経営の健全性・効率性について
起債残高が多く、元利償還額が大きいため、収益的収支比率が低い。26年度に経費回収率および汚水処理原価の数値が良好となっているのは処理人口が増えていないにもかかわらず有収水量が急増したことが原因と思われ、今後も続くかは不明である。
老朽化の状況について
耐用年数が迫っている管渠がないため更新は行っていない。
全体総括
区域内住民の高齢化が進んでおり、人口減による料金収入の減少が予想される中、今後設備の更新等もおこなっていく必要があるため、今年度実施した公営企業会計の導入により適切に経営状況を把握するとともに長期的な更新需要および財政収支のシミュレーションを行い、必要に応じ料金改定および民間委託等による経費削減を進め健全経営を図る必要がある。