収益等の状況について
駐車場料金収入で駐車場に係る費用が賄えている黒字の状況であるが、前年度と同様に新型コロナウイルス感染症の影響と周囲の民間の大型駐車場やコインパーキングに利用客が流出したことでコロナ禍前より収入が減少している。今後も駐車場の経年劣化に伴う設備更新や修繕に係る費用の増加が予想されるが、計画的に設備更新等を実施するなどし、引き続き健全経営となるよう努めたい。
資産等の状況について
安定した駐車場運営を行うには、機器等の定期的な更新が必要である。今後も、費用の負担が単年度に集中しないよう計画的に機器等を更新し、施設の長寿命化に努めたい。
利用の状況について
令和3年度は、⑪稼働率が前年度より増加したものの、依然として新型コロナウイルス感染症の影響を受けている。一般の駐車場利用者数の状況を踏まえ、定期駐車券の発行枚数を調整するなどし、安定した駐車場料金収入を得ることができるよう努めている。今後は、短期的には新型コロナウイルス感染症の影響により稼働率の見通しは不透明だが、引き続き利用状況の動向や近隣の民間駐車場の状況を踏まえ、稼働率の向上に努めたい。
全体総括
収益状況としては黒字が継続されているものの、令和3年度も前年度同様に新型コロナウイルス感染症の影響を受けている。施設の特性から、収入は新型コロナウイルス感染症の状況に影響を受け、今後も指定管理者制度の導入によるコスト削減やお客様サービスの向上、平成30年度に策定した経営戦略を経営の指針として健全経営に努めたい。