事業・施設概要
| 都道府県 | 長野県 | 経営主体 | 安曇野市 |
|---|---|---|---|
| 事業名 | 下水道事業 | 業種名 | 公共下水道 |
| 会計適用区分 | 法適用 | 類似団体区分 | Bd2 |
| 行政区域内人口 | 95,555人 | 現在処理区域内人口 | 77,595人 |
| 現在水洗便所設置済人口 | 70,301人 | 現在処理区域面積 | 2,779ha |
| 晴天時現在処理能力 | 2,360m³/日 | 下水管布設延長 | 662km |
注:施設・業務量は当該年度値。e-Stat原表との値照合が完了した項目を優先した。
経営の健全性・効率性について
①経常収支比率下水道使用料等の営業収益は増加傾向にあるが、一般会計繰入金の減少により経常収支比率が大きく減少した。100%を超えており健全な経営状況にあるが、繰入金は今後も今年度と同水準で推移すると見込まれることから、引き続き維持管理費等の削減に努めていく必要がある。②累積欠損金比率累積欠損金は発生していない。③流動比率建設改良費等の増加に伴い、流動比率が減少した。100%を大きく下回っている状況であるが、今後も財政計画に基づき、計画的な企業債の償還を予定している。④企業債残高対事業規模比率短期間(平成2~30年度)に施設整備を推進してきたことから、高い比率を示しているが、計画的な企業債の償還により徐々に低下してきており、今後もさらに低下する見込みである。⑤経費回収率、⑥汚水処理原価有収水量等は増加傾向だが、繰入金が減少したため汚水処理原価が増加し、経費回収率も微減した。経費回収率は100%を切っている状況であるため、今後についても、維持管理費の削減に努めていく必要がある。⑦施設利用率低い状況が続いている。今後はさらなる人口減少が予想されるため、下水道処理施設の統廃合事業を進めていき、経営の効率性を高める必要がある。⑧水洗化率下水道未接続者へのダイレクトメール発送等の継続により、水洗化率は増加傾向にある。今後も下水道接続促進に取り組む。
老朽化の状況について
①有形固定資産減価償却率平成28年度に法適用を開始して以降、減価償却を行っているため上昇傾向である。②管渠老朽化率法定耐用年数を経過した管渠はない。③管渠改善率道路改良工事に伴い支障となる管渠の更新を実施した。短期間で整備工事を行ってきたことから、将来的に更新時期が集中することが想定されるため、計画的にカメラ調査や適切な維持管理をし、長寿命化対策に取り組んでいく。
全体総括
公共下水道事業は、一般会計繰入金の減少により経常収支比率が大きく減少したが、100%以上の水準を保っており収益が確保できている。一方で、今後は人口減少に伴う使用料収入等の減少や昨今の物価高騰等により汚水処理原価の増加が見込まれる。また、管渠の整備工事を短期間で行ってきたことから更新需要の増加が想定される。加えて、技術職は年齢構成の偏りや受験者数の低調等により、技術継承の不足や職員の負担増加等が懸念される。計画的な人員配置と人材育成等を検討していく必要がある。今後もストックマネジメント計画や「安曇野市下水道事業経営戦略」に基づき、計画的に事業を遂行し、施設の更新、水洗化率の向上、施設の長寿命化のために、適正な使用料収入の確保及び適切な維持管理と経費削減に取り組み、健全で持続可能な経営を図っていく。
経営状況
収支構造
総額31.5億円
総額29.7億円