富谷町：公共下水道

経営の健全性・効率性について

収益的収支比率は１００％未満の状態が続いているが、健全な事業運営には１００％以上となっていることが必要であるため、今後、事務事業の洗い出しを行い、施設の適正かつ計画的な維持管理及び改築等の更新を図るなど、経営改善に取り組んでいく必要がある。また、経費回収率についても前年度よりも低下し、また、１００％未満の状態が続いていることから、使用料の収納対策の強化を図るとともに、維持管理の民間委託等を視野に入れ、更なる費用削減に努めていく必要がある。

老朽化の状況について

現在、主要な幹線管渠については、計画的に改築を進めているところではあるが、今後、その他の管路について５０年の経年を向かえるものが増加する見込から、これらについても利用頻度等を考慮し継続して改善を図っていく必要がある。

全体総括

今後、人口の増加が見込まれるため、それに伴う汚水処理量の増により、施設の維持管理に係る費用も増加することが見込まれる。そのため、安定かつ効率的な使用料収入の対策を行うとともに、計画的な施設の維持管理及び更新を図っていき、健全な経営運営を推進していく必要がある。