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市税収入の増もあり、平成25年度は、前年度から0.01ポイントの増となった。しかし、類似団体と比較し、平均値を下回っていることから、今後も市税改革プログラムによる徴収体制・啓発の強化や新規産業の育成に取り組むことで地域経済の活性化を図り、更なる税収を確保するなど、指数の改善に努める。
行財政改革努力により、経常経費の抑制、自主財源の確保に努めていることから、類似団体と比較し良好な水準を確保している。また、平成25年度は、前年度より1.5ポイント改善し、86.7%となった。しかしながら、生活保護受給世帯の増等による扶助費充当一般財源や各種保険制度を実施している特別会計への繰出金充当一般財源は、依然として増加傾向にあり、自助努力による数値の根本的な改善は困難な状況であると考えられる。
松山市行政改革プラン2012に沿って定員管理及び給与等の適正化による人件費の抑制を図るとともに、委託契約事務の執行の適正化に関するガイドラインに基づき指定管理者制度導入等による民間委託等の推進や競争性のない随意契約の見直しに努めていることから、類似団体と比較し良好な水準を確保している。
平成25年7月から、国家公務員の給与減額措置に準じた給与減額を行った。この措置は、平成26年3月までの時限的な措置であり、減額を行った結果、国等と概ね均衡を保っている。今後も引き続き、国・愛媛県・類似団体との均衡を図るとともに、本市の財政状況等を踏まえた適正な給与水準を維持する。
行政改革プラン2012に基づき、計画的な職員採用や業務の簡素化・効率化、民間委託の活用などにより、職員数の適正化に努めており、類似団体と比較しても良好な水準を維持している。今後も、引き続き定員管理の適正化に努める。
銀行等引受債の一括償還に際し借換債を発行し、償還の平準化を図ったことに加え、税収入が増加したことで標準財政規模が増えたことなどにより、平成25年度の実質公債比率は7.8%となり、前年度の8.3%から0.5ポイントの改善となった。今後も本市が策定している健全な財政運営へのガイドラインを遵守しながら、計画的な市債償還や市債発行に努めていく。
支給率の引き下げによる退職手当見込額の減少などにより、将来負担額の増加を抑制できたことに加え、税収入の増加などにより、基金の取崩しを抑制した。そのため、平成25年度の将来負担比率は60.9%となり、前年度の67.9%から7ポイントの改善となった。今後も行財政改革を進めながら、市債残高の逓減などに努め、健全な財政運営を図っていく。
松山市行政改革プラン2012に沿った定員管理及び給与等の適正化や指定管理者制度等民間委託の推進等により人件費の縮減を図っており、人口1人当たりの決算額は、類似団体の平均値を下回る健全な水準を維持している。
新たに建設した清掃施設の運営管理委託を開始しため、物件費に係る経常収支比率が上昇している。類似団体と比較して高くなっているのは、松山市行政改革プラン2012に基づき、民間委託の活用を積極的に行い、指定管理者制度や包括的民間委託を拡大してきたことで、職員人件費等から委託料(物件費)へのシフトが起きているためである。今後も、コストの縮減やサービス水準の維持・向上が図られることを前提に民間委託等を推進する。
類似団体平均を上回り、かつ年々上昇傾向にある要因として、生活保護費をはじめとする社会保障関係経費の急激な増加などが挙げられる。今後においても扶助費の伸びが想定される中で、生活保護者の自立に向けた支援や医療扶助の適正化に向けた取り組みを引き続き実施するなど、社会保障関係経費の適正化に努めていく。
国民健康保険システムの改修を行ったことや介護保険の給付費が増加したことなどにより、特別会計への繰出金が増加したことなどから、昨年度より数値が0.6ポイント上昇している。
下水道事業会計における市債償還額が増加したことや市税過誤納により、公共下水道事業会計に対する負担金や市税還付金が増加したことなどから、昨年度より、数値が0.1ポイント上昇している。
健全な財政運営へのガイドラインを遵守した財政運営に努めており、人口1人当たりの決算額は、類似団体の決算額を下回る健全な水準を維持している。今後も引き続き市債借入の抑制など将来負担の軽減を図り、健全な財政運営に努める。
扶助費が類似団体平均を大きく上回っており、厳しい財政状況であるが、行財政改革による人件費等の抑制に努めたことで、公債費以外の経常収支比率は類似団体平均と同値であり、相対的に概ね適正な数値を維持している。
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