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地方財政ダッシュボード

静岡県森町の財政状況(2020年度)

🏠森町

地方公営企業の一覧

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収録データの年度

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総括表

人口の推移

財政比較分析表(2020年度)

財政力指数の分析欄

近年は、横ばい傾向で令和2年度は、前年度と同値の0.60となり、類似団体を0.10ポイント上回っている。今後、更に人口減少が進む中、楽観視は出来ない状況であることから、移住定住、企業誘致の推進により、町税収の向上などを中心に財政基盤の強化に努める。

経常収支比率の分析欄

平成29年度には繰出金の増や物件費の増などで上昇。平成30年度は、法人町民税の臨時的な税収増により、経常収支比率が低下したが、令和元年度は、平成30年度の法人町民税の臨時的増の影響により、地方交付税及び臨時財政対策債が減少し、経常収支比率が増加した。令和2年度は、平成30年度の法人町民税の臨時的増の影響が無くなったことで地方交付税及び臨時財政対策債が増加し、経常収支比率は、89.8%へ減少した。今後は、「第3次森町行財政改革プラン」に掲げた行財政改革への取り組みを通して、経常経費の削減に努めるとともに、一般財源確保のため、町税の徴収強化、移住定住、企業誘致の推進などを図る。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

人件費は、平成30年度まで定年職員の退職に対し、若手職員の採用による給与差などによる減少傾向にあったが、令和2年度は、会計年度任用職員制度の開始により増加した。物件費については近年設備等の修繕費、各種調査、計画策定業務委託、物品等のリース等の増加に伴い、増加傾向にある。これまでの取り組みである事務用品の集中調達方式などを継続し、加えて計画的で早期の修繕を図るとともに、業務の見直し・効率化を図るなど、効果的な対策を行う。

ラスパイレス指数の分析欄

令和元年度まで増加傾向であったが、令和2年度は、ラスパイレス指数算出の集計区分内で経験年数の少ない者が増え、多い者が減り、職員構成の変動したことにより、95.9%へ減少し、類似団体平均を0.4ポイント下回った。今後、国家公務員給与制度に準拠し、適宜見直しを図り、適正化に努める。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

類似団体平均を1.41人下回っている。令和3年4月1日現在の普通会計職員数(教育長を除く)は145人(前年4月1日現在の職員数は、144人)で、対前年度で1名増となっている。今後、第6次定員適正化計画に則り、組織機構改革、技能労務職員の退職不補充、会計年度任用職員の活用、業務の委託化の推進などにより、引き続き簡素で効率的な執行体制の確保を図り適切な定員管理に努める。

実質公債費比率の分析欄

災害復旧費等に係る基準財政需要額の増加(交付税算入見込額)、密度補正により基準財政需要額に算入された元利償還金等の増加及び特定財源の額の増加に対し、公営企業に要する地方債償還財源の増加、元利償還金の額の増加、一部事務組合等の起こした地方債に充てたと認められる補助金又は負担金の増加が上回ったことにより、公債費(分子)が増加した。災害復旧費等に係る基準財政需要額の増加(交付税算入見込額)、密度補正により基準財政需要額に算入された元利償還金等の増加及び特定財源の額の増加に対して、令和2年度普通交付税算定における普通交付税額の増加、臨時財政対策債発行可能額の増加が上回ったことにより、標準財政規模から元利償還金等の基準財政需要額算入額を控除した額(分母)が増加した。分子分母の双方が増加したが分子の増加割合が分母の増加割合を上回ったことにより、単年度実質公債費比率が増加し、3カ年平均も増となった。

将来負担比率の分析欄

地方債の現在高、公営企業債等繰入見込額が増加し、将来負担額が増加したが、充当可能基金、充当可能特定歳入、基準財政需要額算入見込額の増加によって充当可能財源等の額も増加し、将来負担額の増加幅より充当可能財源等の増加幅が大きかったため、充当可能財源等控除後の将来負担額(分子)が減少したこと、標準財政規模の増加により、算入公債費等の額控除後の標準財政規模(分母)が増加したことにより、将来負担比率は減少した。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2020年度)

人件費の分析欄

近年、定年職員の退職に対し、若手職員の採用による給与差などにより、人件費に係る経常収支比率は減少の傾向にあったが、令和元年度については、一時的に増加し、令和2年度は再び減少となり、類似団体平均を2.7ポイント下回った。今後、「第3次森町行財政改革プラン」に則した組織機構改革をはじめ、技能労務職員の退職不補充、定数管理・給与の適正化、業務の委託化の推進などを図り、引き続き簡素で効率的な執行体制の確保を図り適切な定員管理に努める。

物件費の分析欄

近年、類似団体に比べ、低い数値で推移をしており、令和2年度は、類似団体に比べ5.5ポイント下回っている。しかし、今後、設備等の修繕費、各種調査、計画策定業務委託、物品等のリースの増加に伴う物件費の増加が見込まれるので、計画的で早期の修繕を図るなど、効果的な対策を行う。

扶助費の分析欄

扶助費に係る経常収支比率は類似団体平均を0.4ポイント下回っているが、依然として障害者福祉関係費、児童手当、医療費助成は高い水準を維持している。

その他の分析欄

その他に係る経常収支比率は、繰出金や維持補修費などが含まれ、類似団体平均2.4ポイント上回っている。維持補修費については、今後、老朽化施設の修繕などにより増加することが予想されるため、計画的で早期の修繕を図るなど、効果的な対策を行う。

補助費等の分析欄

類似団体平均を大幅に上回っているが、これは病院事業・水道事業への繰出金や、一部事務組合への負担金などが多額になっているためである。病院事業については、「森町病院事業第4次経営改革プラン」に基づき、更なる地域医療の充実と経営改善を図っていく。

公債費の分析欄

近年、臨時財政対策債等の元金償還開始により、公債費に係る経常収支比率は増加の傾向にあったが、令和2年度は減少に転じた。今後、臨時財政対策債等の元金償還開始により増加が見込まれ、さらには今後の課題となる老朽化施設の修繕などが加わり、厳しい財政状況が予想されるため、地方債発行の抑制に努め、毎年度の起債の償還が平準化するよう適切な地方債管理に努める。

公債費以外の分析欄

公債費以外に係る経常収支比率は、類似団体平均を3.8ポイント上回っており、高水準で推移しているため、今後「森町病院事業第4次経営改革プラン」に掲げた取り組みを通して、経常経費の削減を行い、普通会計の負担を減らしていくように努める。

目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2020年度)

議会費

労働費

消防費

諸支出金

総務費

農林水産業費

教育費

前年度繰上充用金

民生費

商工費

災害復旧費

衛生費

土木費

公債費

目的別歳出の分析欄

総務費において特別定額給付金の皆増やふるさと応援寄附金増に伴うふるさと納税推進事業費の増により、令和2年度決算で対前年度比125,414円の増加となった。また、商工費では、新型コロナウイルス感染症対応のための補助金の皆増や森町産業立地事業費補助金の増により、令和2年度決算で対前年度比9,457円の増加となった。衛生費については、令和2年度決算では類似団体平均を18,588円上回っており、高い水準で推移している。これは、病院事業への繰出金の金額が大きく、衛生費中でも高い割合を占めていることが要因であるため、病院事業について今後「森町病院事業第4次経営改革プラン」に掲げた取り組みを通して、経常経費の削減を行い、普通会計の負担を減らしていくように努める。土木費等において今後、維持補修費、更新整備費用などが増加し、更には更新整備費用等に充当した地方債の償還金が公債費を増加させることが予想される。また、民生費における保育園委託料、介護保険特別会計に対する繰出金、義務的経常費用である社会保障費が近年増加傾向にあるため、特別会計においては保険料の適正化を図り、保育関係事業などは積極的な補助金の活用など、財源の確保に努める。

性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2020年度)

人件費

補助費等

災害復旧事業費

投資及び出資金

物件費

普通建設事業費

失業対策事業費

貸付金

維持補修費

普通建設事業費(うち新規整備)

公債費

繰出金

普通建設事業費(うち更新整備)

積立金

前年度繰上充用金

性質別歳出の分析欄

歳出決算総額は、住民一人当たり596,188円となっている。令和2年度で令和元年度に比べて特に増加しているものとその理由としては、人件費において会計年度任用職員制度の開始によるもの、物件費において新型コロナウイルス感染症対策に係る消耗品費等の需用費や備品購入費の増及びふるさと応援寄附金増に伴うふるさと納税業務委託料の増によるもの、維持補修費において新型コロナウイルス感染症対応及び小学校統廃合に係る施設修繕の増によるもの、補助費等において特別定額給付金等の新型コロナウイルス感染症対応のための補助金の皆増によるものなどが挙げられる。積立金においては、ふるさと応援寄附金の増加に伴うふるさと応援基金積立金の増により、対前年度比3,872円の増となったが類似団体平均比較では3,144円下回っている。また、公債費については、類似団体平均比較では9,940円下回っているが、近年、臨時財政対策債等の元金償還開始により増加傾向にあり、対前年度比1,846円の増となった。今後は公共施設等の老朽化対策が本格化し、対策に係る更新整備等経費の増、それらに充当した地方債の償還金により公債費の増が見込まれ、限られた財源の中でいかに効率的にマネジメントしていくかが課題である。公共施設等総合管理計画、公共施設個別施設計画等に則り、更新、縮小、統合、除却などを多角的に検討し、事業の取捨選択を徹底することに努める。

実質収支比率等に係る経年分析(2020年度)

分析欄

当町では当初予算において歳入は、見積もりが難しいためできる限り抑えて予算編成をしている。歳出については、予算執行時の節減により執行残を確保するよう努めている。これにより、繰越金として翌年度の補正財源を確保しているため、実質収支額に対する標準財政規模比は高くなる傾向にある。令和2年度は実質収支額が対前年度比+233百万円となり、財政調整基金の取り崩し額は150百万円とし、財政調整基金積立金を新たに18百万円積み立てたので、実質単年度収支は対前年度9.75%の増加となった。今後も、国・地方ともに経済の先行きが不透明なため、予期しない収入減少や不測の支出増加などに備え財政調整基金や減債基金への積立を行っていく。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2020年度)

分析欄

一般会計・公営企業会計・公営事業会計のすべての会計において黒字となっている。一般会計においては、令和2年度決算は、普通交付税について、平成30年度の法人町民税の臨時的な税収増から令和元年度算定にて基準財政収入額が大きな額となっていたことによってR2年度基準財政収入額の減となり、普通地方交付税が増加し、黒字幅が増加した。一般会計については、歳入歳出予算の的確な把握の中で、一定の留保財源を確保しつつ、財政調整基金や減債基金への予算積立などを行い、実質収支の圧縮を図り、実質収支比率は、10%以内を目指す。病院事業については、「森町病院事業第4次経営改革プラン」に基づき、更なる地域医療の充実と経営改善を図っていく。国民健康保険などの特別会計においても保険税などの適正化を図り、普通会計の負担を減らしていくように努める。

実質公債費比率(分子)の構造(2020年度)

分析欄

元利償還金等(A)のうち以下3点が主な増加理由である。○元利償還金は、臨時財政対策債償還額や地方道路等整備事業債償還額の増加により対前年度比21百万円の増。○公営企業債の元利償還金に対する繰入金は、病院事業の準元利償還金算入額の増により前年度比23百万円の増。○組合等が起こした地方債の元利償還金に対する負担金等は、袋井市森町広域行政組合のごみ処理施設費や消防費に係る元利償還金の増により前年度比19百万円の増。以上により対前年度比63百万円の増となった。算入公債費等(B)は、臨時財政対策債償還費及び東日本大震災全国緊急防災施策等償還費の増により、対前年度比21百万円の増となった。したがって、実質公債費比率の分子((A)-(B))は、対前年度比42百万円の増加となった。

将来負担比率(分子)の構造(2020年度)

分析欄

将来負担額(A)のうち以下4点が主な増減理由である。○一般会計等に係る地方債の現在高は、令和2年度において起債の借入額878百万円(うち臨時財政対策債291百万円)が元金償還額789百万円を上回ったため、対前年度比88百万円の増。○公営企業債等繰入見込額は、水道事業・下水道事業の地方債現在高が増となったことにより、対前年度比22百万円の増。○組合等負担等見込額は、中遠広域事務組合、袋井市森町広域行政組合及び中東遠看護専門学校組合の地歩債現在高の減少により対前年比-27百万円の減。○退職手当負担見込額は、静岡県市町総合事務組合の組合積立額が増加したことにより、対前年比-79百万円の減。以上により対前年度で4百万円の増となった。充当可能財源等(B)のうち以下3点が主な増減理由である。○充当可能基金は、ふるさと応援基金の増等により、基金全体で60百万円の増。○充当可能特定歳入は、下水道事業に係る地方債の現在高(算入現在高)の増加により、全体では対前年度比29百万円増。○基準財政需要額算入見込額は、地方税減収補塡債の起債額の増加、辺地対策事業に係る起債額の増加等により、全体では85百万円の増。以上により対前年度で174百万円の増となった。したがって、将来負担比率の分子((A)-(B))は、対前年度で169百万円の減となった。

基金残高に係る経年分析(2020年度)

基金全体

(増減理由)財政調整基金は、予算積立により19百万円積み立てた一方、病院事業会計への繰出金等の財源として150百万円取り崩したこと、減債基金は、積立を行わなかった一方、公債費の増に対応するために30百万円取り崩したことで財政調整基金残高及び減債基金残高については減少したが、その他特定目的基金において、ふるさと応援寄附金の増による森町ふるさと応援基金の積立額の増加が大きく、基金全体としては、33百万円の増となった。(今後の方針)基金の使途の明確化を図ることから、財政調整基金への一元的積立てから、目的を整理して、その他特定目的基金への積立を行い、且つ適正な管理を図っていく。

財政調整基金

(増減理由)予算積立による増+19百万円、病院事業会計への繰出金等の財源とした取り崩しによる減-150百万円により、対前年比-131百万円の減となった。財政調整基金残高は、近年減少傾向にあり、令和元年度について普通交付税及び臨時財政対策債の減の対応のために取り崩し額が増えたこと、令和2年度については、令和元年度からの繰越金の状況から決算積立を行わなかったことによる。(今後の方針)公共施設の老朽化や災害への備え等のため、過去の実績等も踏まえ、20億円程度を目途に積み立てることとしているが、公共施設等総合管理計画や公共施設個別施設計画をふまえ、その他特定目的基金への積換えについて検討を図る。

減債基金

(増減理由)元利償還金の増(公債費増)へ対応するための取り崩しによる-30百万円により、対前年比-30百万円の減となった。(今後の方針)地方債の償還計画を踏まえ、財源が確保された時点で積み立て、将来の公債費の増に対応し平準化できるようにする。

その他特定目的基金

(基金の使途)・森町ふるさと応援基金:森町をふるさととして応援する方々から受け入れた寄附金について、安心・安全で魅力あるまちづくりに要する経費に充てる。・森町地域振興基金:地域における福祉活動の促進、快適な生活環境の形成等を図る。・森町企業立地推進基金:町内への企業立地を促進し、地域産業の活性化及び雇用機会の創出を図る。・森町公共施設等総合管理基金:公共施設等の総合的且つ計画的な更新、統廃合、長寿命化等に要する経費に充てる。・森町町民の森用地取得及び整備基金:自然環境を保全し、並びに保健及び休養の場として利活用を図る町民の森の用地取得及び整備。(増減理由)・森町ふるさと応援基金:取り崩しによる減-22百万円に対し、積立による増216百万円により、対前年比で194百万円の増となった。・森町地域振興基金:国債の運用益を積み立てたことにより、対前年比で7百万円の増となった。・森町企業立地推進基金:取り崩しによる減-50百万円に対し、積立による増8百万円により、対前年比で-42百万円の増となった。・森町町民の森用地取得及び整備基金:取り崩しによる減-1百万円により、対前年比で-1百万円の減となった。(今後の方針)・その他特定目的基金全体:基金の使途の明確化を図ることから、財政調整基金への一元的積立てから、目的を整理して、その他特定目的基金への積立を行い、且つ適正な管理を図っていく。

公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2020年度)

有形固定資産減価償却率の分析欄

平成29年度から令和元年度の有形固定資産減価償却率が類似団体内平均値より低いのは、総合体育館や拠点防災倉庫等の比較的新しく大規模な施設が多いためと考えられる。一方で、経年劣化が進んでいる施設もあるため、厳しい財政状況の中で、公共施設等総合管理計画に基づいて、計画的に更新や長寿命化等を行っていく。なお、令和2年度の数値については、調査中である。

債務償還比率の分析欄

令和元年度について、平成30年度の法人町民税の臨時的増の影響により、令和元年度の地方交付税及び臨時財政対策債発行可能額が減少し、債務償還比率が上昇したが、令和2年度は、基準財政需要額が増加したことによる普通地方交付税の増加、ふるさと応援寄附金の増加によるふるさと応援基金の増加等により、債務償還比率は低下した。

分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析

平成29年度から令和元年度の有形固定資産減価償却率が類似団体内平均値より低いのは、総合体育館や拠点防災倉庫等の比較的新しく大規模な施設が多いためと考えられる。一方で、経年劣化が進んでいる施設もあるため、厳しい財政状況の中で、公共施設等総合管理計画に基づいて、計画的に更新や長寿命化等を行っていく。なお、令和2年度の数値については、調査中である。将来負担比率が類似団体内平均値より高い要因は、平成26・27年度の総合体育館建設事業に係る借入等により地方債の現在高が大きいことによる。

分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析

将来負担比率及び実質公債費比率は、類似団体内平均値よりも高い数値で推移している。将来負担比率が高い要因は、平成26・27年度の総合体育館建設事業に係る借入等により地方債の現在高が大きいこと、実質公債費比率が高い要因は、上記事業の償還等による元利償還金額が大きいことである。また、近年においては、地方道路等整備事業等の交付税算入率の無いまたは低い借入の償還が始まったことで元利償還金額が増加していることも実質公債費比率の上昇の原因である。今後、地方債の現在高の抑制を図るとともに、交付税算入率の有利な起債の利活用等により財政の健全化に努める。

施設類型別ストック情報分析表①(2020年度)

道路

橋りょう・トンネル

公営住宅

港湾・漁港

認定こども園・幼稚園・保育所

学校施設

児童館

公民館

施設情報の分析欄

【認定こども園・幼稚園・保育所】や【学校施設】の有形固定資産減価償却率が類似団体内平均値より高いのは、施設の統廃合や更新等が行われていないためである。令和元年度について、【認定こども園・幼稚園・保育所】や【学校施設】の有形固定減価償却率が低下したのは、空調設備を導入したことによる。だが、依然として施設の老朽化が進行しているため、学校施設の個別施設計画により、適正な施設配置や長寿命化を推進していく。【橋梁・トンネル】の有形固定資産減価償却率が低いのは、備忘価額のみの計上がほとんどだが、一部橋梁の改修を行ったことによる。なお、令和2年度の数値については調査中である。

施設類型別ストック情報分析表②(2020年度)

図書館

体育館・プール

福祉施設

市民会館

一般廃棄物処理施設

保健センター・保健所

消防施設

庁舎

施設情報の分析欄

【体育館・プール】の有形固定資産減価償却率が類似団体内平均値より低いのは、総合体育館の整備が近年行われたことによる。【庁舎】の有形固定資産減価償却率が類似団体内平均値より高く、施設の老朽化が進んでいる。また、【市民会館】の一人当たりの面積が、類似団体内平均値より高い。【消防施設】について、平成30年度と令和元年度の有形固定資産減価償却率が低下したのは、一つの施設を解体及び改修したことによる。いずれの施設についても公共施設個別施設計画等に基づいて、適正な管理を実施していく。【一般廃棄物処理施設】について、有形固定資産減価償却率が平成29年度と平成30年度及び令和元年度の数値と乖離があるのは、固定資産台帳の内容修正によるものである。なお、令和2年度の数値については調査中である。

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,