経営の健全性・効率性について
本市の公共下水道事業は料金収入と一般会計からの繰入金によって、維持管理費、地方債の償還金を賄いきれない状況が続いており、収益的収支比率が60%前後で推移するなど厳しい状況が続いている。このため、収入面では水洗化率の向上を図るとともに、料金単価の見直しも今後検討するなど、収入の確保に努めていく必要がある。また、支出面では長寿命化対策を計画的に行うことで維持管理費等の削減に努めていくことが必要である。
老朽化の状況について
昭和63年度の供用開始から27年が経過し、老朽化が進んでいる施設もあることから、各施設の長寿命化計画を作成し、計画的に長寿命化対策を実施することとしている。
全体総括
料金収入と一般会計繰入金では、維持管理費、地方債の償還金を賄いきれない状況が続いている。また、今後は、施設の老朽化対策等による支出が増加していく見込みである。このため、維持管理費等の経常費用を削減するとともに、水洗化率の向上と料金単価の見直しによる料金収入の増加を図り、経営の健全化に努めたい。