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地方財政ダッシュボード

熊本県人吉市の財政状況(2021年度)

熊本県人吉市の財政状況について、2021年度の主要指標と分析コメントをまとめて確認できるページです。

人吉市水道事業末端給水事業下水道事業公共下水道

収録データの年度

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概観

人口の推移
歳入・歳出・差引の推移

普通会計の構造(2021年度)

目的別歳出
歳入の内訳
性質別歳出

財政比較分析表(2021年度)

財政力指数の分析欄

ここ数年はほぼ横ばいで推移しており、類似団体と比較しても同程度である。基準財政収入額については、法人事業税交付金の増はあったものの、市町村民税及び固定資産税の減が大きく、前年度比4.5%の減であった。また、基準財政需要額については、補正計数や単位費用の見直し、災害復旧事業債の元金償還が開始したことによる交付税算入等により、3.3%の増であった。結果、基準財政収入額の減が基準財政需要額の増を若干ではあるが上回るかたちとなったため、財政力指数は0.01ポイント悪化した。

経常収支比率の分析欄

類似団体を4.0ポイント上回っており、全国平均及び熊本県平均と比較しても硬直的な財政運営となっている。要因としては、歳出において義務的経費である扶助費(特に児童福祉費、老人福祉費、心身障害者福祉費)、補助費(一部事務組合負担金)が類似団体と比較して大きいためである。令和3年度決算では、普通交付税、地方消費税交付金、法人事業税交付金、地方特例交付金等が総じて増加し、大幅な増収となったことにより、経常収支比率は4.6ポイント改善したが、全国的にみても同じ傾向であるため、楽観視はできない状況である。また、今後令和2年7月豪雨災害からの復興事業が本格化してくため、事務事業見直し等によりさらなる経常経費の削減に努めていく必要がある。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

類似団体や全国平均、熊本県平均と比較すると、大きく上回っている。主な要因として、昨年度と同様であるが、令和2年7月豪雨災害に伴う災害廃棄物処理事業によるものと、新型コロナウイルスワクチン接種事業によるものである。災害廃棄物事業については、令和3年度で終了であるため、今後は、類似団体等と同程度になると予想している。

ラスパイレス指数の分析欄

令和3年度は、前年度と同ポイントで横ばいとなっているが、類似団体等と比較しても低い水準にあるため、今後も国等の動向や民間企業等の状況を踏まえながら、適正な運営に努める。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

前年度からすると、0.13ポイントの増加があり、類似団体を上回った。本市としては、「第4次定員適正化計画」(令和2年度~令和9年度)を策定し、定員適正化を図るところであるが、令和2年7月豪雨からの復旧・復興について、マンパワー不足となっており、急激な人員増とならぬよう復旧・復興事業に関連性が低い事業や効果が低い事業については、休止や廃止、縮減など見直しを行い、それにより生じた人員や財源を復旧・復興事業に投入することで、復興体制を確立していく予定であったが、結果として増加となっている。

実質公債費比率の分析欄

庁舎建設に係る起債の元金償還が始まったこと等で、元利償還金が増となっており、令和3年度の実質公債費比率(単年度)が前年度からすると0.994の増となったことが主な要因で、実質公債比率は0.7の増となっている。しかしながら、類似団体と比較においては、2.6ポイント下回っており、健全な状態であるといえる。今後については、令和2年7月豪雨からの復興事業により地方債の発行が増加することが見込まれることから、事業実施の適正化を図り、行財政健全化計画をさらに進めていく。

将来負担比率の分析欄

類似団体を上回っているものの、前年度より12.6ポイント減少した。令和2年7月豪雨に係る災害復旧事業債等を発行したことに加え、庁舎本体工事しゅん工に係る起債を発行したことにより、将来負担額が増となったものの、財政調整基金への積み立てや基準財政需要額算入見込額の増等により、充当可能財源等の増があり、将来負担比率は減少した。今後は、令和2年7月豪雨からの復興事業により地方債の発行が増加することが見込まれることから、事業実施の適正化を図り、行財政健全化計画をさらに進めていく。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2021年度)

人件費の分析欄

類似団体の平均値を上回る水準で推移している。定員適正化計画を進めているが、令和2年7月豪雨からの復旧・復興に伴い、マンパワーが不足したことから、再任用職員や任期付き職員の採用を行った。急激な人員増とならぬよう復旧・復興事業に関連性が低い事業や効果が低い事業については、休止や廃止、縮減など見直しを行い、それにより生じた人員や財源を復旧・復興事業に投入することで、復興体制を確立していく必要があるが、この傾向は今後もしばらく続くと予想している。

物件費の分析欄

類似団体と比較して低い水準で推移している。物価高騰等により電気料・燃料費の値上げや委託料の増が懸念されていることから、今後もこの水準を維持できるよう、さらなる事務事業の効率化を図る必要がある。

扶助費の分析欄

類似団体と比較して高い水準であるが、令和3年度においては、その差は縮まった。人口減少(児童数減少)による児童手当、児童扶養手当、保育所運営費の減と、新型コロナウイルス感染症による受診控えによって医療扶助の減が主な要因である。依然として高い水準ではあるため、単独事業の見直しなど財政健全化と持続可能な社会保障制度に即した適切な施策を展開する必要がある。

その他の分析欄

類似団体と比較してほぼ同水準で推移していたが、令和2年度が若干上回ることとなり、令和3年度は2.0ポイント上回ることとなった。主な要因として、令和3年度が第8期介護保険事業計画の初年度であったため、介護保険特別会計繰出金の増が顕著であった。また、国民健康保険特別会計、後期高齢者医療特別会計においても増となっている、高齢化社会による医療費・介護給付費の伸びは引き続き深刻な課題であり、医療費・介護給付費抑制のための検診や予防事業に重点を置く必要がある。

補助費等の分析欄

類似団体と比較して高い水準で推移している。要因として、ごみ処理施設の建設や汚泥再生処理センターの建設に伴う地方債償還について、構成自治体負担分のほか交付税算入分を本市が負担しており、一部事務組合負担金の負担割合が大きいことが挙げられる。今後は施設の更新や改修といった課題もあり、補助費等においても高止まりの見込みである。引き続き維持管理経費のコスト削減に向けて改善に努める必要がある。

公債費の分析欄

類似団体と比較しても低い水準で推移しており、構成比で考えると前年度から0.1ポイント減少しているが、庁舎建設事業に係る単独災害復旧事業債の償還が始まったこと、また、臨時財政対策債及び一般単独事業債(特に緊急防災・減災事業債)の増もあり、償還額としては増となっている。今後は市庁舎建設事業や令和2年7月豪雨からの復興事業により地方債の増加が見込まれ、また老朽化した公共施設等の更新も進めていく必要があるため、計画的な公債費の管理を行い、償還額の平準化に努めていく必要がある。

公債費以外の分析欄

類似団体と比較して非常に高い値で推移している。要因となっているのは、扶助費及び補助費等であり、今後も大幅な改善を非常に難しい状況である。扶助費については、自立支援給付費など心身障害者福祉費の伸びは続いているものの、児童関係扶助費が減少しており、総じて今後も微減に転じると予想しているが、単独類似団体と比較すると高水準であるため、独自加算の事業を見直し、効率性や優先度を判断し、事務事業をさらに見直していく必要がある。

目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2021年度)

性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2021年度)

実質収支比率等に係る経年分析(2021年度)

分析欄

歳入・歳出ともに令和2年7月豪雨からの復旧・復興及び新型コロナウイルス感染症対策により、前年度比べて大幅な増加となっており、歳入総額の増加に比べ歳出総額の増加が上回っている。また、前年度が令和2年7月豪雨の発災年度であり、特別交付税の大幅な増などの特殊な要因があった年度であったことも影響し、令和3年度の実質収支額及び実質収支比率は減少となった。実質単年度収支については、前年度が発災年であり、特別交付税等の増などの特殊要因が多く、実質収支の大幅な黒字を繰り越していることから、令和3年度が減となるのは想定されたことである。財政調整基金については、普通交付税再算定による増等により積み立てることができた。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2021年度)

分析欄

各会計ともに赤字額は発生しておらず、適正な財政運営が図られている。しかし、一般会計からの繰出金も多く、特に人口減少・高齢化社会において医療費や介護給付費の伸びは深刻である。今後は、医療費・介護給付費抑制のための健診や予防事業などに重点を置く必要がある。

実質公債費比率(分子)の構造(2021年度)

分析欄

公営企業への繰出金(準元利償還金)について、令和2年度が令和2年7月豪雨災害の影響により増となっていたものが、例年並みとなり、対前年度からすると減少となったが、庁舎建設に係る起債の元金償還が始まったこと等により、元利償還金が増となり、結果全体としては増となった。今後は令和2年7月豪雨災害に係る起債償還等が控えており、実質公債比率は増加する傾向にあると考えているため、財源確保を安易に起債に頼ることなく、事業の優先度等を検討し、適切な起債計画に努めていく。

将来負担比率(分子)の構造(2021年度)

分析欄

令和2年7月豪雨に係る災害復旧事業債等を発行したことに加え、庁舎本体工事しゅん工に係る起債を発行したことにより、将来負担額が増となったものの、財政調整基金への積み立てや基準財政需要額算入見込額の増等による充当可能財源等の増があり、結果減となった。

基金残高に係る経年分析(2021年度)

基金全体

(増減理由)令和3年度は、前年度の発災を教訓とし、有事に備えるべく財政調整基金への積み立てを計画し、剰余金を財源として400,000千円積み立てた。減債基金についても、将来の起債償還に備え、973,816千円積み立てを行った。また、人吉応援団基金については、577,980千円の積み立てを行ったものの。事務費及び事業費充当額として608,816千円取り崩しを行ったため、30,821千円の減となった。基金全体としては前年度より1,351,735千円の増加となった。(今後の方針)令和2年度と同様に、令和3年度も新型コロナウイルス感染症対策や令和2年7月豪雨対応など特殊な要因に対して、国や県から支援いただき、剰余金を財源として財政調整基金や減債基金に積み立てることができ、財政調整基金積立額標準財政規模の5%の目標を達成し、今後の災害や公共施設老朽化に伴う更新等に備えた額は確保することができた。しかしながら、今後本市において、復旧事業と比べると財源の確保が厳しい復興事業(補助裏非適債等)が本格化していくと、財政調整基金を取り崩して予算編成を行わなければならない可能性も否定できないことから、今後は、決算状況と今後の起債償還額を考慮し、財政調整基金に積み立てるか、減債基金に積み立てるか判断していきたい。

財政調整基金

(増減理由)今後の災害等の備えるため、決算状況(剰余金)を踏まえた積立(今後の方針)財政調整基金積立額標準財政規模の5%の目標を達成し、今後の災害や公共施設老朽化に伴う更新等に備えた額は確保することができた。しかしながら、今後本市において、復旧事業と比べると財源の確保が厳しい復興事業(補助裏非適債等)が本格化していくと、財政調整基金を取り崩して予算編成を行わなければならない可能性も否定できないことから、引き続き行財政健全化計画に沿った事業精査等を行い、基金に頼らない予算編成に努めていく。

減債基金

(増減理由)今後の起債償還に備えた積立(今後の方針)令和2年7月豪雨災害に係る災害復旧事業債及び災害対策債等の元金償還が令和5年から始まるため今後減少していくと考える。

その他特定目的基金

(基金の使途)・人吉応援団基金:応援団条例にあげる事業へ充当する。・人吉市庁舎建設等基金:市庁舎建設に要する経費へ充当する。・人吉球磨地域交通体系整備基金:鉄道湯前線を第三セクターとして運営する鉄道会社の運営経費へ充当する。・人吉市森林環境整備基金:民有林の適切な管理及び環境保全のための経費へ充当する。・人吉市環境対策基金:生活環境の確保、ごみの減量化及び資源化等の経費へ充当する。(増減理由)人吉応援団基金ではふるさと納税寄付額により577,995千円積み立てたが、委託料等の事務費への充当及び各事業への充当により608,816千円取り崩したことで、30,821千円の減となった。また、人吉市森林環境整備基金については、交付される森林環境譲与税の事業充当残16,892千円を積み立てることにより増となった。結果、その他の特定目的基金としては、22,101千円の減となっている。(今後の方針)人吉応援団基金では、前年度に引き続き令和2年7月豪雨に対する寄付が多く、寄付額と寄付に対する事務費や事業費への充当費用のバランスを図りながら、積極的な取り組みを行っていく。

公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2021年度)

有形固定資産減価償却率の分析欄

経年による減価償却の減は例年と同様であるが、新市庁舎完成による新たな有形固定資産があったため、前年度と比較して0.8%の減少となった。

債務償還比率の分析欄

財政調整基金及び減債基金に積み立てを行ったため、充当可能財源が増加し、比率が減少している。

分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析

近年は類似団体と比較して将来負担比率が高い水準にあったが、令和2~3年度は財政調整基金及び減債基金への積み立てを行ったこと等により、将来負担比率が減少したため、類似団体に近づいた。しかしながら、今後市庁舎建設事業に伴う地方債の借り入れや令和2年7月豪雨災害関連の地方債借り入れにより地方債残高が増加することから、「人吉市公共施設等総合管理計画」において、持続可能な財政運営が可能となる施設保有量の実現に向け、施設総量の縮減が目標として掲げられているところであり、今後は個別施設計画に基づき、老朽化した施設の集約化・複合化、計画的な長寿命化に取り組み、有形固定資産である施設等の統廃合等を積極的に行うことが重要である。

分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析

実質公債費比率について、令和3単年度では6.5で、令和2単年度は5.5であるため、1.0ポイント上昇している。主な要因として、庁舎建設に係る元利償還金が発生したことによるものである。今後は、令和2年7月豪雨災害関連の地方債借入も多いことから、地方債の借入については、事業の必要性や効率性を考慮し抑制を図る必要がある。一方で、令和2年7月豪雨災害関連により地方債発行額の増を見据えて、財政調整基金や減債基金へ積み立てを行ったため、将来負担比率は下降したところであり、今後の財政状況について、慎重に見極める必要があるのは言うまでもないが、単年度で分析をすると、一定の評価はできると考える。

施設類型別ストック情報分析表①(2021年度)

施設類型別ストック情報分析表②(2021年度)

一般会計等、全体、連結資金収支計算書内訳表(2021年度)

資金収支計算書(一般会計等・全体・連結)

一般会計等・全体・連結資金収支計算書内訳表を、業務活動・投資活動・財務活動の会計基準に沿って、最新年度の収入・支出構成として可視化しています。上部の数値は期首資金から期末現金預金残高までのつながりです。

財務書類に関する情報①(2021年度)

財務書類に関する情報②(2021年度)

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,

よくある質問

このページで何が分かりますか?

熊本県人吉市の2021年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。

データの出典はどこですか?

総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。

関連する地方公営企業も見られますか?

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