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地方財政ダッシュボード

神奈川県座間市の財政状況(2015年度)

🏠座間市

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収録データの年度

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総括表

人口の推移

財政比較分析表(2015年度)

財政力指数の分析欄

3か年平均では、0.88ポイントと前年度を0.01ポイント上回り、類似団体平均を0.11ポイント上回った。単年度の財政力指数は0.876であった。前年度と比べ、市町村民税及び固定資産税が減少したものの、地方消費税率の引上げの影響がほぼ平年度化したことにより地方消費税交付金が増加となったほか、推計乗率の増加により株式等譲渡所得割交付金の増加、自動車取得税交付金の増加により基準財政収入額は増加したが、高齢者保健福祉費及び臨時財政対策債償還費等の増加により基準財政需要額の増加が基準財政収入額の増加を上回ったため、前年度に比べ僅かながら低下した。

経常収支比率の分析欄

前年度を3.6ポイント、類似団体平均を3.0ポイント下回った。前年度と比べ、人件費、物件費及び繰出金の増加により経常経費充当一般財源は増加となったものの、それ以上に、法人市民税及び地方消費税率の引上げの影響がほぼ平年度化したことにより地方消費税交付金が大幅に増加したことで、経常一般財源収入の増加が経常経費充当一般財源の増加を上回ったため、財政の弾力性は改善された。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

国の人事院勧告に伴う給与改定がされたこと、清川自然の村施設撤去の継続、電子機器の新規導入経費、システムの更新・新規導入経費等が増加したことにより、人件費・物件費等は前年度と比べ増加したが、類似団体、全国及び神奈川県の平均をいずれも下回っている。

ラスパイレス指数の分析欄

前年度を0.2ポイント上回り、類似団体及び全国市の平均を上回った。国家公務員の給与水準とほぼ同水準だが、初任給基準や給料表が国と異なるため高くなっている。今後、採用及び退職により変動が見込まれるが、より一層の給与適正化に努める。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

前年度を0.04人下回り、類似団体、全国及び神奈川県の平均をいずれも下回った。今後も事務事業の見直し等により定員管理の適正化に努める。

実質公債費比率の分析欄

下水道事業債等の償還財源に充てた、一般会計の繰出金及び公債費に準ずる債務負担行為に基づく支出額の増加により、準元利償還金が前年度を上回ったが、土木債及び借換債等の償還額が減少したことにより元利償還金が減少し、標準財政規模が前年度を上回ったことで、当年度の実質公債費比率は前年度を1.6ポイント下回り、類似団体、全国及び神奈川県の平均をいずれも下回る結果となった。

将来負担比率の分析欄

地方債現在高等に係る基準財政需要額算入見込額は前年度に比べ減少したが、債務負担行為に基づく支出予定額、下水道事業債等の元利償還金に充てる、一般会計の繰出金の見込額及び退職手当支給予定額に対する一般会計の負担見込額が減少し、標準財政規模が前年度を上回ったことで、当年度の将来負担比率は前年度を1.3ポイント下回り、類似団体、全国及び神奈川県の平均をいずれも下回る結果となった。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2015年度)

人件費の分析欄

前年度を0.2ポイント下回ったが、類似団体、全国及び神奈川県の平均をいずれも上回っている。国の人事院勧告に伴う給与改定等により、経常経費充当一般財源が増加したが、経常一般財源収入の増加が経常経費充当一般財源の増加を上回ったため、前年度より改善した。

物件費の分析欄

前年度を0.5ポイント下回り、類似団体平均を下回ったが、全国、神奈川県の平均をいずれも上回っている。市民文化会館管理運営経費等の増加により、経常経費充当一般財源が増加したが、経常一般財源収入の増加が経常経費充当一般財源の増加を上回ったため、前年度より改善した。

扶助費の分析欄

前年度を0.8ポイント下回り、類似団体平均を1.7ポイント、全国平均を2.5ポイント上回っているが、神奈川県平均を2.3ポイント下回っている。保育所関係経費及び生活保護費等の増加により、経常経費充当一般財源が増加したが、経常一般財源収入の増加が経常経費充当一般財源の増加を上回ったため、前年度より改善した。

その他の分析欄

前年度を1.3ポイント上回り、類似団体、全国及び神奈川県の平均をいずれも上回った。特別会計繰出金、道路及び公園等の都市基盤系施設の維持補修費が増加したことにより、経常経費充当一般財源の増加が経常一般財源収入の増加を上回ったため、前年度より悪化した。

補助費等の分析欄

前年度を1.2ポイント下回り、類似団体、全国及び神奈川県の平均をいずれも下回っている。過去2年間は横ばいであったが、高座清掃施設組合運営経費等の減少により、経常経費充当一般財源は減少し、経常一般財源収入は増加したことで、前年度より改善した。

公債費の分析欄

前年度を2.2ポイント下回り、類似団体、全国及び神奈川県の平均をいずれも下回っている。臨時財政対策債及び教育・福祉施設等整備事業債等の償還額が増加したが、厚生福祉施設整備事業債、一般単独事業債及び減税補てん債等の償還額が大幅に減少したため、経常経費充当一般財源の減少と経常一般財源収入の増加により、前年度より改善した。

公債費以外の分析欄

前年度を1.4ポイント下回り、神奈川県平均を下回ったが、類似団体、全国の平均をいずれも上回っている。国の人事院勧告に伴う給与改定等による人件費の増加、保育所関係経費及び生活保護費等の扶助費の増加により経常経費充当一般財源は増加したが、経常一般財源収入の増加が経常経費充当一般財源の増加を上回ったため前年度より改善した。

目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2015年度)

議会費

労働費

消防費

諸支出金

総務費

農林水産業費

教育費

前年度繰上充用金

民生費

商工費

災害復旧費

衛生費

土木費

公債費

目的別歳出の分析欄

歳出全体としては、過去5年間で最高の決算額となった。歳出のうち、全体の構成比の中で最も大きな割合を占める民生費は、平成24年度で一時減少したものの、平成25年度以降は増加傾向にあり、平成27年度も前年度を上回り、過去5年間で最高の決算額となった。保育所運営経費や国民健康保険保険基盤安定繰出金等が民生費全体の伸びを牽引した一因となっている。生活保護費も、年々増加傾向にあり、伸び率は前年度と比較して緩やかになったものの、平成27年度も前年度を上回り、過去5年間で最高の決算額となった。商工費は、地域住民生活等緊急支援交付金を活用したプレミアム付き商品券発行に係る補助金の交付により、土木費は、市道38号線の道路改良及び市道4号線の視距改良等の道路橋りょう費、芹沢公園の整備等の都市計画費及び公共下水道事業特別会計繰出金が大きく伸び、前年度を上回り、過去5年間で最高の決算額となった。また、教育費においても、北地区及び東地区文化センターの耐震化・エレベーター設置工事の実施及びプール用地の取得等により、過去5年間で最高の決算額となっている。一方、公債費については、主に平成26年度に厚生福祉施設整備事業債や減税補填債等の市債償還の一部が完了したことにより、市債の一部が完済の時期を迎えていること等から年々減少傾向にあり、平成27年度は前年度を下回り、過去5年間で最低の決算額となった。

性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2015年度)

人件費

補助費等

災害復旧事業費

投資及び出資金

物件費

普通建設事業費

失業対策事業費

貸付金

維持補修費

普通建設事業費(うち新規整備)

公債費

繰出金

普通建設事業費(うち更新整備)

積立金

前年度繰上充用金

性質別歳出の分析欄

歳出全体としては、過去5年間で最高の決算額となった。歳出のうち、全体の構成比の中で最も大きな割合を占める義務的経費は、平成25年度まで減少傾向にあったが、平成26年度から増加に転じ、公債費については過去5年間で最低額となったものの、国の人事院勧告に伴う給与改定により人件費及び保育所や幼稚園関連の金銭的給付及び生活保護費等の増加により扶助費が増加し、平成27年度も前年度を上回った。2番目に割合の大きい物件費については、平成24年度から平成25年度にかけてほぼ横ばいであったが、平成26年度から伸び率が大きくなり、平成27年度は清川自然の村施設撤去の継続やシステム関連の更新及び導入等により前年度を上回った。投資的経費である普通建設事業費は、前年度に比べ大幅に増加したものの、神奈川県平均を下回っている。主な執行事業は、市立芹沢公園の整備、市立小学校施設の整備、西部地区総合交通対策である。

実質収支比率等に係る経年分析(2015年度)

分析欄

実質収支比率は、標準財政規模の増加率よりも実質収支額の増加率が上回ったため、前年度より3.55ポイント良化し5.60%になった。実質収支額の増加は、地方消費税交付金及び法人市民税が増加したことが要因である。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2015年度)

分析欄

平成27年度において、全会計の実質収支額が黒字のため、連結実質赤字額は発生せず、連結実質赤字比率は算定されていない。初めて400億円台を計上した一般会計歳入額は、自主財源・依存財源のいずれも増加しているが、自主財源では法人市民税が大幅に増加したことによる市民税の増加、依存財源では地方消費税率の改定の影響が通年に及んだ地方消費税交付金の増加等により、過去最高の決算額となった歳出額を上回り、一般会計の実質収支が増加した。また、水道事業会計では、水道料金と同時に徴収している下水道使用料を1月前倒しで下水道事業会計へ資金移動したこと等により流動負債が減少し、流動資産は、繰越工事等がないことから前払金が減少したものの、現金預金及び有価証券が増加したこと等により、前年度に比べ増加した。資産は増加し、負債は減少したため、水道事業会計の資金剰余額は増加し、連結実質収支額は、その他会計も含め前年度比で1,240百万円の増加となった。

実質公債費比率(分子)の構造(2015年度)

分析欄

3か年平均の実質公債費比率は、前年度に比べ1.6ポイント低下し、引き続き減少している。臨時財政対策債及び教育・福祉施設等整備事業債等の償還額が増加したが、厚生福祉施設整備事業債、一般単独事業債及び減税補てん債等の償還額が大幅に減少したため、元利償還金は前年度比で368百万円の減少となったが、下水道事業債等の償還財源に充てた、一般会計の繰出金及び公債費に準ずる債務負担行為に基づく支出額の増加により、準元利償還金は前年度比で395百万円の増加となった。結果、分子全体で173百万円の増加となったが、分母の要素となる標準財政規模が前年度を299百万円上回ったため、実質公債費比率は更に改善された。

将来負担比率(分子)の構造(2015年度)

分析欄

将来負担額は、一般会計の地方債現在高が前年度比で716百万円の増加となったが、公共下水道事業特別会計において、下水道事業債等の元利償還金に充てる一般会計の繰出金の見込額が559百万円、退職手当支給予定額に対する一般会計の負担見込額が610百万円の減少となったことから、全体としては対前年比で775百万円減少している。財政調整基金、地域福祉複合施設整備基金等の取り崩しによる充当可能基金額の減少、減税補てん債償還費等の減少により地方債現在高等に係る基準財政需要額算入見込額が減少したため、充当可能財源等は539百万円の減少となったことから、分子全体では236百万円の減少となった。一方で分母の要素となる標準財政規模が299百万円の増加となったことなどにより、将来負担比率は対前年比で1.3ポイントを下回る結果となった。

公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2015年度)

有形固定資産減価償却率の分析欄

債務償還可能年数の分析欄

分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析

分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析

将来負担比率及び実質公債費比率は類似団体と比較して低い水準にある。両比率が低下している主な要因としては、下水道事業債等の元金償還に関連する将来負担額及び準元利償還金が減少していることが挙げられる。これまで下水道施設の建設に多額の事業費を投入した結果、当該年度の元金償還額は15億円を超えるものの、下水道施設の市街化区域の整備が概ね完了しているため、起債額の新規発行額が抑制傾向にあり、地方債残高は年々減少している。また、平成25年度から、資本費平準化債を導入した結果、収支不足分の補てん財源である一般会計からの基準外繰入金の縮減が図られている。一方で、整備開始から40年以上が経過し、今後、経年化した下水道設備が耐用年数を迎えることから、施設の改築や耐震化を計画的に進めていく必要がある。そのための財源として地方債残高が上昇していくことが想定されるため、引き続き下水道事業の経営健全化に取り組んでいく。

施設類型別ストック情報分析表①(2015年度)

道路

橋りょう・トンネル

公営住宅

港湾・漁港

認定こども園・幼稚園・保育所

学校施設

児童館

公民館

施設情報の分析欄

施設類型別ストック情報分析表②(2015年度)

図書館

体育館・プール

福祉施設

市民会館

一般廃棄物処理施設

保健センター・保健所

消防施設

庁舎

施設情報の分析欄

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,