30年度においては松岡公民館耐震改修(170百万円)や松岡小学校改修(75百万円)、令和2年度においては上志比支所新築(123百万円)、令和3年度においては松岡東幼児園リフレッシュ改修工事(153百万円)等により減価償却率が抑制されたものの、既存施設の経年劣化等により毎年微増状態となっている。老朽化した施設について、長寿命化を進めていくなど、公共施設等の適正管理に努める。 |
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分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析将来負担比率は類似団体と比較し低い値で推移してきたものの、実質公債費比率は高くなっている。将来負担比率については、毎年の地方債の新規発行額を地方債の償還額内とすると設定し、新規発行を抑制してきたためである。実質公債費比率については、令和4年度の元利償還金は927百万円であり、令和4年度に元利償還金のピークを向かえる見込みであることから、令和5年度以降は低下してくるものと想定される。 |
類似団体と比較して減価償却率が低い施設は、道路、橋りょう・トンネル、公営住宅および公民館であった。道路においては県道新設に伴い町に移管された旧県道の評価額が高価であり、かつ平成26年度取得と比較的新しい資産のため減価償却率が低く、その影響により道路の減価償却率を引き下げる結果となっている。また、橋りょう・トンネル、公営住宅については、各長寿命化計画に基づき保全に努めており、公民館においては、平成30年度の耐震補強改修等により減価償却率を引き下げている。一方で類似団体と比較して減価償却率が高い施設は、幼稚園・保育所、学校施設であった。幼稚園・保育所、学校施設については、建築後30年以上経過した施設が多数あり、いずれも施設保全計画を基に、計画的に改修工事を行い老朽化対策に取り組んでいるところである。一方、幼稚園・保育所、学校施設とも一人当たりの面積が類似団体に比較して広く、令和5年度の幼児園民営化も視野に入れ、公共施設等総合管理計画にもとづき再配置を検討していく。
類似団体と比較して減価償却率の低い施設は、体育館・プール、消防施設及び一般廃棄物処理施設で、顕著に低い消防施設は平成27年度に消防本部庁舎が竣工し、評価額も高価であったため消防施設全体の減価償却率を引き下げている。福祉施設及び保健センターについては、類似団体と比較して減価償却率が高かったが、今後、老朽化の進んだ施設については統廃合や改修を予定しているため、減価償却率の低下が見込まれる。一人当たりの面積が類似団体平均より大きい施設は、福祉施設、消防施設及び庁舎であった。福祉施設及び庁舎は旧町村単位で保有されており、それぞれ住民サービスの拠点であり冷静な判断が必要となる施設もあるが、公共施設等総合管理計画においては集約化や用途変更等再配置を検討している施設もあり、町が保有する公共施設の効率的な施設配置を実施し財政負担の軽減に努める。
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