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2012年度
2011年度
2010年度
指定団体等の指定状況
財政健全化等財源超過首都近畿中部過疎山振低開発指数表選定
人口の推移
産業構造
財政比較分析表(2017年度)
財政力
財政力指数の分析欄
人口の減少や全国平均を上回る高齢化率(29年度末40.23%)に加え、町内に中心となる産業が少ないこと等により、財政基盤が弱く、類似団体平均をかなり下回っている。今後も経常経費の削減や投資的経費の抑制に努めるとともに歳入確保のため、町税等の徴収業務の強化を行い自主財源の確保に努め、財政の健全化を図る。
財政構造の弾力性
経常収支比率の分析欄
15年度に英彦山スロープカー設置事業の財源として借入れた過疎対策事業債の償還終了等に伴い公債費が143百万円減少した等により、前年度に比べ0.6%減少した。しかしながら、扶助費や補助費等の増加により類似団体平均を上回っている。扶助費については、町内公立保育園施設給付費や障害者医療費の増加によるものである。補助費等のうち各種団体への補助金についは、事業内容の見直しを行い削減を行ったが、障害者福祉事業補助金の前年度精算金が増加となった。今後も事業の見直しを行い、経常経費の削減に努める。
人件費・物件費等の状況
人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄
人件費、物件費及び維持補修費の合計額の人口1人当たりの金額が類似団体平均を下回っている。人件費及び物件費については、類似団体平均を下回っているが、維持補修費については、類似団体平均に比べ高くなっている。その要因としては、町営住宅等老朽化した町有施設の維持補修に経費がかかっているためである。今後は、公共施設等総合管理計画に基づき施設配置の見直しを行い、維持管理経費の削減に積極的に努める。
給与水準(国との比較)
ラスパイレス指数の分析欄
平成29年度は平成28年度数値を引用。なお、平成29年度類似団体関係数値(平均値、最大値及び最小値、順位)は、平成29年度の選定団体によるもの。
定員管理の状況
人口1,000人当たり職員数の分析欄
平成29年度は平成28年度数値を引用。(職員数:平成28年度数値、人口:平成30年1月1日現在の人口)なお、平成29年度類似団体関係数値(平均値、最大値及び最小値、順位)は、平成29年度の選定団体によるもの。
公債費負担の状況
実質公債費比率の分析欄
15年度に英彦山スロープカー設置事業の財源として借入れた過疎対策事業債の償還終了等に伴い前年度に比べ、0.6%減少した。今後は、27年度から実施している朝日ヶ丘団地の建替事業に伴う起債償還が見込まれるため、新規起債発行事業については、重要度や必要性を十分考慮する。また、起債の繰上償還を計画的に実施し、実質公債費比率の上昇を抑制する。
将来負担の状況
将来負担比率の分析欄
将来負担比率は「-%(数値なし)」である。将来負担額について、公債費の償還金の減少により全体として比率が減少した。今後も公債費等の義務的経費の削減を行い、財政の健全化を図る。
経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2017年度)
人件費
人件費の分析欄
前年度と比較して小中学校の臨時講師の人件費は減少したが、職員共済組合納付金が増加した。また、普通交付税の減額による経常的一般財源等の減により経常収支比率は増加となった。人件費については、今後も増加が見込まれるため臨時職員も含めた人件費の抑制に向けた取組を行う。
物件費
物件費の分析欄
物件費に係る経常収支比率が類似団体平均を上回っているのは、町有施設の維持管理経費が多いためである。今後は、公共施設等総合管理計画に基づき施設配置の見直しを早急に行い、維持管理経費の削減を積極的に行う。
扶助費
扶助費の分析欄
扶助費に係る経常収支比率が類似団体を上回っているのは、町単独事業としては、中学校卒業までの医療費の無料化や児童発達支援事業等を行っているためである。また、扶助費が上昇傾向にある要因として、公立保育園の施設給付費や障害者医療費の増加によるものである。扶助費の削減については、非常に難しく今後も増加が見込まれる。
その他
その他の分析欄
その他の経費に係る経常収支比率が類似団体平均をわずかに上回っているのは、繰出金の増加が主な要因である。県介護保険広域連合及び県後期高齢者医療広域連合への繰出金が増加したためである。また、維持補修費については、町道及び林道の維持補修費が災害等の影響により減額となった。
補助費等
補助費等の分析欄
補助費等に係る経常収支比率が類似団体平均を下回っているのは、毎年補助金や負担金の見直しによる削減を行っているためである。田川郡東部環境衛生施設組合の負担金が大きく減少したが、障害者福祉事業補助金の前年度精算金の増額により前年度に比べ1.2%の増となった。今後も更なる経常経費の縮減に努める。
公債費
公債費の分析欄
近年の大型事業により地方債の元利償還金が膨らみ、類似団体平均を4.5%上回っている。しかし、15年度に英彦山スロープカー設置事業の財源として借入れた過疎対策事業債の償還終了等により前年度に比べ3.3%減となっている。今後も地方債の発行については、事業内容を十分考慮し、事業を実施するとともに起債の繰上償還を計画的に実施する。
公債費以外
公債費以外の分析欄
公債費以外の経常収支比率は類似団体平均を上回っている。その主な要因は、人件費及び扶助費である。今後も扶助費が増加傾向であるため、町有施設については、公共施設等総合管理計画に基づき施設配置の見直しを早急に行い、経費の削減に努める。また、町単独で実施している事業については、廃止を含めた事業見直しを行う。
目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2017年度)
目的別歳出の分析欄
民生費は、住民一人当たり210,517円となっている。決算額全体でみると、公立保育園の給付費が年々増加していることが要因である。また今年度は、国民健康保険会計へ赤字補てん財源として法定外の繰出を実施したため前年度決算と比較すると増額となった。商工費は、住民一人当たり22,895円となっており、類似団体平均を下回っているが、産業振興基金の積立を実施したことにより前年度決算と比較すると増額となった。土木費は、住民一人当たり75,909円となっている。類似団体平均をわずかながら下回っているが、前年度に比べ増額となっている。これは、老朽化した朝日ヶ丘団地の建替事業によるものである。災害復旧費は、住民一人当たり33,856円となっており、類似団体平均を大きく上回っている。これは九州北部豪雨災害による事業費の増加によるものである。公債費は、住民一人当たり79,663円となっている。15年度から実施した英彦山スロープカー設置事業や英彦山花園整備事業等の大型事業の財源として借入れた地方債の償還が終了したため前年度決算と比較すると減額となっているが、類似団体平均を上回っている。今後は、地方債を財源とする新規事業については、事業内容を精査し、計画的に事業を実施する。また、計画的に繰上償還を実施する。
性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2017年度)
性質別歳出の分析欄
歳出決算総額は、住民一人当たり667,927円となっている。類似団体平均を上回っている項目は、維持補修費、扶助費、災害復旧費及び公債費である。維持補修費は住民一人当たり10,013円となっており、老朽化した町営住宅に係る経費や林道及び町道に係る経費が多いためである。今後も老朽化した施設の維持補修費は増加が見込まれるため、経常経費の見直しを行い経費の削減を行う。扶助費は、住民一人当たり105,211円となっており、類似団体と比較して一人当たりコストが高い状況となっている。これは、町単独事業として中学校卒業までの医療費の無料化や児童発達支援事業等を実施しているためである。災害復旧費については、29年度に発生した九州北部豪雨災害による増加であり、前年度決算と比較すると254%増となっている。公債費は、15年度から実施した英彦山スロープカー設置事業や英彦山花園整備事業等の大型事業の財源として借入れた地方債の元利償還額が終了したため前年度決算と比較すると14%の減となったが類似団体平均を上回っている状況である。今後も朝日ヶ丘団地建設事業の財源として地方費を借入れることとしているため、新規大型事業については、事業の緊急性や重要性を十分考慮した計画を作成し、計画に基づいた事業を実施する。
実質収支比率等に係る経年分析(2017年度)
分析欄実質収支額については、前年度に比べ災害復旧事業等の繰越事業の増加により減少している。また、実質単年度収支も減少している。この主な要因は、財政調整基金の取崩を行い、国民健康保険会計へ赤字補てん財源として法定外の繰出を実施したためである。今後も、町税等の自主財源の確保に努めるとともに、歳出については、事務事業の見直しや公共施設等総合管理計画に基づき施設配置の見直しを行い、維持管理経費の削減を積極的に行う。
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連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2017年度)
分析欄29年度決算は、すべての会計において黒字となっている。しかし、引き続き経費の節減に努め健全な財政運営に努める。国民健康保険事業勘定特別会計については、一般会計から赤字補てん財源として112,099千円の法定外繰入があったため本年度は、黒字決算となった。しかしながら、今後も厳しい財政運営が予測されるため保険税の税額改正に向けた検討をするとともに、歳出の削減を積極的に行い、財政の健全化を図る。
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実質公債費比率(分子)の構造(2017年度)
分析欄元利償還金が減少となっている大きな要因は、15年度に英彦山スロープカー設置事業の財源として借入れた過疎対策事業債の償還が28年度に終了したためである。また、過疎対策事業債等の償還終了に伴い、算入公債費等も減少となった。元利償還金は減少しているが、今後も朝日ヶ丘団地建替事業の財源とした公営住宅債を借入予定のため、新規大型事業については、事業内容を十分考慮し、事業を実施する。また、計画的に繰上償還を実施し、公債費の抑制に努める。
分析欄:減債基金
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将来負担比率(分子)の構造(2017年度)
分析欄将来負担比率分子は、充当可能財源等が将来負担額を上回ったため前年度に引き続きマイナスとなった。地方債の現在高が減少となった主な要因は、過疎対策事業債等の借入額が元金償還額を下回ったためである。基準財政需要額算入見込額が増額となったのは、災害復旧事業債や辺地対策事業債の地方債現在高が前年度に比べ増額となったためである。地方債の現在高は年々減少しているが、朝日ヶ丘団地建替事業や災害復旧事業の財源として地方債を借入れる予定のため今後は増加が見込まれる。そのため、地方債を財源とする大型事業については、事業の緊急性や優先度を十分考慮し、事業を実施する。
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基金残高に係る経年分析(2017年度)
基金残高合計
基金全体
(増減理由)・九州北部豪雨災害による災害寄附金の一部を「安心・安全なまちづくり推進基金」に2,706万円積立てた一方、国保会計の赤字補てん財源として財政調整基金を1億1,209万円を取崩したこと、「元気なまちづくり基金」は定住促進住宅取得支援事業やリノベーション事業支援金等の財源として417万円を取り崩したこと等により、基金全体としては4,430万円の減額となった。(今後の方針)・財政調整基金については、決算剰余金の1/2以内の積立を今後も行っていく予定だが、「安心・安全なまちづくり推進基金」や「元気なまちづくり基金」等の特定目的基金については減少していく見込みである。
財政調整基金
財政調整基金
(増減理由)・国民健康保険会計の赤字補てん財源等として1億1,209万円を取崩したことによる減少・決算剰余金の積立が前年度に比べ2,000万円増額となったことによる増加(今後の方針)・老朽化した施設の改修経費や災害への備えとして、決算剰余金の1/2以内を積み立てることとしている
減債基金
減債基金
(増減理由)・基金の利子や運用により10万円積立てたことにより増加(今後の方針)・26年度及び27年度に繰上償還を実施したため地方債償還は減額となっているが、今後も朝日ヶ丘団地建替事業等の大型事業を控えており、計画的に積立を行うこととする
その他特定目的基金
その他特定目的基金
(基金の使途)・安心・安全なまちづくり推進基金:様々な自然災害や人為的災害等から添田町民の生命と財産を守ることを目的に、災害予防対策、復旧対策等を迅速に進める経費に充当・元気なまちづくり基金:豊かな自然と歴史のこころがつくる活力あるまちづくりを推進するための経費に充当・物産販売事業基金:添田町物産販売施設整備等の財源に充当・そえだ公民館内オークホール基金:オークホールにおける事業の健全な運営とホールの改良、設備等の施設整備の財源に充当(増減理由)・安心・安全なまちづくり推進基金:九州北部豪雨災害による災害寄附金の一部2,706万円積立てたことによる増加・元気なまちづくり基金:定住促進住宅取得支援事業やリノベーション事業支援金等の財源として417万円を取り崩したことによる減少・物産販売事業基金:道の駅歓遊舎ひこさんの指定管理納金を602万円積立てたことによる増加・そえだ公民館内オークホール基金:舞台機構改修工事の財源として855万円を取り崩したことによる減少(今後の方針)・安心・安全なまちづくり推進基金:九州北部豪雨の災害復旧事業や河川等観測用カメラ設置工事等の災害予防対策事業の財源として31年度までに2,706万円を取崩予定・元気なまちづくり基金:30年度に実施する定住促進住宅取得支援事業やリノベーション事業支援金等の財源として954万円を取崩予定・物産販売事業基金:施設の修繕や長寿命化対策に備え、施設の指定管理納付金を毎年積立予定・そえだ公民館内オークホール基金:30年度に実施する舞台機構改修工事の財源として967万円を取崩予定
公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2017年度)
有形固定資産減価償却率
有形固定資産減価償却率の分析欄
有形固定資産減価償却率については他団体平均と比較すると下回っている。しかし、今後は施設老朽化により減価償却率の数値悪化が見込まれることから、維持管理費用の増加が財政状況に影響を与える事が懸念される。平成28年度に策定した公共施設等総合管理計画において、公共施設等の延べ床面積を20%削減するという目標を掲げており、老朽化した施設の集約化・複合化や除去に向け取組まなければならない。
(参考)債務償還比率
分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析
分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析
有形固定資産減価償却率は、類似団体内平均値を下回っており、将来負担比率は平成28年度△51.5%であり、「―」で表示されている。今後は公共施設の老朽化に対応する更新費用や、地方債を財源とする大型事業の実施が見込まれ将来負担比率の数値は悪化する見込みから、減価償却率を絡めた分析を行い、公共施設等総合管理計画に基づいた適正な維持管理に努める。
分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析
分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析
平成29年度における将来負担比率は△64.5%であり、「―」で表示されている。また、実質公債費比率は類似団体と比較して低い水準である。実質公債費率が前年度と比べ減少している要因は15年度に英彦山スロープカー設置事業の財源として借り入れた過疎対策事業債の償還終了に伴うものである。なお、元利償還金は減少しているが今後も公営住宅建替事業の財源として公営住宅債を借入予定のため、新規大型事業については、ストック面とフロー面の両方の目線から事業内容を十分考慮する必要がある。
施設類型別ストック情報分析表①(2017年度)
施設情報の分析欄
【認定こども園・幼稚園・保育所】については、類似団体と比較して有形固定資産減価償却率が特に高くなっており、保育園全ての施設が建築後30年以上経過していることが原因である。今後は少子高齢化により園児数の減少がみられることから、公共施設総合管理計画に基づき、施設の在り方について検討する。また、【学校施設】については小学校、中学校の耐震工事等の改修事業を行ったため、類似団体と比較して低い数値となっている。
施設類型別ストック情報分析表②(2017年度)
施設情報の分析欄
類似団体と比較して特に有形固定資産減価償却率が高くなっている施設は、【体育館・プール】、【市民会館】、【庁舎】であり、特に低くなっている施設は【福祉施設】である。特に高くなっている【体育館・プール】、【市民会館】、【庁舎】については、老朽化が進んでいるためであり、今後は公共施設総合管理計画に基づき、町民の利便性や安全確保を重視しながら、維持管理や定期的な点検を行うとともに、安全の確保や施設の長寿命化を図る。
財務書類に関する情報①(2017年度)
1.資産・負債の状況
一般会計等における資産総額について、前年度より△435百万円となっている。主な原因は年度内の有形固定資産における事業用建物およびインフラ工作物の減価償却に伴う減額(約982百万円)が、資産取得額(約561百万円)を上回ったためである。以降は大型事業実施に伴い、資産の増加が見込まれるため、公共施設管理計画を基に計画的な管理を行なわなければならない。一般会計等における負債総額について、過去に大規模事業の財源として借入れた過疎債などの地方債の償還が終わり地方債現在高が減少したことにより、前年度より△234百万円となった。以降は新たな大型事業実施が見込まれるため、負債は増加が見込まれるため適切な管理を行わなければならない。
2.行政コストの状況
一般会計等における経営経費は5,701百万円となった。前年度と比較し、物件費、繰出金が増加したことにより、純経常行政コストは約304百万円の増となっている。また、甚大な被害を受けた平成29年7月豪雨の影響から、災害復旧対策費が約241百万円増額したことに起因し、純行政コストは548百万円の増となっている。当該年度における、経常コストと経常収益の差については、地方交付税等で賄うこととなる。
3.純資産変動の状況
一般会計等について、税収等の財源5,801百万円が純行政コスト6,020百万円を下回っており、純資産残高は前年度に比べ△201百万円となった。人口減少を念頭に、各種使用料の見直しや税率の見直し、滞納対策等による自主財源の増加施策は今後も継続していくが、歳入面からの対策だけでは現状を打開することは難しいため、歳出、コスト面からの見直しに努める必要がある。
4.資金収支の状況
一般会計等において、業務活動収支は、災害復旧事業による臨時支出、物件費、繰出金の増により、前年度比△554百万円となった。投資活動収支において、国県補助金および基金取崩による財源確保により、前年度比332百万円の増となった。財務活動収支において、地方債償還額が発行額を上回ったことから、前年度比139百万円の増となった。地方債償還は進んでいるものの、引き続き投資活動収支のマイナスを業務活動収支で賄っている状況である。
財務書類に関する情報②(2017年度)
1.資産の状況
住民一人当たり資産額、歳入額対資産比率ともに類似団体平均値を超えている。今後、見込まれる大型事業に対し、人口減少、自主財源の伸び悩み、交付税の減少を鑑みると数値の悪化が見込まれるため、公共施設管理計画に基づき適正化に取り組む。
2.資産と負債の比率
将来世代負担比率を見ると類似団体と比較して将来世代の負担は小さい。これは大型事業に充当した地方債残高の減少に伴うものである。今後は住宅建設事業や学校建設事業が控えており、その財源として地方債借入を予定しているため、将来世代の負担比率は増加の見通しとなっている。
3.行政コストの状況
住民一人当たりの行政コストは類似団体の平均を下回っている。今後は人口減少等に起因した数値の悪化が見込まれているため、住民の需要や社会情勢によりサービスを見直すなど行政コストの軽減を検討する必要がある。
4.負債の状況
住民一人当たり負債額は類似団体を下回っている。過去に借入れた大型事業分の償還が完了したことにより数値は改善しているが、今後見込まれる大型事業や人口減少により、数値の悪化が見込まれることから、地方債の発行については慎重に、計画的に行う必要がある。
5.受益者負担の状況
経常費用に対する経常収益は低く、受益者負担比率は類似団体平均と比較してもやや低い。今後は受益者となる人口が減少する見込みであるため、数値はさらに悪化するため、各使用料を見直すなど経常収益を増加に向けた取り組みと併せ、人件費など経常費用の削減に取り組む必要がある。
類似団体【Ⅱ-2】
江差町
洞爺湖町
弟子屈町
宮古市
北上市
気仙沼市
大郷町
大館市
小坂町
五城目町
八郎潟町
米沢市
白河市
南相馬市
鹿嶋市
鹿沼市
館林市
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