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地方財政ダッシュボード

熊本県人吉市の財政状況(2023年度)

熊本県人吉市の財政状況について、2023年度の主要指標と分析コメントをまとめて確認できるページです。

人吉市水道事業末端給水事業下水道事業公共下水道

収録データの年度

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概観

人口の推移
歳入・歳出・差引の推移

普通会計の構造(2023年度)

目的別歳出
歳入の内訳
性質別歳出

財政比較分析表(2023年度)

財政力指数の分析欄

ここ数年はほぼ横ばいで推移しており、類似団体と比較しても同程度である。基準財政収入額については、市町村民税(個人所得割)や固定資産税(家屋)等の税収増により、前年度と比べ3.0%上昇した。また、基準財政需要額については、人口減少、補正計数や単位費用の見直しによる個別算定経費の減はあったものの、災害復旧事業債の元金償還の増等による公債費の増などにより1.0%上昇した。結果、基準財政収入額の増が基準財政需要額の増を上回り、単年度では若干の改善が見られたが、3ヶ年平均だと前年度から0.1ポイントの低下となっている。

経常収支比率の分析欄

類似団体を0.3ポイント上回る結果となり、全国平均及び熊本県平均と比較しても硬直的な財政運営となっているが、前年度が2.3ポイントの差であったため、差は縮まっている。歳出において義務的経費である扶助費(特に児童福祉費、心身障害者福祉費)が類似団体と比較して大きく、令和5年度決算においては生活保護費の増も要因として挙げられる。また、地方税が増となったものの、各種交付金及び臨時財政対策債の減が影響し、経常経費充当一般財源が減少したことも要因となった。今後は、令和2年7月豪雨災害からの復興事業の本格化や庁舎建設等の元金償還が発生するため、さらなる事業廃止・縮小等による経常経費の削減に努めていく必要がある。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

前年度と比べ増額となり、類似団体や熊本県平均を上回る結果となった。人件費のわずかな増はあるものの、物件費の増が主な要因となっている。物件費では近年の物価高騰や人件費の増等により、委託料や維持管理における費用が増えている。今後も「第4次定員適正化計画」による人件費の削減と、公共施設の包括管理による維持管理費の削減への取り組みを検討する。

ラスパイレス指数の分析欄

前年度と比べ0.1ポイント低下し、類似団体等と比較しても低い水準にあるため、今後も国等の動向や民間企業等の状況を踏まえながら、適正な運営に努める。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

前年度と比べ0.3ポイント上昇しており、類似団体を上回った。本市としては、「第4次定員適正化計画」(令和2年度~令和9年度)を策定し、定員適正化を図るところであるが、令和2年7月豪雨からの復旧・復興について、マンパワー不足となっており、急激な人員増とならぬよう復旧・復興事業に関連性が低い事業や効果が低い事業については、休止や廃止、縮減など見直しを行い、それにより生じた人員や財源を復旧・復興事業に投入することで、復興体制を確立していく予定であったが、結果として増加となっている。

実質公債費比率の分析欄

災害復旧に係る起債の影響により、元利償還金が増となったが、特定財源についてそれ以上に増となったため、実質公債費比率(単年度)が前年度と比べ1.0%の低下となったが、3カ年平均では0.8ポイント上昇した。類似団体との比較においては、0.5ポイント下回っており、健全な状態であるといえる。今後は、令和2年7月豪雨からの復興事業により地方債の発行が増加することが見込まれることから、事業実施の適正化を図り、健全な財政運営に努めていく。

将来負担比率の分析欄

前年度と比べ6.9ポイント低下し、類似団体を下回る結果となった。災害公営住宅建設事業やくま川鉄道災害復旧事業、一部事務組合負担見込額の増などがあったものの、財政調整基金や減債基金への積み立てや充当可能財源等の増があり、将来負担比率は大きく減少した。今後は、令和2年7月豪雨からの復興事業により地方債の発行が増加することが見込まれることから、事業実施の適正化を図り、健全な財政運営に努めていく。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2023年度)

人件費の分析欄

類似団体を上回る水準で推移していたが、令和4年度から下回り、令和5年度も前年度と比べ0.6ポイント低下した。要因は職員数の減と退職手当の減である。定員適正化計画により適正な人員配置に努めたい。

物件費の分析欄

類似団体と比較して低い水準で推移しているが前年度と比べ1.6ポイント上昇している。物価高騰等により電気料・燃料費の値上げや委託料の増が懸念されていることから、今後もこの水準を維持できるよう、さらなる事業の効率化を図る必要がある。

扶助費の分析欄

類似団体と比較して高い水準にあり、前年度から0.9ポイント上昇している。人口減少(児童数減少)に伴い児童手当、児童扶養手当においては減少したが、公定価格の上昇による保育所運営費の増、サービス利用の増による自立支援給付費の増、生活保護費の増が主な要因である。依然として高い水準ではあるため、単独事業の見直しなど財政健全化と持続可能な社会保障制度に即した適切な施策を展開する必要がある。

その他の分析欄

類似団体と比較して2.5ポイント上回ることとなった。主な要因として、くま川鉄道災害復旧事業に係る貸付金の増のほか、後期高齢者医療特別会計においても増となっており、高齢化社会による医療費の伸びが影響している。工業用地造成事業特別会計については災害復旧工事によるものである。災害復旧に係る貸付金や繰出金は一時的なもののため、災害復旧事業が終了すると、差は縮まると予測している。

補助費等の分析欄

類似団体と比較して高い水準で推移していたが、令和4年度から下回り、令和5年度も3.3ポイント下回った。要因として、一部事務組合負担金や中長期派遣職員負担金の減が挙げられる。今後は一部事務組合の施設の更新や移転といった課題もあり、補助費等においても増の見込みである。引き続き維持管理経費のコスト削減に向けて改善に努める必要がある。

公債費の分析欄

類似団体と比較して低い水準で推移していたが、令和4年度から上回り、令和5年度も0.1ポイント上回った。庁舎建設や災害復旧、くま川鉄道災害復旧に係る県貸付事業の元利償還額が増額しているが、防災行政無線の元利償還が終了したことから、前年度比0.8ポイント低下している。災害復旧事業と市庁舎建設事業(しゅん工借入分)の元金償還が令和7年度から本格化することと、復興事業により地方債の増加が見込まれ、また老朽化した公共施設等の更新も進めていく必要があるため、計画的な公債費の管理を行い、将来世代に過度な負担とならないよう努めていく必要がある。

公債費以外の分析欄

類似団体と比較して高い水準で推移していたが、その差は縮まっている。当市では扶助費における割合がかなり大きくなっており、今後も引き続き、独自加算の事業を見直し、効率性や優先度を判断し、事務事業をさらに見直していく必要がある。

目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2023年度)

性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2023年度)

実質収支比率等に係る経年分析(2023年度)

分析欄

財政調整基金残高については、定年延長や熊本地震に係る計画的な積み立てを行い、前年度と比較すると2.25ポイント上昇した。実質収支については、歳出は災害公営住宅(+25億円)、被災市街地復興推進事業(+3.8億円)、貸付金(+3.5億円)の増、歳入は歳出に伴う国庫補助金や起債による増であり、歳入歳出ともに同程度増額となり2.76ポイント上昇した。実質単年度収支については財政調整基金は増となったが単年度収支が減となったため総じて3.41ポイント低下している。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2023年度)

分析欄

公共用地先行取得事業特別会計においては赤字額が出ているが、一般会計からの買戻しにより会計間の調整を行っているもので、一般会計等全体でみると黒字である。国民健康保険事業、介護保険、後期高齢者医療特別会計においては比率がそれぞれ減少している。これは人口減による被保険者の減によるものだが、被保険者一人当たりの費用は増額しており、今後も医療費・介護給付費抑制のための健診や予防事業などに重点を置く必要がある。

実質公債費比率(分子)の構造(2023年度)

分析欄

元利償還金については災害復旧事業債や県貸付金の影響により増額となっており、それに伴う算入公債費等についても特定財源や災害復旧費等にかかる基準財政需要額が増額となっている。今後令和2年7月豪雨の災害復旧における元利償還の増、復興事業による地方債の発行の増が見込まれることから、事業実施の適正化を図り、公債費を抑制する必要がある。

将来負担比率(分子)の構造(2023年度)

分析欄

災害公営住宅建設事業やくま川鉄道災害復旧資金貸付金事業により地方債の現在高は増額となっている。また、一部事務組合負担等見込額もごみ処理施設延命化改修事業により増となっている。ただし、充当可能基金に積み立てを行ったこと、くま川鉄道災害復旧資金貸付金の返還、災害公営住宅の補助金等の増による充当可能特定歳入の増、基準財政需要額算入見込額における公債費や清掃費等の増により、充当可能財源等が将来負担額の増を上回ったことから将来負担比率の分子は減少している。

基金残高に係る経年分析(2023年度)

基金全体

(増減理由)財政調整基金においては、決算状況による積み立てのほか、定年延長に係る退職手当の平準化を図るため、約半分の0.75億円、また熊本地震復興基金交付金の本市配分額0.4億円を積み立てた。減債基金においては庁舎建設や令和2年7月豪雨災害復旧の公債費の増を考慮し積み立てを行った。その他の基金のうち、人吉応援団基金については寄付金を4.28億円積み立てを行い、3.44億円を取り崩したため、0.84億円の増となった。人吉市庁舎建設等基金については元利償還金へ充当するため0.34億円を取り崩した。基金全体としては5.39億円の増加となった。(今後の方針)財政調整基金においては、定年延長、熊本地震による積み立ては令和6年度に取り崩す予定となっているが、その分を除いた財政調整基金積立額は標準財政規模の5%の目標を達成し、今後の災害や公共施設老朽化に伴う更新等に備えた額は確保することができている。しかしながら、災害復旧事業に係る起債の元利償還が令和7年度から始まることや復興事業の本格化による財源不足により、今後の財政調整基金や減債基金については減を見込んでいる。既存事業の縮小等によりできる限り基金を取り崩さないよう努めていく。

財政調整基金

(増減理由)決算状況により積み立てを行った。(1億円)定年延長に係る退職手当の年度間平準化のために、定年退職手当支給予定額の約半分を積み立てた。(0.75億円)平成28年熊本地震復興基金交付金の本市配分を積み立てた。(0.4億円)(今後の方針)令和5年度の積み立ては、定年延長、熊本地震による積み立てで、1.15億円は令和6年度に取り崩す予定であるため、実質的な基金は8.4億円である。災害等が発生した場合の財源として、一定の額は確保できていると考えているが、中長期でみると、復興事業に多額の一財が必要となる可能性があるため、今後も、決算状況を見ながら、標準財政規模の10%程度を目標に積立を行っていき、またその額を維持していきたいと考えている。

減債基金

(増減理由)決算状況かつ、令和7年度からの公債費増(令和2年7月豪雨の借入、庁舎建設の借入によるもの。)を考慮し積み立てを行った。(2.71億円)(今後の方針)庁舎建設(熊本地震)、令和2年7月豪雨に係る借入の元金償還が始まることから、今後減債基金は減少していくと考える。また、令和4年度から過疎地域となり、過疎対策事業債(充当率100%)により起債額の増=公債費の増も懸念されることから、減少していくと考える。

その他特定目的基金

(基金の使途)・人吉応援団基金:応援団条例にあげる事業へ充当する。・人吉市庁舎建設等基金:市庁舎建設に要する経費へ充当する。・人吉球磨地域交通体系整備基金:鉄道湯前線を第三セクターとして運営する鉄道会社の運営経費へ充当する。・人吉市森林環境整備基金:民有林の適切な管理及び環境保全のための経費へ充当する。・人吉市環境対策基金:生活環境の確保、ごみの減量化及び資源化等の経費へ充当する。(増減理由)・人吉応援団基金:寄付金の積み立てによる増加(4.28億円)、事業費・事務費へ充当するための取り崩しによる減少(3.44億円)・人吉市庁舎建設等基金:元利償還金へ充当するための取り崩しによる減少(0.34億円)・人吉市森林環境整備基金:利子・任意積み立てによる増加(0.1億円)、事業費へ充当するための取り崩しによる減少(0.09億円)(今後の方針)人吉応援団基金については、年度によって増減はあるものの、令和2年7月豪雨からの復旧・復興事業への充当により、中長期的にみると取り崩し額は増加すると思われる。寄付に対する事務費や各事業費への充当のバランスを図りながら、歳入確保に向けて積極的な取り組みを行っていく。人吉市森林環境整備基金については、森林環境譲与税の趣旨とすれば、収入=事業費となることが望ましく、今後は、収入と同程度以上の事業を実施していく必要があることから、将来的には取り崩していく予定である。

公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2023年度)

有形固定資産減価償却率の分析欄

新たな有形固定資産の取得よりも、経年による減価償却の減が小さく、前年度と比較して、0.8%の下降となった。

債務償還比率の分析欄

地方債現在高の増や、組合負担の増により、将来負担額は増となったが、財政調整基金及び減債基金への積立、公営住宅家賃等の充当可能特定歳入の増加、経常一般財源の増加により、債務償還比率は下降している。

分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析

以前は類似団体と比較して将来負担比率が高い水準にあったが、令和2~5年に財政調整基金及び減債基金への積み立てを行ったこと等により、将来負担比率が減少し、類似団体と比較して低い水準になった。しかしながら、令和2年7月豪雨災害に係る復興関連事業における地方債の借入により、今後も地方債残高は増加する見込みである。そのため、「人吉市公用施設等総合管理計画」において、持続可能な財政運営が可能となる施設保有量の実現に向け、施設総量の縮減が目標として掲げられているところであり、今後は個別施設計画に基づき、老朽化した施設の集約化・複合化、計画的な長寿命化に取り組み、有形固定資産である施設等の統廃合を積極的に行うことが重要である。

分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析

実質公債費比率について、R5単年度は7.8で、R4単年度は8.8であるため、1.0ポイント下降している。R4年度から令和2年7月豪雨災害に係る災害復旧事業債の元利償還金が発生しており、公債費は増加しているが、公債費充当特定財源の増、普通交付税の増となったことにより下降となった。今後も令和2年7月豪雨災害に係る復興関連事業における地方債の借入が増加見込みのため、地方債の借入については、事業の必要性や効率性を考慮し抑制を図る必要がある。一方で、令和2年7月豪雨災害関連における地方債発行額の増を見据え、財政調整基金及び減債基金へ積み立てを行ったことで将来負担比率が下降したところであり、今後の財政状況について、慎重に見極める必要があるのは言うまでもないが、単年度で分析をすると一定の評価ができる。

施設類型別ストック情報分析表①(2023年度)

施設類型別ストック情報分析表②(2023年度)

一般会計等、全体、連結資金収支計算書内訳表(2023年度)

資金収支計算書(一般会計等・全体・連結)

一般会計等・全体・連結資金収支計算書内訳表を、業務活動・投資活動・財務活動の会計基準に沿って、最新年度の収入・支出構成として可視化しています。上部の数値は期首資金から期末現金預金残高までのつながりです。

財務書類に関する情報①(2023年度)

財務書類に関する情報②(2023年度)

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,

よくある質問

このページで何が分かりますか?

熊本県人吉市の2023年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。

データの出典はどこですか?

総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。

関連する地方公営企業も見られますか?

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