収益等の状況について
①収益的収支比率平成30年度に改築事業が完了し、それに伴い収入が増え、令和2年度まで当該数値が100%を超え黒字となっていたが、令和3年度から改築事業費の借入金返済額が増えたことにより、当該数値が100%を切り赤字となった。改築事業費の借入金額を完済する令和20年度まで、100%を切る数値が続くと予想される。②他会計補助金比率令和2年度まで他会計からの補助金を必要としていなかったが、令和3年度から改築事業費の借入金返済額が増えたことにより、他会計からの補助金が必要となったことから、数値が増加した。改築事業費の借入金額を完済する令和20年度まで、令和3年度以上の数値が続くと予想される。④売上高GOP比率当該駐車場は、主に八戸市庁舎へ来庁される方が利用するため、安定した収入が得られることから、今後も同程度の数値になると予想される。⑤EBITDA・新型コロナウイルスの影響により収入が減少し、当該数値が大幅に下がった令和2年度と比較し、令和3年度は同程度であった。改築事業費の借入金額を完済する令和20年度まで一般会計からの繰入金が必要であるため、令和3年度以下の数値が続くと予想される。
資産等の状況について
⑦敷地の地価当該価格は、令和2年度と同額であったが、令和元年度から下落傾向にあるため、今後、当該駐車場の地価も下落していくと予想される。⑩企業債残高対料金収入比率前年度と収入が同程度であったため、当該数値も同程度となった。今後も債務が減るまでは高い数値が続くと予想される。
利用の状況について
⑪稼働率・令和3年度は、新型コロナウイルスの影響により、令和2年度の利用台数と同程度であったため、当該数値も同程度となった。今後は、利用台数が増加傾向になると予想されるため、稼働率は上昇していくと思われる。
全体総括
今後、改築事業の借入金を完済する令和20年度まで一般会計繰入金が発生すると考えられることから、一般会計繰入金をできる限り抑えるよう、収入改善や維持管理費の削減等に努めていきたい。