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地方財政ダッシュボード

宮崎県宮崎市の財政状況(2013年度)

🏠宮崎市

地方公営企業の一覧

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収録データの年度

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総括表

人口の推移

財政比較分析表(2013年度)

財政力指数の分析欄

類似団体平均を0.15ポイント下回っており順位も下位に位置している。主な要因として、税収が相対的に低いことや、財政力の弱かった4町との合併(平成18年1月:佐土原町・田野町・高岡町、平成22年3月:清武町)も影響している。今後も、歳出の徹底的な見直しを進めるとともに、歳入確保対策や企業誘致を積極的に推進し、自主財源の確保に努め、財政基盤の充実・強化、財政健全化を図る。

経常収支比率の分析欄

類似団体平均とほぼ同ポイントとなっており、前年度比で3.2ポイント改善した。経常経費充当一般財源等は、生活保護費や私立保育所運営費等に係る扶助費及び物件費が国の緊急経済対策に伴い増加した。一方、経常一般財源等も、臨時財政対策債・地方税の増に伴い増加した。結果として、昨年度よりも数値としては改善された。今後も、行財政改革の取組みや事務事業の見直しなどにより人件費や経常経費の抑制を図っていく。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

類似団体平均を7,907円下回り、順位は上位に位置している。これまで、ごみ収集業務、学校給食調理業務、保育所の民間化を進め、職員数の抑制と積極的な事務事業の改革・改善を進めたことによるものと思われる。今後とも、民間で実施可能な部分については、外部委託や指定管理者制度を活用し、コスト縮減を図っていく。

ラスパイレス指数の分析欄

類似団体平均を0.3ポイント上回っている。前年度よりも大きく低下しているのは、平成24年度から平成25年度に実施された国家公務員の給与削減措置に伴う減額によるものである。今後とも、人事院勧告を尊重しながら適切な給与制度の構築に努めていく。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

定員適正化に努めてきた結果、類似団体平均を0.88人下回っており、順位も上位に位置している。今後とも、平成25年3月に策定した「第六次宮崎市定員適正化計画」に基づき、引き続き、組織及び定員の適正化に努めていく。

実質公債費比率の分析欄

実質公債費比率については、過去の大型プロジェクトに係る市債の償還が今後も見込まれることから、類似団体平均を2.0ポイント上回っている。しかしながら、プライマリーバランスの黒字化の堅持等により市債残高の圧縮に努めたことや、上下水道の企業会計において、市債の現在高が減少したことにより準元利償還金が減少したこと、また、市税等の収入実績に標準税収入額が増えたことにより、昨年度と比較して1.0ポイント改善している。今後も、プライマリーバランスの黒字化の堅持等により、一層の財政の健全化を図る。

将来負担比率の分析欄

将来負担比率については、過去の大型プロジェクトによる市債発行等により、類似団体平均と比較して24.4ポイント上回っている。しかしながら、宮崎市中期財政計画(期間:平成22~平成26)に基づき、市全体として地方債の償還を進め市債残高の圧縮に努めたことや、退職手当の支給率の変更に伴い退職手当負担見込額などが減少したことにより、昨年度と比較して14.4ポイント改善している。今後も、プライマリーバランスの黒字化の堅持等により、一層の財政の健全化を図る。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2013年度)

人件費の分析欄

類似団体平均を3.8ポイント下回っており、順位も上位に位置している。主な要因としては、指定管理者制度の活用、給食調理業務やごみ収集業務の外部委託などにより、定員の適正化が進んだことによるものと思われる。今後とも引き続き、平成25年3月に策定した「第六次宮崎市定員適正化計画」に基づき、近隣町との合併によるスケールメリットを活かしながら、職員の定員管理に努めていく。

物件費の分析欄

類似団体平均を0.3ポイント上回っており、順位も中位に位置している。今後も市全体の歳出の徹底した見直しと積極的な事務事業の改革・改善に努めていく。

扶助費の分析欄

類似団体平均を2.6ポイント上回っており、順位も下位に位置している。要因としては、生活保護費の増や高齢化に伴う障がい福祉サービス対象者の増が挙げられる。今後も事業の見直しなどにより抑制に努めていく。

その他の分析欄

類似団体平均を2.3ポイント下回っており、順位も上位に位置している。今後も繰出基準に沿った特別会計繰出金や、維持補修費などの改革・改善に努め、歳出の抑制を図っていく。

補助費等の分析欄

類似団体平均を2.0ポイント下回っており、順位も上位に位置している。今後も補助期間の終期を設定した上で運営費補助から事業費補助への転換を図りながら、多額の繰越金が生じている団体については減額を念頭に置いた整理・見直しを行っていく。

公債費の分析欄

類似団体平均を5.1ポイント上回っており、順位も下位に位置している。今後も過去の大型プロジェクト事業分の起債償還や合併特例債の償還が続く一方で、平成26年度に新たに策定した中期財政計画に基づき市債残高の圧縮を行っていくことから、市債残高の圧縮を行い、公債費が減るように努める。

公債費以外の分析欄

類似団体平均を5.2ポイント下回っており、順位も上位に位置している。主な要因としては、「人件費」及び「その他」において類似団体平均を大きく下回ったことによる。今後とも、歳出の徹底的な見直しを推進しするとともに、歳入確保対策や企業誘致を積極的に推進し、税収を確保することなどにより、財政基盤の充実・強化に努め、財政健全化を図っていく。

実質収支比率等に係る経年分析(2013年度)

分析欄

財政調整基金については、地方税及び臨時財政対策債の増による収支が改善され、基金繰入を実施しなかったことが昨年度と比較して0.94ポイント増加した大きな要因である。結果、経常一般財源等が増加し、人件費や公債費が減となったことによる経常経費充当一般財源が減となったことにより、実質収支比率においても昨年度と比較し0.68ポイント改善した。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2013年度)

分析欄

国民健康保険特別会計については、被保険者数の減少に伴い国民健康保険税の税収が減少する一方、高齢化の進展や医療の高度化により、保険給付費は増加傾向にある。また、後期高齢者医療制度への拠出金である後期高齢者支援金等や、同じく介護保険制度への拠出金である介護納付金の増加等もあり歳出は増加している。このため、歳入減と歳出増により収支バランスが悪化し、実質収支が赤字となっている。これらの現状を踏まえ、平成26年度より国民健康保険税の税率改定を行い、収支バランスの改善に努めている。その他の会計については全て黒字であり、全体として健全な財政運営が行われていると考えるが、今後も引き続き適正な財政運営に努める。

実質公債費比率(分子)の構造(2013年度)

分析欄

上下水道の企業会計において、市債の現在高が減少したことにより、公営企業債の元利償還金に対する繰入金(準元利償還金)が減少したことによるものが主である。今後も、市債残高の圧縮に努め、実質公債費比率の改善を図る。

将来負担比率(分子)の構造(2013年度)

分析欄

宮崎市中期財政計画(期間:H22~H26)に基づき、市全体として地方債の償還を進め市債残高の圧縮(目標:150億円以上圧縮)に努めたことや、退職手当の支給率の変更により、地方債現残高及び退職手当負担見込額などが減少したものである。今後も、プライマリーバランスの黒字化の堅持等により市債残高を圧縮し、将来負担比率の改善を図る。

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,